母が1月11日に亡くなり
母の菩提を弔う為に
浅草寺様の写経会に入会して
観音経を一巻納めた後、
夫の母が8月8日に亡くなったので
今度は夫の母の菩提を弔う為に
観音経をもう一巻
写経して納めました。
奉納した観音経の供養会が
10月29日にある事は
ずっと前から決まっていましたが、
11月から茶道の新しい社中に
入門する事になったところ
なんと、
稽古初日が写経供養会と同じ、
今日になったのです

そんな訳で、
午前は新しい社中で
茶道再開、
午後は浅草寺様で
写経供養会と、
今日は、
重要な行事が目白押しの
忙しい1日でした❗️



https://www.senso-ji.jp/annual_event/17.html




自分の大切な人を
写経供養会の様子は
撮影禁止なので、
ホームページより
写真をお借りしました。




観音経百万巻の奉納を
昭和38年に発願してから、
現在までに約80万巻が
奉納されたそうです。
その中に私の写経も
入っていると思うと、
この上なく嬉しかったです🎵

僧侶の方々が
散華を撒く様子は
荘厳で美しく、
浅草寺幼稚園の園児が扮する
お稚児様達が
順番に供物を捧げる様子は、
非常に愛らしかったです❤

ふるさとのお寺の本堂の
改修落慶法要があった時、
子供の私は妹達と
お稚児様になった事があるので
余計懐かしかったです🎵

先日婦人会でいただいた輪袈裟を
身につけて、
婦人会でいただいた観音経を
皆さんと一緒にお唱えしていたら、
「ママもお母さんも
本当の本当に
亡くなってしまったんだなぁ…」と
急に悲しくなって、
涙が出てしまいました

第28世貫主様でいらっしゃる
田中昭徳大僧正が
供養会の導師を
勤めて下さったのですが、
お年を召した貫主様が
袈裟をお召しになって
読経する様子が、
同じく大僧正だった
私の祖父にも、
晩年のお茶の先生にも
とても良く似ていて、
またまた涙が
出てしまいました

次々失っても、
それでも前を向いて
生きていかないと
いけないのが、
それが歳を取るって
いうことなんだなぁ…。
ずっと祖父母や父母や
師匠の後ろ姿を見ながら、
甘えて後ろをついていけば
いいと思っていたのに、
気づけばいつの間にか
自分が一番前に
立っていて、
誰も相談する人も
甘える人もいなくて、
それでもみんなを
今度は自分が引っ張っていかないと
いけないんだな…。
観音経を唱えていたら
亡くした大切な人達の顔が
次々と浮かんで、
悲しくて
涙があとからあとから
出たけれど、
瞼の裏に浮かぶ顔は
みんな笑って
見守ってくれて
いるみたいだから、
心細いけれど
なんとかやってみるから
応援してねと、
心の中で思いました。