上のブログを読み返すと
私達が旅行に連れて行く事を
母が実はものすごく
喜んでいたんだなぁ〜と
あらためて感じます
もっと面と向かって褒めたり
喜んでくれたら
良かったのになぁと
思うけれど、
私の母って
そういう不器用な
人だったんですよね…。
私は母を
反面教師としているので、
夫や息子達のことを
すぐに言葉にして褒めたり、
ありがとうと言ったりするように
しています❗
ひなびた秘湯のお宿も
好きだけれど、
松屋さんは
お風呂もお湯も
すごくいいし
館内も綺麗で素敵だし、
何より室数が多くないから
人にあまり会わないし、
間違いなく人におすすめ出来る
本当に良いお宿だと
思いました❗
夜中、1人でお風呂に
入りに行きました。
夜は星しか見えない
まさに真の暗闇というお宿が
多い中、
松屋さんは
渓流がライトアップされていて
外が真っ暗闇では
ありませんでした。
真の暗闇も
ライトアップされた暗闇も
私はどちらも
好きだけれど、
真の暗闇は
写真撮影が出来ないので
珍しいから
外を撮影してみました。
朝になったら
また雪がチラチラと
降っていました❗
お宿の方が入口を
雪かきして下さっていました。
大正〜昭和に活躍された
浮世絵版画家の川瀬巴水さんが
塩原温泉に逗留して
満寿家の旅館主から
支援も受けていたそうです。
川瀬巴水さんは
塩原三部作という連作を
発表しているそうで、
館内には松屋さんがある
福渡(ふくわた)の版画が
飾られていました。
また、
糸井哲夫さんとおっしゃる
益子焼の作家さんで
益子陶器市のポスターなども手がけた
版画家でもある方が、
松屋さんを
定宿にしていたそうで
たくさんの絵葉書が
展示されていました
「10年くらい前までは
よく来られていたお客様」としか
わからないと
言われてしまいました
このブログを書くにあたり
自分で調べてみたら
糸井哲夫さんという方だと
わかりました。
もう亡くなられていらっしゃると
思うのですが
今も版画が高値で
取引されていらっしゃる
有名な方でした。
絵葉書の文面から
お客様とお宿の方が
山椒煮をお届けしたりして
深く交流されていたのだと
感動したので
お尋ねしたのですが、
おそらく先代の
女将さんなのでしょうね。
糸井哲夫さんの名前や
松屋さんとの繋がりを
館内で紹介して下さると、
宿泊された方の
益子焼への興味にも繋がるし、
お客様を大切にして下さる
松屋さんへの愛着も
より高まるのではないかと
感じました。
それにしても
歌といい絵といい
素晴らしい絵葉書です❗
別邸六花という
露天風呂つきの別館が
どうもあるようで、
だから人に会わないのか❗と
ここで初めて
気づきました
お雛様が
飾られています❤
食事会場は
夜も朝も個室でした。
浴衣は自由に
選び放題でした。
図書室です。
朝のロビーです。
エレベーター前の広場には
各階に造花だけれど
花が飾られています。
お部屋の版画は
どなたのお作か
わかりませんでしたが、
素敵ですね🎵
雪もよいの
寒空でしたが
だんだん晴れて来ました❗
あぁ、
良かった❤
夜中も早朝も
朝食を食べてからも、
チェックアウトギリギリまで
何度も温泉に入りました。
お部屋の洗面所です。
リピも大いにありうる
本当に良いお宿でした❗
松屋さんのお陰で
横綱柏戸さんや
川瀬巴水さんや
糸井哲夫さんのことを
知る事が出来た事に、
感謝いたします。
父も母も私達も、
人ってみんな
いつかは亡くなってしまうのです。
亡くなった人の記憶を
誰もが忘れてしまった時が
本当にその人が
この世から消えてしまう時だと
思うし、
だからこそ私は
亡くなった人の記憶を
忘れずに大切にしたいし、
ここに書き留めておきたいと
いつも思っています。
お彼岸のお中日に
夫と無事にお墓参りが出来て、
母との大切な記憶が残る
塩原温泉に宿泊出来て
母を偲ぶ事が出来た事に
感謝いたします。