母の葬儀の参列者が

大幅に増えそうな事に

頭を抱えた私が、


本堂には何脚椅子があるか

住職のいとこに

問い合わせた後、


しばらくして

そのいとこから

折り返し電話が

かかって来ました。



(ちなみに、

いとこは真面目が服を着て

歩いているような

実直な人間で、


いついかなる時も

誰に対しても

敬語で話します)



「いくら人数が増えても

本堂も客殿も

大丈夫ですけれど、


そうなると、

家族だけでは

参列者はとても

捌ききれないですよ。



受付の人とか

本堂に案内する人とか、

誰かお友達などに

お手伝いを

お願いしてますか❔」



「最初は30人程度を

想定していたので、

客殿のセッティングは

前日に家族みんなで

やろうと思ってたんです。



受付と案内は当日

うちの子供達や

甥っ子や姪っ子に

お願いしようと

思ってましたが、


やっぱり、

人数が増えたら

無理がありますよね…。ショボーン



「受付や案内だけなら

何とかなりますが、


納骨の間は

親族は全員

お墓に行きますよね。



お茶も淹れないと

いけないし、

客殿の下足番とか

コートの預かりにも

人が必要ですよ。



●●さん

(町の葬儀屋さん兼

料理屋さん兼

花屋さん)とも

相談したんですけれど、


一度●●さんに

当日のお手伝いで

人を出してもらえるか、

聞いてみた方が

いいんじゃないですか❔」



「そうですよね…。

ありがとうございます。

今すぐ●●さんに電話して

聞いてみます。」



いとこから電話が来た時、


私はちょうど

小さなお葬式さんの

契約プランを今から

小さな火葬式ではなく

小さな一般葬に変更出来るか、


聞いてみようかと思って

パンフレットを

確認していました。



小さな一般葬プランは

30名以上の葬儀が対象で

2日で税込み631400円で

とてもリーズナブルなのですが、


私達には不要な霊柩車や

遺影や会葬礼状や

葬祭場への送迎バス(二往復)も

セットになっていて、


どうしよう…と

悩んでいたので、


いとこのアドバイスに従って

私はすぐに

町の葬儀屋さんに

連絡しました。



すると、


断られたらどうしようと

ドキドキして電話したのに、


町の葬儀屋さんからは

意外にも2つ返事で

「わかりました。

当日は2名の人員を

1日お手伝いに

差し向けます。」と

仰っていただけました❗びっくり



「えっ、

本当に

いいんですか!?びっくり



「いいですよ。


法要が始まるまでは

受付に1人、

席の案内に1人、


法要が終わったら

下足と荷物の預かりに1人、

お茶出しに1人あれば

何とかなるでしょう。



ところで、

お茶の用意は

していますか❔」



「はい。


事前に●●さんと

いとこの住職と

打ち合わせをしていて、


お茶っ葉とお茶菓子は

自分で用意した方が

割安だと言われましたので

こちらで用意しました。



土瓶と湯呑みとポットは

客殿にあると

いうことなので、


精進落としの時には

同級生の方や

ガールのお友達にも

お声をおかけして、


セルフでお茶を淹れて

いただこうかと

思っていました。」



「そうですか。


では、

よろしければ

他の飲み物もこちらで

用意しましょうか❔



参列の方が

召し上がった分だけ

請求して、

手を付けなかった分は

こちらで持ち帰りますので

ご安心下さい。」



「ありがとうございます。

それでは、

そうしていただけますか❔」



「かしこまりました。


前日に打ち合わせを

させていただきたいのですが

いつこちらには

いらっしゃいますか❔」



「お寺が家から遠いので

前日に客殿に行って

セッティングする予定なんです。


午前中は他の法事が

入っていると

いうことなので、

午後うかがう予定なのですが

その時でも

よろしいでしょうか❔」



「いいですよ。」



「あのぅ…。

実は、

母は洋裁や手芸が得意だったので

写真の他にも

母が作った作品や洋服を

展示する予定なのですが、


そのご相談にも

乗っていただいても

いいでしょうか❔」



「それでは、

そのセッティングも

一緒にお手伝いしながら

ご相談しましょう。」



「そんな事まで

していただけるんですか!?びっくり



「はい。」



私達の認識が甘かったので

どうしよう…と

困っていたところ、


まさに地獄に仏、

渡りに舟で

町の葬儀屋さんが

お手伝いして下さる事になり、


これで鬼に金棒だわ❗と

私は本当に

ホッといたしました。爆笑



ここまで話して

私はちょっと心配になった

事があり、

葬儀屋さんにお尋ねしました。



「ところで、

お手伝いの方お2人と

飲み物の料金は

大体おいくらくらいに

なりそうでしょうか❔」



「1人1日5500円なので

11000円です。


飲み物は、

今はお酒を飲まないので

大体1万円か

2万円くらいになると

思います。」



「えぇっ!?びっくり

そうなんですか…。


本当に有り難いです❗

ありがとうございます。


私達は食事した後

午後1時頃に

客殿に伺う予定ですが

待ち合わせは午後1時でも

よろしいですか❔」



「午後1時ですね。

わかりました。


私は◯◯と申します。


携帯電話番号を

お伝えいたしますので

何かありましたら

ご連絡下さい。


では前日と当日は

よろしくお願いいたします。」



「こちらこそ、

よろしくお願いいたします。

本当に助かります。

ありがとうございました。」



急なお願いなのに

町の葬儀屋さんに

お手伝いしていただける

事になり、

本当に安堵いたしました…。おねがい



葬儀というのはお産と同じで

いつでも突然起こりますから

突然の依頼も

当たり前の事なのかも

しれませんけれど、


本当に助かりましたし

ものすご〜く

心強いです❗爆笑



「azukiさん、

喪主なのに

こんなに呑気で

大丈夫かしら…タラー」と、


私のブログをご覧の

世間をよく知る皆様は

さぞご心配だったかと

思いますが、


ご安心下さい❗



有り難い事に私には

強い助っ人の方が

現れました❗チュー



それにしても

お葬式って、


家族が亡くなって

ものすごく悲しいのに、


夜守りで眠れない上に

やる事や決める事が

ものすごくたくさんあって、


家族以外の人の

お手伝いがなかったら、

本当に大変で

辛いイベントです…。悲しい



近所の組内の人の

お手伝いが見込めない

遠くからやって来る

私達にとっては、


葬儀屋さんって

とても合理的で

人の役に立つ

本当に素晴らしい

お仕事なのだなぁ…と

思いました。おねがい



町の葬儀屋さんと、


それからおそらく

私の知らない所で

葬儀屋さんに相談してくれたに

違いない、


私のいとこの住職に、

心の中で私は

深く感謝いたします。