こんにちは、横浜市会議員の東みちよです。
今年度の私の所属委員会である
市民文化観光消防委員会の定例会が
先日開かれました。

さまざまな議論の中でも、
とくに活発に議論されたのが
特別定額給付金に関してです。


横浜市 市民文化観光消防委員会

一人10万円の給付金に関しては
支給の遅れなど多くのご意見を
頂いておりますが、委員会では給付に
時間がかかるのはなぜか❓
を問いました。

7/2 時点で申請件数は165万9千件
入金件数は86万9千件
申請件数の53%、全世帯の47%
が振込済みです。



受付から、3ー4週間で振込とのことで
他の人口100万以上の政令市に比べ
比較的早い方ではあり
休日返上で作業を続ける職員の皆さんには
感謝の意を表したいところです。
しかし本当に必要な方たちにとっては
明日にでも欲しい、という
給付金かもしれません。

時間がかかる要因について、一番は
システムの問題、ということでした。

マイナンバーのオンラインシステムは
国が作ったものですが
給付金申請にあたっては
各自治体が住民基本台帳に基づき
システム構築する必要があり
各自治体がバラバラで
給付金申請のための
システムを開発した経緯があります。

これにより、例えば
振込口座入力一つとっても
エラー入力されてしまう💦
という残念な事態が他自治体で起きているなか
横浜市は独自にエラー修正のシステムを施し
多少、改善はされたものの
それでもシステム上の課題が散見。。。
それを手作業で一つ一つ確認する必要があり
時間がかかってしまっている
という状況がありました。

そもそも、国が支給することが前提の
今回の給付金に関して
各自治体がバラバラで
システムを構築するというのも
支給のスピード感を削ぐ要因と
なっているのではないでしょうか。

横浜市は、この件に関して
全国政令指定都市市長会と一緒に
国への緊急意見書を提出しています。
意見書の主な要望は3つ
1)効率的なオンライン申請システムの構築

2)国による一元的な給付事務の仕組みの構築

3)特別定額給付金事業の総括と地方自治体との対話

※詳細は下記添付資料参考

緊急事態においてはスピード感が大事❗️
ということを皆さんが痛感した
今回の特別定額給付金の経験を
しっかり検証し、
今後に備える必要があります。

誰一人取り残さない、
そのためにもスピード感を後押しする
オンライン行政について
今後もっと議論すべきですね。

ー迅速な給付の実現に向けた指定都市市長会緊急要請