BPO決定通知の報告(2016.5.16) | 自転車に家族を殺されるということ

自転車に家族を殺されるということ

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2014年1月28日に判決が出て裁判は終わりましたが、私の交通犯罪遺族活動は続いています。

本日、勤務先には申し訳なくもお休みをもらって、
麹町のBPO(放送倫理・番組向上機構)に行ってきました。




フジテレビによるマスコミ被害を受けていた案件で、
1年間にわたった審理の決定通知を受けるためでした。


あいの会のブログには下記報告を上げました。


BPO決定通知の報告(2016.5.16)
http://blog.livedoor.jp/i_nokai0708/archives/48618556.html


念の為、決定通知内容は下記で確認できます。

http://www.bpo.gr.jp/?p=8627&meta_key=2016

http://www.bpo.gr.jp/wordpress/wp-content/themes/codex/pdf/brc/determination/2016/60/dec/k_cx_60.pdf


ただ私個人としても、吐露したい気持ちがあります。
なので自分のブログでも少々書かせてください。


あらためて経緯を振り返ります。


「自転車事故の重大性を訴える再現ドラマの冒頭に、
 事故の悲惨さを伝えるインタビューを撮らせてほしい」


そう説明されて、それならばと取材を受けたところ、
実際の番組を見て、びっくりさせられました。


小学生の当たり屋が自転車にわざとぶつかってきて、
軽傷にも関わらず、加害者とされた一家が、
1,500万円も騙し取られ、家まで売ることになった・・・
という話を、面白おかしく取り上げたドラマでした。


その前ふりに自分のインタビュー映像が使われました。
つまり番組内容を偽って説明してきていたのです。


時間枠を埋めることに必死だったのかもしれません。
でも人としてやってはいけないことです。
遺族を騙して茶化す番組に利用するなど言語道断です。


当然、怒りました。


しかし当時の担当者の言い分は、
「最後に当たり屋が出てくるが当たり屋の話ではない」


「アタマ大丈夫ですか???」
と言いたくなる(実際言った)宇宙人的な主張でした。


その後、細かい部分は長くなるのではしょりますが、
非を認めて、謝罪文をHPに掲載すると言ったと思ったら、
今後は「台本を見せると言って断られたから問題ない」
と全くの作り話(しかも無意味な作り話)をしてきたり、
インタビューとドラマは別だから説明義務なしと言ったり、
二転三転させた支離滅裂な主張を繰り返してきました。


とにかく見苦しい。


みっともない。


そんな悪あがきを1年以上続けた末に迎えた今日の決定。


「名誉を毀損し、名誉感情を侵害したとまでは言えない」
「ただ事前に内容を説明しなかったことは放送倫理上問題あり」
「フジテレビはこの決定趣旨を放送するとともに、
 関係者に情報を周知し、再発防止を徹底しなさい」


この決定内容が通知されました。




今回はあくまで一区切りだと思っています。


もうフジテレビには二度と、
自分のようなマスコミ二次被害者は出してほしくありません。


このことでは決して楽観はしていません。

本当に反省しているか・・・明らかにそうではないからです。


フジテレビが今回の通知内容をきちんと履行していくか、
しっかりと見定めていきたいと思っています。


ですので続報があれば、引き続き報告していきます。