1月11日に
母が亡くなり、
12日から16日までの
5日間、
母は自分が
いつも寝ていた和室で
いつも寝ていたお布団に
安置されて、
まるでお昼寝してるみたいに
生きているみたいに
寝ていました。
夫は金曜から水曜まで
休みを取ってくれたので
私と夫は妹と交替で
母の部屋に泊まりこんで、
一膳飯を取り替えたり
お線香を灯し続けつつ
手続きに奔走していました。
すると、15日に
甥っ子が母の夢を見たと
いうのです。
夢の中で甥っ子は
火葬場にいたそうです。
すると、
会場の隅に
すごく綺麗な白い着物を着た
母が立っていたそうです。
母の様子は
最近のように痩せてもいず
以前のように太ってもいず
ちょうどいい体型で、
パーマをかけて
ウェーブのついた
つい最近までしていた
髪型だったそうです。
甥っ子が夢の中で
おばあちゃん、
死んでなかったんだ❗と思い、
「おばあちゃん、
どうしたの」と
話しかけると、
母は
「ここで静かに
しているからね」とだけ
甥っ子に言ったそうです。
甥っ子が
早く知らせてあげよう❗と
離れた場所で忙しくしていた
妹の所に行って
「おばあちゃん、
生きてたよ❗」と
妹に言うと、
妹は「そう。
火葬の日にちが
変わったからね。」と
まるで当たり前の事のように
答えたそうです。
「火葬の日にちが変わると
生き返るのか…。」と
夢の中で思った甥っ子は
「じゃあ、
おばあちゃんと
たくさん話そう❗」と思い、
母の所に戻る所で
目が覚めたそうです。
「なんで、おばあちゃん
白い着物だったんだろう❔」と
甥っ子が妹に言ったので、
妹は甥っ子に
亡くなる時は白装束を
着るものなんだよと
教えてあげたそうです。
実は、
私と妹は自分達で
母のエンゼルケアをして
自宅に運び込んだ後、
お遍路さんのような白装束を
死後硬直してしまった
母に着せる為には、
専門業者さんに納棺前に
湯灌と化粧をしてもらう必要が
あるということで、
小さなお葬式さんに
湯灌をプランに追加することを
すすめられたのですが、
せっかく私達で
綺麗に母の顔と髪を
母らしく整えたのに
それを変えられてしまうのが嫌で、
お断りしたのです。
すると、
それでは白装束は
着せられないので、
パジャマの上から
かけるだけになると
説明を受けました。
服は白いお布団で
全部隠れて見えないし
祖母の形見の着物を
上からさらに掛けるから
大丈夫ですと
お伝えしたものの、
パジャマで納棺されるのが
本当は母が嫌だったら
どうしよう…と
実は私達は少し
気にしていたのです。
「ママ、
ちゃんと自分で
自分の着たい着物に
着替えたんだね❗」
「そうなんだね❗
良かった〜❤
実は私、
ママはお遍路さんの格好は
絶対嫌がると
思ってたんだよね〜。」
「それ、
私もそう思った❗」
着物の仕事をしていて
毎日着物を着ていて
着物には人一倍
こだわりのあった母は、
ちゃんと自分で
自分が着たいと思う
すごく綺麗な白い着物に
身を包んで、
内弁慶の母が
公の席では
生前いつもそうだったように、
会場の隅っこで
静かに立っていたんだね〜、
その見慣れた母の様子は
目に浮かぶようだね〜と、
私達はみんなで
少しホッとして
嬉しくなって
ワイワイ話しながら、
母が私や妹の夢にも
出て来てくれないかな〜、
また会って
話がしたいなぁ〜と、
悲しかったです。