こんにちは、横浜市会議員の東みちよです。 

能登半島地震の被災地の状況を 

日々、知るにつれて考えるのは 

「私たちの防災意識には、 

意外な落とし穴があったのでは?」

 ということです。 

 



写真は先日、Facebookライブでこの件について語った様子。



まず、知っておきたいのは 

大地震の際には

 水、電気が遮断されてしまう 

可能性が高いということ。 

だからこそ、 

 

もしも水・電気のない 

世界に暮らすとしたら? 

 

ということを想定して 

準備しておくことが必要です。 

 

水は飲料水だけじゃないんです、 

朝起きて、トイレで用をすませ、 

歯を磨き、顔を洗ってご飯をつくる 

洗濯もするし、お風呂も入る

赤ちゃんがいたらミルクも作る・・・。 

 

でも防災袋に用意しているのは、 

飲料水くらい....?

実際私もそうでした。


防災ガイドでは備えておくべき水は

一人 3リットル×家族人数×3日分

ということになっていますが

生活用水まで考えると

決して十分とは言えません。

 

 災害時のトイレ 

 

とくに意外な落とし穴、

と思えるのがトイレです。

断水でトイレが使えなくなるというのは

どんなにか、困ることか・・・。

 

これまでの震災ではトイレに困って、 

トイレを我慢するため 

水分補給を控えて体調を崩したという 

女性や高齢者もあったと聞きます。

 

そこで万が一、断水しても

家庭のトイレが使えるように

非常用トイレパックを備えて

おくことをお勧めします。

 

また、横浜市の防災拠点には

非常用トイレとして

マンホールを活用した

下水道直結式仮設トイレ5基、

簡易トイレ便座6基、

家庭用トイレパック5000セット

用意されていますが

使える人数に限りがあると思われます。


赤ちゃんのミルク


粉ミルクは水がないと使えないため

これまで非常用の備蓄として

液体ミルクを要望してきましたが

以前は賞味期限の短さ(半年)から

備蓄できませんでした。

しかし近年改良され

賞味期限が長くなったのに伴い

横浜市でも令和6年度から

備蓄されるようになりました。

 

横浜市の上下水道耐震化

 

なお、横浜市では上下水道の耐震化が

進んでおり、

災害時には防災拠点に設置された

緊急給水栓や、

災害用地下給水タンク等を

利用できます。

 

(地震に強い管に臨時の給水装置を取り付けて給水。おおむね発災4日目以降、 水道職員等が開栓)

 

また電気が遮断されることで

実はマンションや公共施設等の
トイレ、給水も
遮断されてしまいます。
これは近年の台風で
武蔵小杉のタワーマンションが
変電設備の浸水により
大変困った状況となったことは
記憶に新しいかと思います。
 
続編ブログにて
意外な落とし穴
「電気、通信ほか」をお知らせ予定です。
 
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