昨日の続きです。

 

バースデイランチを楽しむため

もはや異国の地と化した京都に久しぶりにやって来た

夫婦2人。

 

 

鴨川だどー

 

 

お店を決めたのは彼なので

道中乗り継ぎも道案内も全てお任せしたところ、

大阪から乗る電車の時点で

やっぱりよくわかっておりませんでした。

普段こういったことは

私が全て調べてお膳立てする係です。

 

いいの、それぞれ

得手不得手があるからね。

・・・でも一度、エスコートされてみたい、

いやそんなスマートなもんじゃなくていい、

一度でいいからのんきに安心して

ぼーっと気を抜いてウキウキだけして

あとをついて歩いてみたい、

そして素敵な場所に連れてってみてほしい。

 

・・・すみません、ないものねだりが過ぎました。

 

最寄り駅に到着。

予約していなかったので

(パニック発作もちあるある?

 予約が未だに苦手なのは、

 ドタキャン率があまりにも高かった暗い過去があり

 あちこちに迷惑をかけるのが

 気まず過ぎて嫌で仕方ないから)

ひとまずお店に電話。

すると、シェフが腕を怪我されて料理ができず

この日はセカンドで修行されている方が

初めておひとりで作られるのだとか!

ですから料理をお出しするのに

普段より時間がかかってしまうのですが、

とお店の方。

 

そういうシチュエーション、

俄然応援するタイプです。

夫(張り切った様子で)「全然構いません」

そうなんや、初めてかあ、

一生懸命頑張って作られるんだろうなあ!

いやー楽しみが増してきた!!

 

必要もない気合いをみなぎらせながら電話を終え、地図を調べると

ここから現地まで2キロ以上はありそうなことが判明。

この日の照りつける太陽と高温、

食べる前に体力を使い切っては

また食事に出掛けて痩せて帰るはめになる。

おまけに今日は、若きシェフ初めてのパスタを

しっかりいただかねばいけないし。

私「タクシー乗ろうか」

ということで久しぶりにタクシーに乗りました。

 

タクシーはすぐつかまりました。

運転手さんはとても陽気な方で、

車を走らせながらいろいろとおしゃべりしてくださり

「ここ、紫式部のお墓があるんですよ」

へえー!

 

あたりを見回してみると

学生時代、近所に住んでいたところでした。

ぜーんぜん知らなかった・・・

当時の私は、毎日どんなご飯を作るかということと

リーズナブルなスーパーと美味しいパン屋を巡ることしか

考えていなかった気がする。

 

大河ドラマの影響で、

宇治もたいそう人気のようで

中村藤吉伊藤久右衛門辻利

老舗の有名どころのお茶屋さん情報に、

(中村藤吉といえば

 大人の苦味に驚いたお茶のゼリイ)

(伊藤久右衛門は

 この時期、紫陽花パフェが目玉だそう!

 綺麗だなあ)

(子どもの頃は、抹茶パフェといえば

 辻利だった)

初めて聞いたお話だったのですが

三星園(さんせいえん)というお茶屋さんに

海外からお婿入りして、

TV番組で紹介されたことまで

いろいろと教えてくださいました。

 

 

 

 

スイスの方なんだって!

 

 

ほんのわずかな車の旅が

とても楽しく、

暑さにへこたれそうになっていたのをコロッと忘れて

気分まで爽快に。

 

接客って本当に大切ですね。

その間の時間も、

その後の時間も

人のその日をがらりと変えてしまうんだもの。

 

でも、接客してくださるのも

自分と同じ人間だから

サービスしてもらって当然、ではなくて

お互い気持ち良い関係を作ろうという

客側の配慮も必要だと思う。

 

もちろん、どちらの側にも

いろんな人がいるから・・

自分が苦しくなるほど

気を使う必要はないですけれど。

 

 

 

おやつをもらうため、猫の接客中

 

そうこうしているうちに

あっという間にお店へ到着しました。

イタリアの国旗が楽しいね!

 

次回へ続きます。