こんにちは。横浜市会議員の東みちよです。

横浜市会 第4回定例会が先日閉会、

私が所属する国際・経済・港湾委員会では

横浜市港湾施設条例の一部改正があり、

とくに議論されたのは

水際での感染症対策の強化です。

 

新型コロナの感染拡大対策として

水際対策が功を奏してきたところですが

文字通りの水際、海からの入港にも

しっかりとした対策が必要です。



横浜港に委員会視察にも行きました
 

条例で感染症拡大防止を

明確化するため

港湾施設の使用許可をしない基準に

「感染拡大のおそれがあるとき」

という文言が追加される予定で

令和4年市会第一回定例会で

議決、4月施行となります。

 

横浜港における水際対策といえば、

思い出されるのは

2019年2月のダイヤモンドプリンセス号の

感染者対応です。

 

ダイヤモンドプリンセス号は英国船籍で

運航は米国、寄港国は日本。しかし

”沿岸国は港湾に対して主権を有し、外国船舶の入港の自由は認められていない。

つまり沿岸国は、外国船舶の入港を認めなければならない法的義務を負うわけではない。
例外は、船舶が海難に遭うまたは荒天などの緊急時、不可抗力の場合である”
(坂元茂樹「ダイヤモンド・プリンセス号事案と日本の役割」海洋政策研究所ニュースレター)

と定められており、
日本の検疫法でも

感染者の入国拒否ができるとしているが

寄港国日本は法的義務によらず
人道的支援の立場から感染症対応にあたり
世界からも評価されたわけです。


委員会で私は、人道的支援、
とくに邦人救護など
さまざまなケースをどう考えるか、
問いましたが、
ダイヤモンドプリンセス号のおかげで
各国籍の船がコロナ患者対応のため
入港要請が増加した事態があり、
今回の条例改正に至ったこと、

また、感染拡大防止を第一にしつつも
柔軟な対応も考慮する、とのことでした。

 


日本の安心、安全のため
横浜港の水際対策、さらに強化されます。