ナーシングホームの候補は
妹夫婦が2箇所とも
見学に行ってくれましたニコニコ


どちらの施設も
私が東京から車で行くのに
かかる時間はそんなに
変わらないので、

どこにするかの選択は
主たる介護者の妹に
一任しました。


妹は
実際に見学するまでは、

妹の家から
車だと15分、
電車だと妹の最寄り駅から
徒歩20分もかかる
Aよりも、

車だと30分だけど
電車では駅から徒歩5分の
Bがいいと
話していました。


Bならば
姪っ子や甥っ子が
電車で面会に
行きやすいからです。


けれども、

両方の施設を見学して
帰って来た妹は、

「Bの方が大きくて
人もたくさんいたんだけど、

働いてる人が
みんなすごく淡々としてて
なんか、

静かっていうか
沈んでるっていうか…。


なんとなく
活気がない感じだった。


Aはまだ出来たばかりで
小さいんだけど、

施設長が元気があって
イベントとか行事が
毎月あるし、

職員の人が大きい声で
みんな挨拶してくれて、

なんか、
活気があって
明るい感じがした。


あと、最初は
子供が放課後に
1人で電車で来られる方が
いいかなと思ったけど、

やっぱり、
毎日の事だから
私が車で通うには、
Aの方が便利だと思った。


それに、
よく考えたら
もしも誰かが電車で来たら、
車で駅に迎えに行けば
いいんだもんね。」と
言いました。


「じゃあ、Aだね。

なんとなくでも、
直感で
いいと感じた気持ちを
信じていいと思うよ。」と
私も答えて、

母が退院した後の
受け入れ先は、
これでやっと決まりました。


ちなみに、
食事はどちらも
そこで作るのではなく、
外注だと
いうことでしたが、

ナーシングホームは
緩和ケア病棟と違って
差し入れも出来るし
一緒に食事も
出来るので、

もしも食事が美味しくなかったら
何か作って持って行けばいいねと
意見が一致しました。


早速母に報告すると、

母は意外にも、

私達に少ししか
会えないのを苦にして
まだ帰らないでと言ったり
さみしがっていたのに、

急に息が出来なくなったり
胸が苦しくなったりした時に
すぐ来てもらえないと
心配だから
どこにも行きたくない、

うちにも帰らなくていいから
緩和ケア病棟に
このままいたいと
言ったのでしたびっくり


ちょっと前まで
母はあんなに家に
戻りたがっていたのに、

今の母にとっては
家に帰れない悲しさや
私達と会えないさみしさよりも、

具合が悪くなった時に
誰も呼べず、
苦しい思いをする方が
より心配で
不安なのだなぁ…と
わかりました。


ここ最近の母は
薬のせいなのか
症状が進んだせいなのか、

日中は
ウトウトしている事が多く、

さみしい、
会いたいという
気持ちよりも、

体調不良のしんどさや
不安な気持ちの方が
強くなっていたようです。


そこで私達は、

緩和ケア病棟は
ベッドが14床しかなく、

残念ながら
おばあちゃんがホスピスに
入った時とは違って
もっと急を要する状態の人が
入院する場所に
なっていること、


ママは骨折したから
あの時は緩和ケア病棟に
入院出来たけれど、

あれから1か月たって
今はもう状態が
落ち着いているので、

もっと具合の悪い人の為に
ベッドを空けてあげないと
いけないのだと
説明しました。


(実際は、

緩和ケア病棟からは
「もうこちらでは
何も出来ないので
退院して下さい」とまでは
ハッキリ言われませんでしたが、

説明を要約すれば
「◯◯さんは
これ以上入院しても
回復の見込みはないので、

できれば退院してくれると
有り難い」
という意味の事を
丁重に言われました)


また、
今度の施設は
看護師さんも介護ヘルパーさんも
24時間常駐していて
何かあっても
呼んだらすぐ来てくれるし、

何より24時間
人数も時間も制限なく
いつでも誰でも面会出来て、

個室だから
一緒に部屋で食事が出来るし
泊まり込みも
外出や外泊も出来るのだと
説明しました。


母は私達の説明に
「仕方ないね…。
あんた達に任せるわ。」と言って、

納得は出来ないものの、
退院して施設に行く事を
受け入れてくれました。


★緩和ケア病棟からは
「退院は強制出来ない」と
言われる一方、

「毎年、年末年始は
入院が増える」とも
言われました。


おそらくですが、

クリスマスやお正月は
レスパイト入院や
緊急入院が増える可能性が
高いので、

緩和ケア病棟としては
年末年始に備えて
ベッドに余裕を
持たせたかったのだと
感じました。


でも、これは
強制ではないので、

もしも母か
私達のどちらかが
退院したくないと
強くゴネていたら、

退院しないで済んだかな❔と
思う節もありました。


ただ、結果的に
私達は退院して
ものすごく良かったので、

この時退院を促されて
ナーシングホームを
探してもらえたのは
今考えても
本当に有り難かったです。


続きます。