(ご注意❗)
これから書く話には
摘便の話が出ますうんち


まるで高校生のように見える
初対面の
とても若くて綺麗で
可愛らしい看護師さんと一緒に、

私と妹は
母のエンゼルケアを
行いましたニコニコ


エンゼルケアとは
亡くなった方の腐敗を遅らせ
体液等の漏出を防ぐ為に
主に医療者が
行う処置ですが、

もちろん家族も
行う事が出来ます。


https://saitama.sagamitenrei.com/column/funeral/dead_makeup/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_term=&utm_content=0801_DSA&utm_campaign=%E3%80%90ACE%E3%80%91G%E6%A4%9C%E7%B4%A2_08_DSA&utm_device=m&utm_matchtype=&utm_creative=698972222330&gad_source=1&gclid=CjwKCAjwx-CyBhAqEiwAeOcTdb5CZ93s_k_N1CgUz4_VKRM8QUBgssvnapynTqKp8ccALxgkJGoOBhoC3Q0QAvD_BwE



私達の場合は
エンゼルケアをした事で
亡くなった母への
感謝の気持ちが
一層深まったし、

遺された私達が
母が亡くなった事を
納得する事が出来、

心を落ち着かせる効果が
ありました。


機会があればぜひ
看護師さんとご一緒に
エンゼルケアを
ご自分達でなさる事を
おすすめいたします。


まず、
看護師さんと私達は
ゴム手袋をしてから、

母の酸素吸入チューブと
尿道カテーテルを
外しました。


次に、
母の開いたままの口を
体が硬直する前に
閉じる為、
入れ歯を嵌めました。


(その前に看護師さんは
アルコールティッシュで
口腔内を消毒してくれました)


開いたまま亡くなった口は
なかなか閉じませんでしたが、

枕の角度を調節したりして
何とか閉じてくれました。


それから私達は
アルコールティッシュで
全身を拭き清めました。


続いて、私は
看護師さんに丸めてもらった
脱脂綿を、
鼻の穴と耳の穴に
詰めました。


特に鼻はかなり奥まで
たくさん詰めるので
驚きましたびっくりアセアセ


私は次に
肛門に脱脂綿を
詰めようとして、

母の腸内に大量の便が
入ったままなのに
気がつきましたガーン


母はがんが脳に転移した為
11月に緩和ケア病棟に
入院した時からずっと、

自力で排便と排尿を行う事が
出来なくなっていました。


だから11月からは
尿道カテーテルを入れて
排尿していたし、

定期的に看護師さんに
摘便をしてもらっていました。


母は7日から
食べ物が飲み込めなくなり
ずっと絶食状態だったのに、

こんなに大量の便が
入ったままということは、

誰も何日も摘便を
してくれていなかったと
いうことになりますショボーン


私達は後から
ナーシングホームの
母の記録を調べましたが、

オムツ替えの記録はあっても
摘便の事は記録がなく、

いつから摘便をしていなかったかは
結局わからず終いでした。


実は7日くらいから
母の部屋には
便臭が漂っていて、

どうしてなんだろうと
ずっと思っていましたが
やっとその理由が
わかったのです。


オムツ替えの時は
看護師さんや
介護ヘルパーさんから
(羞恥心の関係から❔)
毎回部屋の外に出るように
言われていたので
見ていなかったけれど、

私達は摘便は
適切に行われているものとばかり
思い込んでいました。


腸壁を傷つける恐れがあるので
摘便は介護ヘルパーさんは
してはならない事に
なっています。


摘便は看護師さんしか
行えない処置です。


(チーフ看護師さんは
入所者さんへの処置は
基本行っていませんでした)


母は下半身が麻痺していて
気持ち悪いという感覚が
なかっただろうけれど、

どうして亡くなるまで
誰もホームの看護師さんは
摘便をしてくれて
いなかったのだろう…、

そして私達はどうして
便臭を感じた時に
気づいてあげられなかったのだろう…と
悲しかったです悲しい


看護師さんはここで
母の大量の便を
指で掻き出してくれました。


体が硬直する前の母は
肛門が弛緩していて
まるでセーターの袖のように
広がっていました。


それでも、
掻き出すのは本当に
大変な事でした。


私の子供よりも
若くあどけない看護師さんが
一生懸命掻き出した便を
紙オムツの上に取るのを
お手伝いしながら、

なんて大変なお仕事なんだと
私は本当に
頭が下がりました悲しい


娘の私達が
今まで気づかなかった事を
反省こそすれ、

摘便がされていなかったと
看護師さんに文句を言う気には
なりませんでした。


母に、
今まで気づかなくてごめんね、と
私は謝りました。


全部掻き出した腸の中を
私はアルコールティッシュで
綺麗に拭きました。


亡くなった人は
穴という穴から
体液が漏れてしまうそうで、

看護師さんから渡されるまま
それこそびっくりするほど
たくさんの脱脂綿を、
私は母の腸に
ギュウギュウに詰めました。


体を綺麗にした後
私は母に死化粧を
施す事にしました。


いつも母にしていたように
顔にクリームを塗ってあげて、

私の手持ちの
アイブローマスカラと
ファンデーションと口紅を
塗ってあげると、

なんと、
若い時のスマートで
美人だった母が
蘇ったのです❗びっくり


「ママ、綺麗だね…おねがい
「美人さんになったね❤」と
私と妹は
2人で母の事を
褒めそやしました。


看護師さんも
「お母さま、
綺麗ですね❤」と
言ってくれました🎵ニコニコ


子供の頃、
いつも母の事を見て
「なんて綺麗なんだろう…。

私も大人になったら
ママみたいになれたらいいなぁ」と
ずっと思っていました。


私は大人になっても
若い頃の母ほどは
スマートにも美人にも
なれなかったけれど、

若く華やかだった頃の
母の顔で
最期に母を
送り出してあげられて、

私は心から
満足しました照れ


私達は看護師さんに
「本当に、
ありがとうございました。」と
丁寧に何度も
お礼を申し上げました。


この母の体が
私達を産んでくれて、

お風呂に入れてくれて
オムツを替えてくれて
おっぱいをあげてくれて
抱っこしてくれて
おんぶしてくれて
頬ずりしてくれて
手を繋いでくれて
服を着せてくれて
ご飯を食べさせてくれて
あやしてくれて
絵本を読んでくれて
歌ってくれて、

私達をここまで
育て上げてくれました。


ママ、

ママが私に
してくれたほどの事は
親孝行出来なかったけれど、

最期の最期に
たくさんママと過ごせて
たくさんママとハグして
たくさんお話して
ご飯を食べさせて
オムツも替えて
体を綺麗にして
お化粧も綺麗にして、
良かった。


私のこの世に
たった1人のママ、
お母さん、

これで本当に
お別れなんだね。


愛してる。


大好きだよ。


いつまでも
忘れないからね。


ありがとう、
さようなら。