こんにちは、横浜市会議員の東みちよです。

いま、横浜市民の多くの方々から

ワクチン予約がなかなか取れない、

というお叱り、ご意見を頂いております。


昨日は、ご近所のおばあちゃん👵と

お話したところ

娘さんが頑張って予約取ったそうですが

「私なんか、外歩き回るわけじゃないから

今すぐワクチン打ちたいなんて思ってないの」

などと笑ってお話しされていました。


命を守るためには、高齢者の皆さんに

いち早く受けて頂きたい、

と思う一方で、感染拡大を抑えるためには

もしかしたら感染者数の多い年代にも

同時に摂取してもらうことも

必要ではないか、と思うのです。

横浜市では20-50代が多いです。

横浜市HPより。5/10時点


ちょうど今、大学の論文勉強のため

軽量経済学(ゲーム理論)の本を

読み漁っているのですが

チャールズ・マンスキーという人は

限られたワクチン量を最適配分する際に

(アジア型インフルエンザを例に)

子供に集中的に接種し、残りを中年に接種する

とした戦略を取り感染予防策に務めたそうです。


これは内部有効性(接種した人への効果)

だけでなく、外部有効性

(ワクチン接種していない他人への伝染予防)

つまりワクチンによる社会的相互作用の

大きさについても考慮した戦略です。


横浜市においては、この外部有効性と

社会的損失に関しては

まだ目が向けられていないのですが、

この部分については

長期化する感染拡大を防ぐためにも

国で考えて欲しい事柄です。


※参考文献 

マンスキー「データ分析と意思決定論」


余談ですがマンスキーは「命のビザ」、

杉原千畝の発給した日本ビザで逃れた

ユダヤ人難民のお父さんを持つそうです。

一昨年秋、この日本語訳が発行されたのも

偶然のタイミングで、

日本へのよきアドバイスと感じました。



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