1月9日〜12日までは

妹の仕事が忙しい為

4日連続で私が

母の所に行く予定でした。



ところが10日は

9日の夜

私の話を聞いた妹が

いてもたってもいられなくなり、


突然ナーシングホームの

母の部屋に

やって来たのですびっくり



そして、

「仕事は前倒しで

ほぼ終わらせたから、


後はみんなにお願いして

明日もお姉ちゃんと一緒に

ママと過ごすよ。



今日は、

本当はK子(妹の元親友で

K子の求めに応じて

妹の会社に正社員として雇ったが

色々あって今はお互いに

冷たい関係)の誕生会を

会社のみんなで

する予定だったけど、


とてもじゃないけど

お祝いする気分になんて

なれないから、


昨日◯ちゃんに頼んで

私の分だけ

キャンセルしてもらった。」と

言いました。



そこで私達は

夜まで一緒に

母の部屋にいました。



と言っても、

特にする事は

ありませんでした。



2人で会ったのは

お正月以来でした。



お正月もゆっくりと

話せた訳ではなく、

介護期間中もほぼ

電話かラインでの

やり取りだけでした。



私達は10日は1日中

母の部屋でゆっくりと

おしゃべりして

過ごしました。



母は1日中残念ながら

水分さえも摂れずに、

ずっとクウクウと

寝ていました。



「●ちゃん

(妹の亡くなった前の夫で

甥っ子の父親)の喪服を

◎(甥っ子)に着せようとしたら、


ズボンが長すぎて

慌てて裾上げしたんだけど、

三千円もしたんだよ❗ガーン



ママが元気だったら

こんなのすぐに

やってもらえたのに、


ママがいなくなったら

これからはいちいち

人に頼むしかないんだな〜って

悲しくなっちゃったよショボーン



「えっ、

◯子んち、

ミシンないの❔キョロキョロ



「ない…ショボーン

今まで全部ママに

やってもらってたから…。」



「そんなの、

ママのミシンもらって、

自分でやりなよキョロキョロ



「私がそんなの、

今さらやると思う❔えー」などと

極めて他愛ない

普段通りのおしゃべりをして、

1日過ごしました。



最近私達は

泣いてばかりいたし、


家事と母の看取りと

葬儀の為の色んな準備で

毎日目が回るほど

忙しかったのです。



9日にO先生から

母の余命について

「あと1週間くらい」と

言われた私達は、


手分けして

姪っ子(上の妹の長女)や

いとこのTくん

(母の長兄の長男で

母の実家のお寺の住職)や

いとこのAちゃん

(Tくんの姉でお寺に嫁いでおり、

15日のどんど焼きが終わったら

お見舞いに来る予定だった)や

Hさん(母の一番の友達)など

各方面に急いで連絡して

慌ただしくしていました。



けれど、

なんだかこの日は

久しぶりに屈託なく、


色んなことを笑って話しながら

2人で1日のんびりと

穏やかに過ごせました。



そうして2人で

お互いの会社の事や

家の事やあれこれを

笑いながら話していると、


なんだか母が

元気だった頃のように、


私と妹がいつものように

2人でおしゃべりするのを

母が料理を作りながら

楽しそうに嬉しそうに

時々相槌を打って

聞いてくれているように

感じました。



妹が「ねぇ、ママ、

私達の話、

聞こえてるかな❔」と

言ったので、


「きっと、

聞こえてると思う。」と

私は答えました。



「聞いてくれてるなら

良かった。」と

妹が言ったので、


「うん。

そうだね。」と

私も言いました。



「ママ、

私達がこれからも

ずっと仲良しだから、


きっと安心して

くれてるよね照れ」と

妹が言ったので、


「うん。

それだけは絶対

安心してくれてると思う照れ」と

私は答えました。



話しながら妹と私は

下にリンクを貼った

ブログの記事を一緒に読んで、


時々母の様子を見ては

下顎呼吸をしていないか

脈拍は正常か、


血中酸素は大丈夫かを

確認しました。

下矢印


https://note.com/mainstream_tosh/n/n7d41b3970a4d


2人で話していたら

気持ちがなんとなく

落ち着いて来ました。



「これまでは

なんてことない事で

今までママにしょっちゅう

電話してたのに、


もう2度と

ママと話せなくなるのは

すごく悲しいし

苦しいけど、


ママと話したいなーと

思った時は、


これからは私、

◯子に話すよ。」と

私は妹に言いました。



「わかった。


私もこれからは

そうする。」と

妹は言いました。



「こんなにわかり合える

妹を産んでくれて、

ママに本当に

感謝だな。」と

私が言うと、


「私もお姉ちゃんがいて

本当に良かった。」と

妹が言いました。



「おーい、ママ、

聞こえてますかー。



私達を産んでくれて

ありがとうねー。」



「(笑)

ママ、産んでくれて

本当にありがとうー。」



「ママ、

大好きだよー。」



「これからもずっと

大好きだよー。」



そんな風に、


私達は母の家に遊びに来て

昼寝する母に

声をかけるみたいに、


こんこんと眠る母に

時々声をかけながら、


お茶を淹れたり

お弁当をコンビニで買ってきて

一緒に食べたりして

のんびり過ごしました。



お互いの負担を減らす為

介護をしている時はずっと

私と妹は交替で母のところに

通っていたのですが、


私が母の家に行くと

これまでと同じ調子で

母はすぐに妹に

電話をかけてしまい、


「お姉ちゃん来たから

◯子も一緒に

ご飯食べようよ」と

つい誘うので、


その度妹から断られて

怒られていました。



母はきっと10日は

久しぶりに私達が揃って

存分におしゃべりするのを

ちゃんと全部

聞いてくれていて、


心の中で笑って

喜んでくれていたと

思います。