午後1時に

私と妹がエレベーターで

ナーシングホームの4階

(最上階)に向かうと、


そこはちょっとした

ホールのように

なっていました。



テーブルと椅子が並んでおり

キッチンや電子レンジ

ウォータースタンドがある他、


リハビリに使う為の道具が

まるでジムのように

ずらりと並んでいて、


明るい空間が

広がっていましたびっくり



4階は普段は

利用者の食堂として

使われる他、


見学者が

説明を受けたり

利用者が契約するなどの

打ち合わせに使われたり、


リハビリしたり

毎月のイベント会場としても

使われるなど、


多目的に利用する為の

空間でした。



母が入所したナーシングホームは

私達はこれまで名前を

知りませんでしたが、


医療法人が経営する

末期がんと認知症および、

重い精神疾患がある方専門の

施設でした。



都内には既に

数多くの施設を持っていて、


妹と母の住む県には

昨年秋に建ったばかりで

出来立てホヤホヤでしたびっくり



ちなみに、


母の火葬式を行った

妹の家にも

母のアパートにも近い

小さな森の家さんも、


同じく昨年秋に建ったばかりで

ほんとにピカピカでしたびっくり



ナーシングホームの需要も

葬祭場の需要も、

それだけ激増していると

いうことですね…真顔



ご家族を介護されている方は

ご存知かと思いますが、


介護にあたっては

ケアマネさんと利用者の間で

必ず計画書を作成し、


それに沿って

介護サービスを行います。



母を自宅で介護していた時も

計画書を作成していただき

介護事業所さんと

契約を取り交わしましたが、


今回は母の居宅が

自宅からナーシングホームに

変更したので、


妹と母が住む市の

隣の市に、

介護事業所も

ケアマネさんも

変更しました。



だから居宅サービス計画書も

あらためて作成しました。



これから母がお世話になる

ナーシングホームの所長さんは

私達と同世代の男性でした。



ケアマネさんは

40代くらいの女性で、


30代くらいの

チーフ看護師の男性の

Kさんも同席しました。



その後所長さんには

お会いする事も

電話でお話する事も

ありませんでした。



ケアマネさんはその後

お会いする事こそ

なかったものの、


母が亡くなる前も

亡くなってからも

度々電話で相談したり

各方面に連携や

手配をしていただいたりと

大変お世話になりました。



そして、

チーフ看護師のKさんには

最初から最期まで、

終始言い尽くせないほど

お世話になりました。



特に母が亡くなった日は

私達の恩人と言っても

差し支えないほどの事を、

Kさんは

してくださいました。



Kさんには

いくらお礼を申し上げても

きりがないほどです。



この時は私と妹は

後々そんな事になるとは

露知らず、


はじめましてのご挨拶の後

5人で打ち合わせを行い、


今後の方針に同意した上で

ナーシングホームとの契約を

締結しました。



居宅サービス計画としては

まず本人(母)の希望は

「穏やかに過ごしたい」、


家族(私と妹)の希望は

「自宅のように

過ごしてほしい」、


介護の課題は

「在宅生活維持の為に

身の回りの事や掃除や洗濯、

転倒防止や立ち上がりなど

生活全般に支援補助が必要」で

全員の認識が

一致しました。



ケアマネさんが提示した

援助方針としては、


「ご本人の気持ちを尊重しながら

今の生活スタイルを維持しつつ

各事業所と連携を図ります。


定期的な訪問診療で

主治医と連携を図ります。


ご本人の体調に留意しながら

楽しんで生活出来るよう

支援します。


災害時は施設が対応し、

緊急時は主治医に

連携します。」

というもので、


私と妹はこれに

同意しました。



そして

サービス頻度としては、


訪問診療は

前からお世話になっていた

O先生が週に1日、


訪問薬局は

ホームが提携するT薬局が

月2回の処方箋発行時、


訪問看護は

◯◯ナーシングホーム内に

設置されている

◯◯看護ステーションが

夜中と午前と午後の

毎日6時間おきに1日3回、


訪問介護は

同じく◯◯ナーシングホーム内に

設置されている

◯◯介護ステーションが

朝と晩の

毎日6時間おきに1日2回、


訪問入浴は

◯◯介護ステーションが

週2回、


母の個室(=母の自宅)に

訪問して

医療と看護と介護を行う事を

申し合わせました。



*実際は、

居宅サービス計画書には

それぞれのサービス内容が

事細かに記載されていますが、

ここでは省きます。



さらにすべてのサービス内容を

ナーシングホームから

具体的に説明を受け、


全員が同意した上で

契約書に私と妹は署名と

捺印をしました。



今まで

介護事業所や訪問診療等と

契約してきた妹は、


「毎回あちこち読んだり

1時間はかかるから、

契約は疲れるよ…ショボーン」と

私にあらかじめ

教えてくれていましたが、


この日はなんと

契約締結が終了すると

午後3時過ぎていて、


たっぷり2時間

かかりましたガーン



母の生活にかかわる事ですから

色んなものを

真剣に聞いたり

しっかり読んだりして、

疲れました〜泣き笑い



何かあったら

ナースコールを押して

看護師さんを呼んでねと

私達は母に

話してありましたので、


契約している間

特に母の事は

心配する事はなく、

私達は母の個室に

戻りました。



続きます。