昨日の朝

夫の妹とラインで

掃除の打ち合わせをする時、


妹は

まだ家族が

誰も起きていないので、


起きてきたら

みんなにご飯を食べさせてから

◯ちゃん(妹の夫)と一緒に

ゴミ袋と洗剤を持って

来てくれると言いました。



だから私は午前中は

1階と2階のお風呂場を

徹底的に掃除しました。



朝から

午前中いっぱい

かかりました。



夫の実家は

東北大学の元教授が

息子夫婦と住んでいた

二世帯住宅を、


元教授が高齢になり

そこで暮らせなくなった為に

売りに出した家を

買い取ったものです。



山の上の住宅地にある

広くてお洒落な家ですが

高台に建っているので

玄関までの階段は

何段もあります。



坂の途中にある為

前の道には傾斜があって

駐車場は入れにくく、


室内は段差が多く

天井が高い上に

雪が降ると坂道は凍り、

バスが止まるのです。



なるほど、


これは歳を取ったら

日頃の買い物や通院

電球の取り替えや

掃除さえ難しい家だから、


両親の終の棲家には

なれないのではないか?

最初に帰省して

その家を見た時から、


夫と私は

心配でしたショボーン



私と夫は

バスが通らずスーパーが遠い

一人暮らしの

夫の祖母の家に、


夫の祖父が亡くなった後

電車とタクシーを乗り継いで

祖母の具合が悪くなるまで

通っていた事があり、


買い物や通院に

苦労した体験があったので

不安でした。



案の定、


私はお風呂場で

埃で真っ黒に汚れたブラインドを

ヒイヒイ言いながら

1枚1枚雑巾で拭い、


虫が窓枠に溜まった

カビだらけの窓や

壁を磨いて、


段差を解消する為に置いた

特別製のドロドロのスノコを

洗い上げました。



長年溜まった汚れと埃は

こびりついて固まっていて、

力を入れないと

取れませんでした。



スポンジとタワシが

摩耗して全部

駄目になりましたが、


天井のカビは

柄の長いブラシを伸ばしても

届かなかったので、

天井は諦めました。



タイルの目地はセメントで

カビ取り洗剤でいくら磨いても

黒は白にならなかったので

そこも諦めました。



空になった大量の

シャンプーやリンスのボトルや

謎にたくさんある汚れた小物は

全部捨てました。



やっぱり、歳を取った時

自分で定期的に

メンテナンス出来ない

家は、

買っては駄目だと

つくづく思いました。



お金はあるのだから

業者さんを入れれば

良かったのに…とも

思いましたが、


プロでも人に見られるのは

嫌だったのかも

しれません。



夫の両親は1階と2階で

離れて暮らしていて、


夫の父は1階、

夫の母は2階で

棲み分けていました。



仲が悪いという訳では

ないのですが、


夫の父は夫の母に

何もかも任せきりで

頼りきりなので

夫の母に子供のように

甘えていて、


1日に何回も何回も

「愛してる❤」

「大好き❤」と

無邪気に声をかけては、

ニコニコしていました。



夫の母の方は

何を言っても聞こえない

愛してると言うだけで

何もしてくれる事はない

父のお世話が

ほとほと嫌になっていたらしく、


食事を出す以外母は

1階に行く事はなく、


夫の母は食事も2階に運んで

別々に食べていたのだと

夫の父から今回、

はじめて聞かされました。



近くに住む夫の妹も

そんな事は

知らなかったそうです。



夫の母はここ何年か

私達が泊まる事を

嫌がったので、

専ら私達は

旅行に誘っていました。



両親を迎えに行く為に

夫の実家に立ち寄っても

水場には入れなかったので

本当に久しぶりに

分け入る事が出来た、

夫の実家でした。



私は2階のお風呂場を

掃除しようとして

ある事に気づき、

夫に声をかけました。



続きます。