こんにちは、横浜市会議員の東みちよです。
若者の街、スタートアップが集う街
シブヤが気になる!
ということで渋谷区議会へ視察に。
横浜市会の「新たな都市活力推進委員会」
の超党派委員で視察を実施しました。

今回お話を伺ったのは
副区長の澤田伸さん。
広告畑出身の澤田さんは
区政においても
デジタルマーケティング、
クリエイティブの手法を活かし
独自性を発揮しています。

「これからの行政は経済収益を
しっかり考えた経営力が大事!」

そうした明確な主義主張のもと
さまざまな新規プロジェクトや
行政改革を手掛けてきたそう。

新しい渋谷区庁舎は昨年完成しましたが
民間事業者に土地を安く貸す代わりに
商業施設を含む建築物は事業者負担、
「税金ゼロで新庁舎作りました」




また渋谷の中心部にある宮下公園も
三井不動産とのPPP事業として
カフェやスケボーなど楽しめる
新たなパプリックスペース
新宮下公園に生まれ変わり
澤田さんいわく
「NYのハイラインのような緑地に」
今後は民間からの賃借料が
区の収益となるそうです。


(渋谷区 Shin Miyashita park 説明資料より)

いま渋谷区は人口23 万人ほどですが
GoogleやGMO、
Amebaのサイバーエージェントなど
人気のIT 企業がこぞって進出し、
その周りにIT起業家が
どんどん集まりつながる
というエコシステムが
広がっています。

そうした土壌を作り
住みやすさを提供するのも
行政の仕事。
すでに渋谷ではデジタルフレンドリーな
住民サービスが展開されています。

保育園の入園審査はAIに任せ
これまで2週間かかっていたものも
2日で回答できるように。

また小学校では一人一台に
タブレット端末を配給して
一人ひとりの能力に合わせた
学習指導もできる
スマートスクール構想が
2年前から進行中。
すでに教科によっては
成果が出ているそうです。

しかし渋谷区は生徒数8000人台
だからできるという利点も。
横浜市は生徒数が莫大で
予算を考えるとすぐには実行できないなぁ
学校のトイレだってまだ和式なのに。。
ブツブツ。。。

役所内では、誰でも出来る事務作業は
外部委託やデジタル化とし
有能な職員たちは
コミュニティプロデューサーとして
力を発揮してもらう環境を作る。

空き家集合住宅などは
多世代居住型の交流リビングを作り
スタートアップの若い世代が
住みやすい場所を安価で提供、
職住一体の住まいとする。

次から次へと繰り出される
行政改革、新たな政策に
興味津々となりました。

でもこれって渋谷だから、
デジタル世代の多い地域だから
できるともいえますが。

しかし高齢者の多い横浜でも、
介護事業者の事務作業をIT化して
働くひとの負担を減らすとか
一人暮らしの高齢者の
見守りをIoTでサポートするなど
さまざまな取り組みが進みつつあります。

住みやすさ、働きやすさ
のためのデジタル革命は
どんどん進んでいます。
乗り遅れないよう、スピード感を持って
私たちも取り組んでいかなければ!