こんにちは。横浜市会議員の東みちよです。

今年度、私は温暖化対策・環境創造・

資源循環委員会に所属し

副委員長を務めておりますが、

先日は委員会視察で関西方面へ。

 

その一つが、神戸市の東灘下水処理場で

行われているSDGsの取り組みです。

 

下水処理場で発生するメタンガスは

温室効果がCO2の28倍!

ともいわれ( ※IPCC第5次評価報告書)

温暖化対策における自治体の課題でもあります。

 
神戸市ではこれを逆手にとって
下水施設を有効利用することで
SDGsを推進しています。
 



図3事業構成
 
消化槽の消化ガスから、ガス発電、水素供給
など行うほか、興味深いのは、
ケーキや酒を造る市内企業から
食品残渣を受け入れて消化槽に加える
バイオマス発電事業、
KOBEグリーン・スイーツプロジェクト です。
 
ケーキのフードロスが電気になるって、
市民の関心を引く取り組みですよね。
 
食品残渣の受け入れは
16.5t/日平均で
消化ガス増加量は60万立方メートル/年を
見込んでいるそうです。
 
横浜市でも、下水処理場における
消化ガス発電事業はすでに実施されています。
鶴見区にある北部汚泥資源化センターでは
1年間の消化ガス発電量は約3,200万kWh、
所内の使用電力の約83%を賄うほど(H27)
なおこの発電電力量は一般家庭の約1万700世帯分!
 
また、生ごみの受け入れ可能性についても
横浜市では過去に検討されています(h30)。
30t/日であれば現施設の機能で
消化ガスを増やすことがわかっています。
 
暮らしの身近なところに
資源がある、
それをしっかり利用する循環型社会が
進められています!
 
なお、横浜市の下水処理場の
温暖化対策について、
私も令和3年特別委員会にて質問しました。