こんにちは、横浜市会議員の東みちよです。

先日、福島へ、行ってきました。

いま日本中がかつてない

国難の中にありますが

福島は、大震災という

国難から9年目を迎え

復興の道を歩み続けています。


安達太良山のふもと、二本松市に

国産ワインに挑戦するワイナリーが

あると聞き、見学に行きました。


「みんなでどぶろく飲みながら

立ち止まってもしょうがない、

なんかやるっぺ! と考えた」


震災の前年、2010年に立ち上がった

地元農家のおじさんたち8人の

夢のプロジェクトを振り返り

ワイナリーに参画する葡萄畑の

農家さんが教えてくれました。


葡萄畑の手入れをする農家の武藤さん



二本松は、もともと養蚕業が盛んで

丘陵に桑畑が広がっていたところ

国産生糸の需要が廃れて耕作放棄地と

なっていたそうです。


その畑を何か活用できないか? 

ということから始めたのが葡萄畑でした。

震災による打撃も後押しし

2011年から葡萄の苗が植えられました。


「ワインだったら、若い人たちも

来てくれるっぺ❣️」という狙いも

あったそうです。


畑で主に育てているのは

山ソーヴィニヨンという

山ぶどうとソーヴィニヨンの掛け合わせ品種。

どちらかというと雨など湿気の多い

この土地にあった品種だそうです。


農薬もほとんど使わず

土も長年農薬を使っていない

ところで、育てられています。


ワイナリーは、共同稚蚕飼育所だった場所に

醸造所を整備。

地元の農家の方たちの手で作られています。


後ろにあるのが醸造所。マネージャーの田口さんと。


ワイン醸造の技術は山梨の東夢ワイナリーで

学んだそうですが、東夢は実は

東電のOBらが作った会社で

「本当に俺たちが教えていいのか?」

と自戒を込めて聞かれたそうです。

それでも「いいんだ、教えてくれ」と

飛び込んだ福島農家の方々の熱い想い。


いざ、試飲してみると

この土地の個性、テロワールを

感じさせる滋味に富んだ味わい。

山ぶどう品種のせいか、

まろやかだけど力強い感じは

これまでの国産ワインの常識を

覆すような嬉しさでした。



併設ショップでは試飲もできます

マネージャーさんいわく

今後の課題は畑の作業などの

人手不足とボランティア確保。

周辺には農家民宿もあり

葡萄畑体験をしながら

交流を楽しめるようになっているそう。


私も今度はお手伝いに行きたい❣️


ゼロからスタートした福島は

立ち止まってはいられないのです。


ふくしま農家の夢ワインHP




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