長野市の水野美術館で、「THE 新版画 版元・渡邊昭三郎の挑戦」展が開催され、久しぶりに面白そうだったので、出かけてきました。

 

   

チラシの表

 

(展覧会の説明)

「新版画」は、伝統的な浮世絵版画の技術を用い、高い芸術性を意識した新時代の木版画です。これを牽引し世に広めたのが、版元・渡邊庄三郎(わたなべ しょうざぶろう)(1885-1962)です。近代の画家たちのモダンな精神と、それまでにない複雑かつ繊細な摺(す)りの表現は、現代でも国内外の多くの人々を魅了しつづけています。 本展は伊東深水、川瀬巴水(かわせ はすい)らの特に希少な初摺(しょずり)の作品を通して、新版画の魅力を伝えるとともに、庄三郎の挑戦の軌跡を辿ります。

 

(感想など)

久しぶりに水野美術館のヒット展でした。木版画でここまで繊細に表現できるとは、技術的にもすごくて驚きました。また、元になった構図や絵柄が、日本の情緒が溢れているものが多く、川端康成ではありませんが、「美しい日本」という言葉が自然と浮かびました。

 

(チラシの裏や購入した絵はがきに掲載された作品)

本物の作品は、全て渡邊木版美術画舗蔵のものです。今回は、この企画展で水野美術館で観ることができます。

   

   

   

   

以下、絵葉書です。

    

伊東深水〈対鏡〉 大正5年(1916年)

   

川瀬巴水 〈旅みやげ第三集 出雲松江(三日月)〉 大正13年(1924)

   

川瀬巴水 〈東海道風景選集 日本橋(夜明)〉 昭和15年(1940)

 

【水野美術館】

住所:長野県長野市若里6丁目2−20
電話:026-229-6333
ホームページ:水野美術館|MIZUNO MUSEUM OF ART |長野県 (mizuno-museum.jp)

ポスター

門。広い駐車場が横にあり、ここから入場します。

日本庭園

桜をアップで撮影