こんにちは、横浜市会議員の東みちよです。

先日、横浜市のゴミ問題、

とくにプラスチック問題について

横浜市会の予算委員会で質問しました。

資源循環局の令和3年度予算について

局別審査が行われました。


家庭ゴミとコロナ対策


横浜市では緊急事態宣言以降

家庭ゴミが増量しています。

昨年5月の緊急事態宣言下は

約1割の増加、

今回は家庭の燃えるごみは5%、

プラごみ6%、

ペットボトル10%増とのこと。

収集に当たられる作業員の方々には感謝します。

新型コロナの感染リスクと

隣合わせの収集作業ですが

すでに2月時点で7名の

感染者がいらっしゃり、

心からお見舞い申し上げるとともに

BCP計画もしっかり行い

感染予防に努めることをお願いしました。


海洋汚染対策としてのゴミのポイ捨て防止


鶴見川周辺のポイ捨て

プラスチックごみ問題は

私の関心事でもあり

昨年から地元の方々とゴミ拾い調査

した内容など報告しながら質問しました。


横浜港の海上ゴミは年間約200トン

川から流入するごみも多く

中にはプラスチックごみ、

ペットボトルやプラ容器なども

多くふくまれており

実際に鶴見川沿いをゴミ拾い調査

してみるとたくさんのプラごみが。


ゴミのポイ捨てをしてしまう人たちに

「ゴミは持ち帰りましょう」

と普及啓発するには

どうすればいいのか? 


ゴミ調査から見えてきた

ポイ捨て行動する人たちの

ある傾向から、考えるのは

その人たちに向けて

「ポイ捨てはやめましょう」とか

この場所をきれいにしよう

という行動を意識的に促す手法が

有効ではないかということ。


行動経済学ナッジ理論を

活用した広報を進めるべきでは?

と担当者と話し合いました。



鶴見川沿いにポイ捨てされて

劣化しているペットボトル


タバコの吸い殻や

100円ライターがめちゃ多い。危ないよね。


鶴見川沿いの町内会では

花壇を作り、菜の花いっぱいに!

ここにはゴミが捨てられていませんでした。

これもナッジの好事例です。


これまでG30(ゴミ量30%削減)など

家庭ゴミに関しては市民の力で

達成してきた横浜市ですから

ストップ!ポイ捨て行動も

上手に呼びかけることで

街の美化が保たれるはず。

今後の広報のあり方に期待します。


また鶴見区では、外国人住民が

市内二番目に多く、外国人向け

ゴミ出しの支援策について聞きました。


横浜市では、外国人向けの

多言語版の

ゴミ分別チャットボットを

実証実験し、参加者からは

よい反響を得ているとのこと。



今後の実装に向けて
さらに検討が進められるということです。

地域の町内会長さんも
ゴミ捨て場でゴミ分別がわからない
外国人の方たちに説明するなど
根気よく対話が続けられてきた
地域もあります。
鶴見区は南米系の方々も
多く住んでいます。

余談ですが、
先日、NHKでイッセー尾形さんの
一人芝居が放映されてたのですが、
町内会長さんと日系ブラジル人の方との
ゴミを巡る交流が描かれていて
ホロリとしましたタラー
多文化共生社会において
ゴミは大事な文化の一つだと思います。

またワンウェイプラスチックの削減や
市内事業者か連携した
ペットボトルのリファンドBOX
(ペットボトル容器を持っていくと
マイナポイントがもらえる)
など事業者と連携した
プラごみ抑制、回収策など
今後も進められる予定です!



1 令和3年度予算
2 コロナ禍での家庭ごみ収集
3 外国人への分別啓発
4 食品ロス削減をテーマとした環境教育
5 海洋汚染対策としてのごみのポイ捨て防止
6 プラスチック対策
7 その他


東みちよ 公式HP https://azuma.tsuru.me


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