こんにちは、横浜市会議員の東みちよです。

私たちは、日々、議会において

女性の働き方支援など議論しておりますが

実は灯台下暗し、とでもいいますか

残念なことに議員の議会規則には

いわゆる産休と呼ばれる一定期間の

休業規則もない⁉️ ということを知りました。


先日、有村治子参議院議員の

ご提案による勉強会

「女性の政治参画推進のために

〜女性議員の出産休業の

議会規則明記について」が

女性議員飛躍の会の主催で

自民党本部にて開かれ、

この問題について議論されたのです。


勉強会では同会共同代表の

稲田朋美衆議院議員はじめ

衆参の女性議員の先生たちが参加され

横浜市からは、高橋のりみ女性局長が

自民党政令指定都市のなでしこの会

副会長として参加、私もご一緒しました。



女性議員飛躍の会の勉強会。前列右から永岡桂子先生、稲田朋美先生、有村治子先生、佐藤ゆかり先生、二列目は地方議会から。右から東みちよ、高橋のりみ先生、久坂くにえ先生。



現状では、産休については

これまでの努力により多くの議会で

明文化されてきたものの

(それ以前は出産休業は事故扱いだった)

明文規定のある市区町村議会のうち

94.3%で休業期間の定めがありません。


つまり産休といっても

どれくらい休むかは本人の努力次第?

みたいな空気があるわけです。


横浜市では平成13年から

休業規則に出産事由も明記されましたが

期間は特に定められていません。


労働基準法では産前産後で計14週間の

休業が定められていますが

衆参議員規則にも明文化、

地方議会規則改正も並行して進める?

などの意見交換がなされました。


少子化対策を重要課題として

進める私たちが、

この問題を放置してはいけない、

ということに誰も異論はないはずです。


また出産に限らず、介護についても

女性議員にとっては大きな問題です。


私は、ちょうど先日、

家で介護してきた義父が亡くなりましたが

その日は議会最終日の採決の日で

休まず出席し、議決権を行使しました。


地方自治法により、

議決は出席によるものと定められており

たとえ忌引でも委任状や代理など

認められていません。

欠席すなわち、議決権の放棄

となってしまいます。

「議員定数の半数以上が出席しなければ

会議を開けない」のですから

小さな議会であればなおのこと深刻でしょう。


テレワークが主流の時代、

オンラインで採決に参加できたらいいのに、

とも思い勉強会でも意見しましたが

「出席による議決権」はそもそも

憲法に定められたもので

憲法改正がなければ変えることはできない

。。。という難しい問題なのでした。


さすがに。憲法作られた戦後の時代は

テレワークという生活様式とか

家事労働しながら頑張る女性議員とか

想像してなかっただろーね😅


そういうことも含めて

憲法を見直してみるって必要ですね、

という意見には、同会の共同代表の

稲田朋美衆議院議員や

有村治子参議院議員も

同意してくださいましたが


まずは、女性の政治参画を推進するため

女性議員活躍の環境整備が

必要ということから、

産休の休業期間明記を❣️と

第五次男女共同参画基本計画への

検討が進められるとのことでした。


女性たちに寄り添い、今後の女性の活躍を

後押ししてくださる国会の女性議員の

先生たちの情熱に感謝します❣️

そして私たち地方議会でも

国と連携して、

女性の活躍を応援していきたいです📣




第五次男女共同参画基本計画策定について




東みちよ 公式HP https://azuma.tsuru.me


プロフィールはこちら