漁師料理かなやさんで
ランチを堪能した私達は、

房総半島を南下して
館山方面へと
向かいましたリムジン後ろリムジン前


実は、
私は本当はこのあと
鋸山を登って、
日本大仏のおわす日本寺様に
行きたかったのです。


けれど、
こどもの日だったからか
海と山とに挟まれた
細い一本道は
とっても混んでいて、

渋滞をノロノロと
走っているうちに
鋸山への入り口を
間違えて
通り過ぎてしまいました!!ガーン


Uターンも難しいので、

仕方なく私達は
2番目に行きたかった場所へ
向かう事にしました。


後で色々調べたら
鋸山はもんのすごく広大で、
お寺内を全部回ると
1日がかりになる所でした。


この日は立ち寄らなくて
かえって良かったのです。


危なかったチューアセアセ


鋸山には
夫が千葉にいる間に
また房総半島に来て
必ず登ります❗️グープンプン


私達が次に向かったのは
坂東三十三観音札所の
那古寺様です❤ニコニコ


実は、
カーナビを設定する時
どうしても那古寺さんが
出て来なかったのですショボーン


スマホのグーグルナビで
なんとか辿り着いたのですが、
行ってみてやっと
その理由がわかりました。


一生懸命「なこでら」で
探してましたが、
正しくは
「なごじ」でした❗️笑い泣き


夫と「どおりで〜」
「だからか〜泣き笑い」と
爆笑しました。


こういうちょっとした
勘違いや失敗は、
旅のいい思い出に
なりますね🎵爆笑


今も思い出すとほっこりして
楽しいです❤照れ


わかったのですけれど、

那古寺様は33番札所で
坂東三十三観音の
結願寺でした❗️びっくり


私はなぜか旅行中に
たまたま結願寺ばかり
訪れてしまっているのです。


秩父三十四観音霊場の
日沢山水潜寺様も
武蔵野三十三観音霊場の
天王山八王寺様も
先にお詣りしてしまいました。


結願の時には
もう一度行かないと
いけない訳ですが、

二重にご仏縁を結べるのだわと
その度にとても有り難く
思っています❤おねがい


下の写真にある
山の麓の本坊は、
道から見ると
かなり奥にありました。


手前に駐車場があったものの
那古寺様の駐車場でいいのか
自信がなくて、
私達は通り過ぎてしまいました。


結局、
那古寺様の駐車場だ❗️と思って
私達が停めた駐車場は、

那古寺様の境内にある
日枝神社様の駐車場でした。


元は神仏混淆だったから
那古寺様も日枝神社様も
同じ境内にあるので
間違いとは言えないけれど、

日枝神社様への階段を上って
境内に入ってはじめて、
裏参道から来た事に
私達は気づきましたびっくり


次回訪れる時は
本坊前の駐車場に停めて
表参道を通れるように、
下の写真を貼りますてへぺろアセアセ



裏参道から来た私達は
日枝神社様の鳥居を潜り抜けて
境内に入ったので、
まず日枝神社様から
お参りしました。


その後
本来の参道から
入り直そう❗️と言って
境内をいったん通り抜けてから、

あらためて仁王門を
一礼して潜りました。





わぁ〜❗️
すごくカッコいい…ラブ



はじめましてのご挨拶をして、
どうかこれからも
那古寺様をお守り下さいと
お祈りしました。



御本尊様は
厨子の中に入っていて
拝見出来ず、

観音堂では
御前立の金色の観音様を
拝観する事が出来ましたおねがい


仁王門の所には
たくさんの貴重な写真とともに
詳しいお寺の解説があり、

大変ご親切なお寺だなぁ、
有り難いなぁ…と思いました照れ


観音堂内は撮影禁止でしたけれど
ホームページにも
たくさんの貴重な写真が
紹介されていて、

そこでも御本尊様を
じっくり拝見出来ましたおねがい
素晴らしかったです❤


ホームページよりも
この説明書きの方が
はるかに詳しいので、
よろしければ拡大して
ご覧くださいませ😌










境内は山の上にあるので
どこからでも
綺麗な海が見渡せました。

手水です。


よく晴れて
とても暑い日でした❗️晴れ




多宝塔が
素晴らしかったです❗️おねがい



中は拝見できませんでしたが、
それでも素晴らしかったです。


阿弥陀堂も
拝観は出来ませんでした。


大黒堂は
すぐ横でがけ崩れがあったようで
工事中になっており、
残念ながら周囲が立入禁止で
お詣り出来ませんでしたが、
次回訪れる時の参考の為に
下の写真を貼ります。




驚いたことに、
日枝神社様へ向かう参道の途中には
お閼伽井がありましたびっくり


ご神仏に供える水や火は
私達が使う水や火とは別して
本来は
厳しく分けるものです。


一般のお宅や
お閼伽井のない神社仏閣では
そうもいきませんけれど、

朝一番に汲んだお水を
ご神仏に供えたり
炊きたてのご飯をまず最初に
お仏壇に供えたりするのは、
その習慣と同じかと
思います。


今もお閼伽井がある
日枝神社様と那古寺様は
本来の古い姿と格式を保っている
凄い所なのだわ❗️と
感動しましたおねがい


表参道を通っていたら
お閼伽井は
拝見出来ませんでした。


裏参道を通ったお陰で
那古寺様に来られて
日枝神社様にもお参り出来て
さらにお閼伽井も拝見出来て、
本当に良かったなぁ…と
感激しましたキラキラ




下矢印ここでお閼伽井が
守られています。


下矢印日枝神社様と
那古寺様へ向かう
階段(裏参道)です。


これは何なのか
よくわかりませんでした。


境内からの眺めです❗️ラブ


下の写真のように
立入禁止の奥に
磨崖仏や大黒堂があったので、
入れませんでした。



階段を上り切ると
境内の裏鬼門、
立入禁止のすぐ横に
日枝神社様がありました。


どのお社にも被害がなくて
良かったです。


私は日頃
日枝神社様を信奉して
御札をお祀りしていますから
ここでお会い出来て
嬉しかったです🎵おねがい


那古寺様は
今は真言宗智山派ですけれど
元は天台宗だったのかしらね…。



観音堂が本堂です。

ご真言をお唱えして
しっかりとご挨拶して、

どうか千葉を、
関東を、日本を
これからもお守り下さいと
祈念しました。



先ほども書いた通り
本堂内は撮影禁止なのですが
実は、
太い格子がある為に
内陣も外陣も
御前立の観音様さえも、
肉眼でもあまりよく
拝見出来ませんでした。


よくある事で仕方ありませんが
那古寺様のホームページでは
見えなかった部分を
ご親切に拝観させて下さって
本当に有り難いです❤おねがい










とても気持ち良くて
いつまでもいたくなるような
那古寺様です。


長谷寺様みたい…❤照れ



この後、
裏山に上れると
案内書きがあったので
登ってみました。



上ってみたら、
低い山だけれど
木々がみんな
モリモリぐるぐるしていて
すごく明るいけど
同時に鬱蒼としていて、
エネルギーがすごかったです❗️びっくり



行基様は
こういうエネルギーが
わかる方だったんだなぁ…。



夫が横道にそれて
奥の立て札の前で
立ち止まっているので、

「登らないの?キョロキョロ」と
声をかけると、

「ここに、
紫式部のお墓があるよ。」と
夫が言いました。


足元の立て札を見て
「本当だ❗️ガーン」ということで
私も奥に行ってみました。



頂上に行く途中の中腹に
小さめの広場というか
急にパアッと
ひらけたスペースがあり、

元は修行僧か尼か
どなたかのお住まいが
あったのだろうな…と
感じました。


そこもとんでもなく
気持ちがいい場所で、

なんて言うのでしょうね…。

木の精がたくさん
住んでいるような、

山と森と水と
自然の神様が
いらっしゃるような、

だからそうっとしておいて
いつまでも
冒してはいけないような、

なんだか涙が出ちゃいそうな
そんなものすごく
素敵な場所でしたおねがい



今、
「光る君へ」という大河ドラマが
NHKでやっていまして、
夫と毎週欠かさず観ています。


私は実は源氏物語が
座右の書なのです。


紫式部さんは宮仕えを通じて
色々な権謀術策や
悲哀の交々を垣間見、

平安時代の身分制度にも
男性優位社会にも
深く静かに絶望していた方だと
いつも感じます。


だって、
スポンサーの道長公や
やんごとなき男性が気づかない
ギリギリのラインで、

光源氏を
ほめそやしているように見せながら
その実、
ものすごく痛烈に
徹底的にこきおろしてますよね?えー


このあてこすりや皮肉の
二重構造は
女性でないとわからない
独特の言い回しなのですけれど、

皇女や元中宮でさえ
塵のように扱われる世で
仮に男性の不興をかったら
どんな目に遭わされるか
わからないというのに、

気づかれないよう絶妙に
ギリギリの所を攻めている紫式部が
本当に凄いな〜と
いつも感心するのです。


当時の女房達からすると
こんなにも恐ろしく
こんなにも面白い仕掛けも
ない訳で、

それはもう楽しくて
続きが読みたくて、
仕方なかったでしょうね。


宇治十帖あたりになると
おそらく娘が片付いて
後顧の憂いがなくなったらしく、

どんどん男性の酷薄さと
周囲のよるべなさ、
女性の生き辛さが
筆致に凄みを増して来て、

紫式部さん自身は諦観の果てに
最後は出家したのだろうと
感じていました。


だから、
紫式部さんが漂泊の旅の果てに
この気持ち良い場所に
もしも辿り着いていて、

ここで自然に囲まれて
安らかに最期を迎えたのなら、

そんなに幸せな事はなかったな、
良かったなぁ…と
思いましたえーん


私は紫式部さんに
大河ドラマの事をお伝えして、

あなたは別に
書きたいものを書いただけで
こんなに人に読まれるとも
有名になりたいとも
思っていなかったかも
しれないけれど、

あなたのお陰で私は
みんな同じなんだって
救われました。


本当にありがとうございます❗️


ここにいらっしゃれて
良かったですね❤と
お話しました。




鋸山に登っていたら
多分ここには
来られませんでした。


思いがけず、
那古寺様に来る事が出来て
観音様に千葉と日本の平和を
祈る事が出来たし、

こんな気持ち良い場所に来られて
紫式部さんのお墓にも
お詣りする事が出来て、
本当に良かったです❗️照れ





地面に玉砂利の跡があって
かつてはあたりは
整えられていたんだな…と
思いました。


でも私は、
こっちの方がいいなと
思いました。




さらに上って、
頂上に着きました❗️爆笑



わあ〜、
最高だ〜!!ラブ





頂上のテーブルに
和泉式部さんの歌が
貼ってありました。



紫式部さんの歌もあった❤



那古山、
先を急ぐので
巡りませんでしたが
低い山なので本当は
巡りたかったです❗️



和泉式部さんと
小式部内侍さんの供養塚が
頂上にありましたびっくり


ここに奥の院があったなら
わかるけれど、

どなたかがお住まいになった
雰囲気はないので、

ここで亡くなった訳では
ないかなぁ…。



和泉式部さんの娘さんの歌も
ありました。


和泉式部さんも、
行方もわからない旅へ
出てしまったのね…。



しばらく風に吹かれながら
海を眺めてから、
戻りました。





鳥が気持ち良く
鳴いていました。




この後

納経帳をいただく時、


結願証をいただいている方が

何人かいらっしゃいました。



私もいつかまたここへ来て

絶対に結願証をいただくぞ❗️と

思いました❤ニコニコ



那古寺様に

初参詣出来ました事に、

心から感謝いたします。



あっ、

今日7月20日は

那古観音の

祭礼の日でした!!びっくり