こんにちは、横浜市会議員の東みちよです。
ブルーカーボンってご存知ですか?
海からCO2を吸収するため、
浅瀬の海藻などを活用する
脱炭素の新しい取組です。
先日はブルーカーボンの実証実験が
行われている釧路港へ視察に行きました。
藻場造成とCO2吸収量の計測など
実証実験が行われています。
これによると年間約 0.53kg/m2
試験区間全体で約 1.9t 程度の
CO2 貯留効果があると試算され、
これは単位面積当たりの吸収量では、
森林の2.4と倍と推計されています。
とくに森林の少ない横浜のような
都市部においては、
海からCO2削減、というのは魅力的です。
ブルーカーボン最前線の取り組みを知り、
脱炭素社会実現に向けて何かできないか?
自民党横浜市会議員有志で視察へ行きました。
今回、実証実験を行なっている
国土交通省北海道開発局の担当者様にご協力頂き
まずは実際の現場を見てみよう、と
調査船「たんちょう」で釧路港の島防波堤へ。
横浜自民党市議有志ー左から東みちよ、山下正人、伏見ゆきえ、黒川まさる、増永純女
漁協とも協議のうえ、漁に影響のない場所で、
藻場の造成が行われています。
造成の土台には、浚渫土が活用され
資源循環によって環境負荷減、
コスト削減をはかることも目的の一つ。
藻場造成には、テトラポッドなど
複数企業による人工ブロックが用いられ
どのような人工ブロックが藻場に最適か?
ということも検証しています。
3600㎡の藻場が管理されていますが、
今後は幅1Kmまで拡大し
藻場を増やしていく計画だそうです。
横浜市でも2014年からブルーカーボンの取組みとして
アマモの育成を八景島シーパラダイスとの連携で
実施してきました。
令和4年度までは独自の
カーボンオフセットも進めてきましたが
現在は普及啓発の子どもイベントが中心であり
少し残念な状況です。
国のクレジット認証にあたっては、
Jブルークレジット(R)を使った
JBE(ジャパンブルーエコノミー技術研究組合)が
CO2吸収量の計測基準を設けて
クレジット認証されるようになりました。
横浜市におけるブルーカーボンの取り組みが
こうした認証制度や
さまざまな事業者の協力を得て
経済的にも持続可能な
脱炭素の仕組みとならないか?
さまざまな議論を進めたいところです。
なお、ブルーカーボンの取り組みは
私も議員になる前から関心を持っていました。
2016年東京海洋大学の刑部真弘教授を座長に
海の研究者等による普及啓発セミナーも開催され
私もお手伝いしながら勉強させて頂きました。
あの、さかなクンも講師として参加していました。
ブルーカーボンセミナーにて、右から座長の東京海洋大学刑部真弘教授、講師の東京大学名誉教授浦環氏、東京海洋大学客員教授さかなクン
あれから7年、
日本におけるブルーカーボンの取り組みは
まだ発展途上ではあるけれど
地球温暖化🌏は待ったなし‼️
海洋国家日本のこれからの取り組みを期待します。
なお、釧路視察の第二弾は
藻場の維持管理を行う漁協さんとの対話です。
漁業の新たな可能性など話しあいました😊
後ほど、アップします♪東みちよ 公式HP https://azuma.tsuru.me