市役所の手続きを終えた

私と妹は、

その足で年金事務所に

向かいました。ニコニコ



⑨未支給年金請求届を

提出する為です。



亡くなった後の年金は

当然支払われる事は

ないのですが、


生前の年金で

後から支払われる分を

相続人が受け取る為に

手続きが必要なのです。



⑨も市役所のように

すぐ手続きが終わるかなと

最初私達は

思っていたのですが、


取付書類として

以下の書類が必要だった為、

「未支給年金・

未支払給付金請求書」だけ

いただいて

出直しになりました。


・母の年金証書

・母と相続人との

続柄がわかる公的書類

(戸籍謄本)

・受取を希望する

金融機関の通帳

・亡くなった人と相続人が

生計が同一でなかった場合は

「生計同一関係による申立書」も

別途必要

(生計が同一だった場合は

亡くなった人の住民票除票と

世帯全員の住民票の写しが必要)



母は本籍を

ログハウスの住所から

変えていませんでした。



だから、

母の戸籍は

ふるさとの市役所に行くか

郵便で取り寄せなくては

ならなかったからです。



「◯ちゃん(妹の前の夫)の親と

同居するんで

ママを呼び寄せた時、


ママ、本籍を

パパの家の住所から

ログハウスの住所に

変えたんだよね。



ママを私がこっちに

また呼び寄せた時、


ここが終の棲家になるとは

ママ、

自分で言ってたけど、


本籍は変えて

なかったんだね…。」



「何かあったらログハウスに

また戻れるつもりで

引っ越して来たからね…。」



父が建てた家で過ごした

楽しい思い出も、


母が建てたログハウスで過ごした

楽しい思い出も、


私達の心からは

消えていないけれど、


もうどっちの住所も

人様の住所で、


もう私達の帰る家は

どこにもなくなってしまって、


母と一緒に

実家をなくした私達は

その現実に2人して

「スン…」となりながら、


年金事務所を出て

黙って車に乗り込んで、


母のいなくなった部屋に

いったん戻りました。



続きます。