先日O2センサーを両方とも(2個ね)交換しました。
以前リーンリミット(O2センサーから基準を超えて薄い信号が来ている)、リッチリミット(O2センサーから基準を超えた濃い信号が来ている)両方がダイアグに載っていたので、ホントにその状況かもしれないがセンサーがアホになっている可能性もあるので交換しました。
ところが、試運転をして再度ダイアグを確認するとリーンリミットが両方のバンクから検出されている。
更に先日6,000rpm以上が回らなくなる現象。エアマスセンサーを清掃して治った筈が、
また同じ現象が出ている。
これは一度エアマスセンサーを交換しないと先に進めないな。と判断し交換する事にしました。
996のエアマスセンサー不具合は有名な話しですが、先日の清掃効果で安心していました。
さて、部品の調達ですがネットで調べると下は5,000円〜上は8万円位まであるんですよ。
エアマスセンサーなんてものは互換品がかなりあると言う事ですね。
純正品番は 996-606-123-00です。
(1998年式、3.4Lの前期、スロットルボディはワイヤー式です)
僕はBOSHはあまり好きではないのです。。。
あまり良い印象が無い。。。
かと言ってよく分からないメーカーのものは使いたくない。
そこで調べていると、日本メーカーであるNGKさんのグループNTKさんに互換品がある事が分かりました。
純正品番で検索するとヤフーショッピングで見つかりました。
お値段13,600円+送料750円
形が少し違う。
裏の抵抗も少し違う
取り付け部位の形状及び端子は一緒
取り付けて、バッテリー外して学習値リセットして、アイドリング5分して学習させて試運転。
違いは?
・アイドリングの回転数が650rpmから620rpmあたりまで下がった。
・アイドリング回転数が落ちているのにバラツキが減った
・加速時のエンジンの回り方が燃調が合ってる音になった(僕一応整備士です)
・6,000rpm以上が今まで経験したことが無いくらい鋭い加速をする。
・全体的にパワフルになった。
思った以上にエアマスの補正領域は広いのかもしれないですね。
帰宅後、スキャンツールをOBD2に繋いでダイアグ確認。
異常なしです。
以前少しお話ししましたが、クルマの制御系の不具合は断線、短絡はチェックランプが点きます。
これは概ね0.5V〜4.5Vの領域で管理されていますが0V(短絡)5V(断線)だと故障していると判断します。
ところが0.5V〜4.5Vの間の中でズレた信号を出されるとECUも判断ができないわけです。
これを特性ずれと言います。
エアマスセンサーは構造上特性ずれが起きやすい製品かと思います。
正しい計測値の判断は単体点検するしかないですが、古ければ変えてしまった方が手っ取り早いですね。
整備記録、エアマスセンサー交換。61,169km
まるっきり関係ないですが、クラッチペダルの摺動部がかなり渋くなっています。少し潤滑剤をかけてみたらとても軽くなりました。アクセル、ブレーキも同様でしょう。一回バラしてグリスアップしないとな。かなりめんどくさそうだけど。