7月14日の午後

掃除道具と

市のゴミ袋を持って、


近くに住む夫の妹夫婦が

夫の実家に

来てくれましたニコニコ



夫の妹は

3回目の結婚で

やっと良い伴侶に恵まれ、


今はとっても

幸せそうにしていますおねがい



旦那様そっくりの

4人目の息子君は

小学4年生になりました。



彼のお父様は75歳ながら

現役の大工さんで、

今も現場をバリバリに

取り仕切っているそうです。



彼は宮藤官九郎さんに似ている

本当に優しい人で、


お父様と一緒に

仕事をしていますが

「自分は大六ですから」と

いつも言います。



どうも、

一人前の大工ではないという

意味のようです。



妹の夫は早速

窓から外が見えないほど

ボウボウに茂っている庭を

剪定しに行ってくれました。



夫の母は草花が大好きで

植えすぎなくらい

ギュウギュウにたくさんの木を

植えていましたが、


毎日せっせと

草むしりと剪定をして

綺麗に庭を整えていました。



今年は体調が悪く

全く庭に入ることが

出来ていなかったようですショボーン



1階のサンルームの鉢植えは

どれもカリカリになって

デンマークカクタスや蘭が

枯れそうになっていました。



挿し木や挿し芽をして

増やすのも大好きでしたが

何かわからない

たくさんのそれらは

どれも既に枯れていて、


大分前から

水やりが出来ていなかった

ようでした。



夫の妹と私は

ギチギチに詰まった

冷蔵庫の中身を

「うわぁー!!ガーン」と

時々声を挙げながら、

片っ端から捨てていきました。



腐ってドロドロに溶けて

元が何かわからなくなり

冷蔵庫のトレイに固まって

張り付いていたものもあれば、


20年前の賞味期限のものが

出て来たりして、


私の母の時と

同じだなぁ…と

感じました真顔



冷蔵庫や食品庫など

ストックの在庫管理が

うまく出来なくなったら、


それは親の老化が進んで

一人暮らしに限界が来ている

前兆なのだと

つくづく思いますが、


自分の親とはいえ

人の家の冷蔵庫や引き出しなんて

開けて見ませんし、


片付いていないなキョロキョロ

薄々気づいてはいても、


親が元々片付け下手だと

そうした光景も

子供は見慣れているので


こうなっていても

なかなか気づけません…ショボーン



途中、

夫の妹が

「ウエェーッ!!」と叫んで

玄関の外に何かを持って行き

ジャブジャブ洗っていました。



根菜類入れの

ジャガイモとタマネギが

全部腐っていたそうです。



異臭と大量の小バエの発生源が

これでやっとわかりました。



私達は

軽トラいっぱい分くらいのゴミを

大きなゴミ袋で捨てました。



私はほぼ1年前

在宅介護に通っていた時、


まだ元気だった母に

ぶうぶう文句を言いながら

怒りながら、


同じように掃除しまくり

ものを捨てまくっていたなぁ…と

思い出して、


デジャヴのような感覚に

クラクラしました。



あの時の母は

まるで敵から隠れようとしている

フクロウのように、


車椅子の上で済まなそうに

バツが悪そうに

小さくなっていたっけ…。



私達の大掃除は

傍から見たら大変そうで

悲惨な状況なのかも

しれないけれど、


私はふいに母の

小さい子供のようだった

あの時の様子を

思い出しました。



あのひとときは

実はものすごく

幸せだったのだと

急にあの頃が

懐かしくて

たまらなくなりましたが、


私は顔の汗をぬぐうように

涙を拭き拭き

黙って手を動かして、


ひたすら片付けを

みんなと続けました。



続きます。