父が亡くなった
30年以上前や、

祖母を看取った
20年以上前は、

亡くなるまで同じ状態のまま
病院なりホスピスなりに
1か月以上入院する事が
出来たのですが、

今の健康保険制度は
そのようには
なっていないようです。




入院して2週間たつと
診療報酬が下がり
入院して1か月たつと
さらに診療報酬が
下がる仕組みについては、

このブログを書くにあたり
私もあちこち調べてみました。


介護をしている時は
やる事がありすぎて、
私はこんなふうにゆっくり
調べる事が
出来ませんでした。


下のリンクが
とても詳しくわかりやすいので
親の介護や看護に
直面されている方や
これから直面されるであろう
年老いた親御さんが
いらっしゃる方は、
どうかぜひ
下記をお読み下さい。




私達は父や祖母の時の
経験から、

このままずっと母は
緩和ケア病棟に
いられるものだとばかり
思っていたのですが、

そして母は
ここからきっと
良くなる事はけしてなく、
悪くなる事が
明白だったのですが、

1か月をめどに
緩和ケア病棟から
退院しなくてはならないと
私達は総合病院から
言われました。


母が入院した
緩和ケア病棟がある
地元の総合病院は、

母のケアマネさんが
勤務している介護事業所の
提携病院で、

ケアマネさんから紹介された
訪問診療のO先生が
提携している病院です。


そして訪問看護師さんも
その総合病院の
看護師さんです。


そもそも、
母が地元の整形外科で
精密検査をするよう言われ
紹介状をもらった時に
その総合病院の整形外科を
選んだのも、

そこが家から一番近く
地元で一番大きい
病院だからです。


緩和ケア病棟も
ケアマネさんが勤務する
介護事業所が提携しているので
スムーズに救急車を
受け入れてくれましたし、
だからそのまま
入院も出来ました。


けれど、
緩和ケア病棟と
謳ってはいても
亡くなるまでいられる場所では
なかったのでした。


私達は
退院した後は
母をどうしたらいいのか、
さんざん相談しました。


2人とも下の世話は
母が紙オムツになっても
元々在宅介護で
やるつもりでいたけれど、

尿道カテーテルや
摘便などの
排泄処理を行うのは
無理だということに
意見が一致しました。


それに、
たとえ私達が24時間
在宅介護をしていても、

母が息が苦しいと訴えたり
食べ物や飲み物が
喉に詰まったり
胸が苦しいと訴えるような
いざという時、

看護師さんや
お医者さんを呼んでも
間に合わないということで、
意見が一致しました。


祖母は病院のホスピスで
24時間いつでも
医療が受けられる状態でした。


さらに24時間
家族が誰かしら付き添って
夜は交替で泊まり込みが
出来ました。


いざという時は
すぐ看護師さんやお医者さんが
来てくれるので、

私達は家族みんな
安心した気持ちで
最期を看取れました。


私達は母の為に
そんな施設を探そう、

そして施設に入所したら
昼間は交替で母に付き添い、

いよいよとなったら
施設に泊まり込んで
最期を看取れる所に
母を入所させようと
決めました。


続きます。