私の母方は
僧侶の家系の為か、

起きていても
夢の中でも
知らせというか
いわゆるお告げを受ける事が
とても多いのです。


母も昔から
そうでしたし、
私と妹も子供の頃から
そうでした。


こういう能力にも
ある程度
遺伝があるような
気がします。


むしろ、
こういう能力があるから
先祖が僧侶になったのかも
しれません。


だから、
私達は家族だけでなく
親戚全体が
多分普通の人よりも
直感とか夢に
気をつけているし、

何か知らせを受け取ったら
お互いに報告し合う
習慣があります。


旅行中の妹から
2月12日の朝、
母が亡くなってから
初めて母の夢を見たと
ラインが来ました。びっくり


「いいなぁ〜、
ママの夢が見られて❗

どんな夢❔」


「ママが普通に
夢の中で
自分の家にいたの。


私が泣いて
ママにハグしたら、
ママ、
笑ってた。


そしたら、
ママが『財布の中に
お金があるから』って言って、

北側の部屋にある
桐の箪笥の上の段の
右の引き出しを開けて、

ここに入ってるからって
いう感じで
しきりに引き出しを
指差すの。


それからママは
そのまま引き出しを
下の段まで次々
開けながら、

何か一生懸命話を
してくれたんだけど、

何て言ってたのかは
残念ながら
よく覚えてない。ショボーン


私が
『ママはまだ
上に上がってないの❔』って
聞いたら、

ママが返事を
しなかったから、

『上は嫌じゃない❔』って
聞いたら、

『うん。』って
返事してくれた。」


「えぇ〜、
いいなぁ〜❗びっくり


私もママと
ハグしたい〜❗チュー


私の夢にも
出て欲しいなぁ…。ショボーン


夢の中のママは
どんな格好してた❔」と
私が尋ねると、

「着物着てた。


ママは太っても
痩せてもいなくて、
普通の体型だった。」と
妹が答えました。


「ママ、
着物なんだね❗ニコニコ


どんな着物着てた❔


髪型はどんな風だった❔」と
私がさらに
尋ねると、

「着物だったのは
間違いないんだけど、
柄とか色は
よく覚えてない。


髪型は、
遺影みたいな
ウェーブじゃなくて
最近してた
ショートカットだった。」と
妹は答えました。


「財布にお金なんて
ないと思うんだけどなぁ…。


ママの桐の箪笥は
そのまま置いておくから、
中は全然
あらためてないんだよね。


でも、
そんな夢を見たんじゃ
なんか気になるから、

今度2人で
調べてみようか。」と、
私は言いました。


「そうだね。


私、
あんまりリアルだったから
夢から覚めた時に
さっきまでの事が
現実なのか夢なのか
しばらくわからなくて、

夢だったんだって
気づいたら
ものすごく悲しくなって、

しばらく布団の中で
泣いちゃったの。


それで時計を見たら
12日の
午前0時過ぎだったから、

ママが亡くなってから
ちょうど1か月たった
11日の同じ時間に、

私はママの夢を
見たんだよね…。」と
妹は言いました。


祖母は亡くなるぎりぎりまで
意識がしっかりしていて
話す事が出来たので、

母や伯父達に遺言を
最期にしっかり言い遺して
亡くなる事が
出来ました。


だから母もおそらく
今際の際には、
祖母と同じように
私達に何か言い遺して
亡くなるつもりだったと
思うのです。


ところが、
母の場合は
容態が急に悪化して
亡くなったので、

今際の際に私達に
「今までありがとう」のような
遺言らしきものを
言い遺す事が
叶いませんでした。悲しい


それはきっと
母にとっては
とても心残りだったろうと
思うので、

何か知らせたい事や
言い遺した事があって
妹の夢に出てきたのだと
私達は確信しました。


続きます。