ナーシングホームを
見学した後、
翌日の面会を取る為に
ナースステーションの入口で
妹がノートに母の名前を
書いていると、
緩和ケア病棟の看護師さんから
「見学してみて
いかがでしたか」と
尋ねられたそうです。
「母が退院した後は
Aの施設への入居を
検討しています」と
妹は答えました。
すると看護師さんは
「それでは、
退院時期については
こちらでも相談して
またあらためてご連絡します」と
仰ったそうです。
そして早くも
その日のうちに
緩和ケア病棟から妹に
電話がかかってきて、
「12月22日に
退院では
いかがでしょうか❔」と
尋ねられたのです
実は、
私達は元日だけ
母に自宅で過ごしてもらおうと
既に一時帰宅を゙
申し込んでいて、
私も妹も子供の行事や
クリスマスなど
年末年始は色々予定があって
忙しかったので、
お正月休みが終わってから
退院については
あらためて相談しようと
考えていました。
それなのに、
緩和ケア病棟から
次の目処がついたのならと
急に退院の打診を
受けた訳です
22日というと
あと3日しかなく、
焦った妹は
「どうしよう❔
どうしたらいいと思う❔」と
私に電話をかけて来ました。
入居したいと思っている
ナーシングホームに
問い合わせると、
今は空きがあるから
入居はいつでもいいと
言っていただけました。
その時、
クリスマスは
簡単なイベントがあるとも
教えていただきました。
「クリスマスイベントは
ママは人見知りだから
多分参加しないって
言うと思うけど、
22日に入居すれば
15分と言わず、
クリスマスは個室で
みんなでずっと一緒に
過ごせるんだよね❔
緩和ケア病棟にいても
お医者さんの診察は
全然受けてなくて
ただ寝てるだけだし、
24時間看護師さんと
介護ヘルパーさんが
いてくれて
訪問診療も受けられるなら、
もうお正月前に
入居しても
いいかもしれないね。」と
私は答えました。
「そうだよね。
その方が
いいかもしれない。」と
話が決まり、
妹は緩和ケア病棟に
返事をして、
突然緩和ケア病棟の退院と
ナーシングホームへの入所が
決まりました。
続きます。