昨日は母の
四十九日法要でした。ニコニコ


上の妹からは今後
四十九日も一周忌も
一切参加しないと
言われたので、

私達夫婦と下の妹夫婦だけで
執り行いました。


この日は法要が
混み合っていて、
午後の法要でした。


お墓参りの時に
いつも母と立ち寄っていた
行きつけのステーキハウスを
いつものように
予約して待ち合わせて、

4人でランチを
いただきました。


母はステーキが大好物で
なかでもサーロインが
好きでした。


サーロインステーキを
いつもペロリと1人前
平らげていたものです。ステーキ


前回も思ったけれど
ステーキハウスに来たら
「本当にママは、
もういないんだな…。」と
あらためて母の不在が
強く感じられました。悲しい


私達みんな
胸がキュンとしたけれど
そんな事は誰も
口に出さず、

あえて賑やかに
楽しく食事しました。


私達全員
もう脂の多いサーロインは
苦手になっていて、
母には申し訳ないけれど
今回はヒレステーキを
みんなで注文しました。


そのかわり、
「私、ママのかわりに
レアを食べるね。」と
みんなに宣言して、

私だけ
母の好きだった焼き加減の
レアにしてもらいました。


ヒレステーキのレアは
美味しかったです。泣き笑い


法要の時間が来ると、

声はおかけしていなかったけれど
伯父夫婦も家から
トコトコと歩いて来て、
参列して下さいました。びっくり


さらに、
いとこの住職からも
伯父からも
過分なる御香典を
いただいてしまいました。ガーン


後で確かめたら
お布施よりも額が多かったので
「どうしよう…ショボーンタラー」と
妹に相談すると、

「伯父さんと◯君からの
気持ちだから、
お返しはもう
いいんじゃない❔
ママのお金に組み入れよう。」と
妹に言われたので、
そうする事にしました。


白木のお位牌は
1年間庫裏で保管した後
お焚き上げするそうです。


白木のお位牌と
塗りのお位牌と
遺影とが仏前に並んでいて、

母の戒名の書かれた
卒塔婆を見たら、

「あぁ、
ママは本当に、
本当にもう
いないんだ…。」と
現実が胸にギューッと
迫って来て、

法要の間は涙が
止まりませんでした。


亡くなる瞬間まで
ずっと妹と手を握って
その手も顔も足も
どんどん冷たくなっていくのも
感じたのに、

エンゼルケアも看護師さんと
一緒にして、

家に戻って来てからも
何日も部屋で
一緒に過ごしたのに、

母の体を焼いて
自分達で骨も拾って
お墓に父の骨と一緒に
納めたというのに、

それでも、
誰かがどこかで
「テッテレー❗
ドッキリ大成功〜❤」って
看板を持って出て来て
くれないかなぁと
思っていたけれど、

やっぱりこれは
現実なんですね…。


ほんの2ヶ月前は
母は普通に生きて
話をしていたのに…。


母が「ドッキリ大成功」の
看板の後ろから
イタズラっ子みたいな
顔をして、

嬉しそうに出て来てくれたら
いいのにと思ったけれど、

そんな事は
起こる訳もないので
いとこの読経に合わせて、

泣きながら母の成仏を
いっしんに祈りました。


法要の次第は
いつもお唱えしている
智山派の智山勤行式と
大体同じだったので、
ほぼ空で唱えられて
よかったです。


どうか母が良い所へ
行けますように。


一生懸命
これからも祈りますから、

どうかご先祖様と
母の成仏が進んで
またいつか必ず
みんなに会えますように。


ご先祖様、
ひいおじいちゃん、
ひいおばあちゃん、
おじいちゃん、
おばあちゃん、
パパ、
おじさん、おばさん、

ママをどうかよろしく
お願いしますと念じながら
お唱えしました。


最後の普回向まで
お唱えした後、

私が施主なので
一番にお焼香をする時、

母の遺影がニッコリと
元気な時の写真で
微笑みかけてくれたので、
涙がダバーと出て
しまいました。


なんかまだ、
私、
駄目だなぁ…と
思いました。


終わった後、
伯父夫婦に

「ありがとうございました。

母もきっと
『兄貴、ありがとう。』
『お姉さん、
ありがとう。』と言って
喜んでいると思います。」と
お礼を言いましたら、

伯父はいつものように
田中角栄さんみたいに
手をちょっと上げて、

伯母もいつものように
お辞儀して
本堂から出ていきました。



帰りに、

本堂改修の時に
父が寄付した記念に
天井に父の家紋があるので
いつものように
みんなで眺めてから
お墓に行きました。


跡取りがいないからと
父のお墓を建てさせて
もらえなかった間は、

本堂の奥の扉を開けて
いつも父の骨壺がある
庫裏まで行って
手を合わせていたので、

もうこんな機会は
しばらくないと思い、

法要の後
奥に行って
弘法大師様と興教大師様と 
御本尊の両脇の仏様にも
ご挨拶しました。




一族の墓所と
叔父の墓所と
父母の墓所と巡る時、

母がいつも
持ち歩いていた墓参セットを
持って来てくれた妹が
ろうそくに火をつけようとして
なかなかうまくいかず、

「いつもママに
全部つけてもらってたから
うまく出来ない〜アセアセ」と
言っていました。爆笑🕯


墓石を見ると
石屋さんにお願いしていた通り
父と並んで母の戒名と
亡くなった日にちと享年が
刻まれていました。


葬儀屋さんに頼んで
白菊を抜いてもらった花束を
あちこちにお供えして
家に帰って来ました。


母はお墓にみんなと
留まるのかな❔🪦


それとも妹夫婦と
お仏壇に帰るのかな❔


それとも天に上って
私達のことを
見ているのかな❔


直通電話があって
母に聞けたらいいなぁ…と
思いながら、

妹夫婦と一緒に
高速に乗ると、

母のお位牌を乗せた
妹夫婦の車は
あっと言う間に
見えなくなって
しまいました。