僕の996カレラちゃん。

僕の元に来て3回目の車検です。


僕は今までクルマ、バイクの整備を人に頼んだ事はありません😊

全て自分でやります。


それがしたくてプロの整備士になったんだからね。今はもう現役は退いていますが、ゆっくりまったり整備をしていきます。


車検整備をする訳ですが、日頃からちょいちょいメンテナンスしてますので、一般の方のようにまとめて作業はしません。


エンジンオイルは先日交換しました。


エンジン不調は先日直しました。


今回は基本的な点検がメインです。

エンジン周り、足回り、下廻りにオイルや水漏れがないか?ネジは緩んでいないか?ゴム類の亀裂損傷はないか?などを点検します。


しっかり点検整備しますのでリジットラックにかけますよ😊


ポルシェのボディ剛性って凄いでしょ👆


こう言う状態にして車の下に潜り細かく点検&締め付けをしていきます。


何も異常はありませんでした。


そして、クラッチのフルードを交換するのですが、実はこの車買ってから交換した事ない😅

それで、色々と調べながらやります。


まずクラッチフルードのリザーバータンクはどこ?


配管を辿っていくと、ブレーキと共用でした。


クラッチのフルード交換は気をつけなければいけません。ブレーキのように踏みしろがしっかりありませんから、エアーを噛ませてしまうと車種によってはエアーが抜けず地獄をみます。


基本的にはクラッチを踏まない状態であれば、リザーバータンク〜クラッチマスター〜クラッチレリーズまでは大気圧なので、この状態で加圧するか、レリーズ側からバキュームするか?です。


僕はこんなのを持っています。

バキュームタイプですね。

加圧式の方が好きなんですが高いんですよね。


因みにこの工具はエアーコンプレッサーが無いと使えませんよ。


これを使ってフルード交換します。

写真が撮れなかったので、こんな本から。



これがクラッチレリーズ。ミッションの左の上側に付いてます。


11mmのスパナでこんな感じで抜きます。

ところがですね、上手く抜けてこないんです。

更にクラッチペダルをちょっと触ったら勝手にペダルが沈み込んでいく。

一瞬パニックになりました。


冷静に考える。

これ、恐らくどっかにチェックバルブが付いている。なんでかわかんないけど。それで負圧になった配管がペダルを引っ張った。


恐る恐るクラッチペダルを引っ張って、もう一度踏んでみたら正常。❓❓❓


もう一度車の下に潜ってバキュームしたら沢山フルードが出てきました。

良かった。

そして当然4輪共ブレーキフルードを入れ替える。


ある程度バキュームで吸って、最後は奥様にお願いしてブレーキペダルを踏んでもらって加圧でエアー抜きで完了

因みにブレーキフルードは僕はトヨタのDOT4。

僕は油脂はほとんどトヨタ純正を使います。


そして、最後に冷却水交換。


この車の冷却水量は22リットル。

ドレンから抜いても1/3程度しかぬけませんが、ちょいちょい変えてるのでその分で済ませました。

と言うのもこの車のエア抜きマジでキツい😅

なので工具も用意してあります。

負圧にして冷却水を吸わせます。


冷却水もトヨタ。


これだけではエアーは抜けないのでサーモスタットが開弁するまで温度を上げます。

水は膨張しますからね。こんな感じにします。


まだこれでも抜けないので3日位走っては補充を繰り返します。



備忘録

61,030キロ


これでユーザー車検行って来ます。