身内と親しい友人だけで
ひっそりしめやかに行うはずの
母の葬儀でしたが、
なんだか日を追うごとに
様相が異なって来ました。
母が生まれ育ったお寺で
葬儀をする時点で、
あと、
私達姉妹とその夫が皆
現役で働いている事から、
うすうす気づいていなければ
いけなかったのかも
しれませんが、
私達は皆そろいも揃って
うっかり八兵衛でした。
会社からの供花や
弔電が来た時点では
まだおっとり構えて
いたのですが、
母が亡くなった事を連絡した
先日お見舞いに来て下さった
同級生のAさんが、
「日曜だから
息子が送迎してくれるかも
しれないという方が
あと1人いらっしゃいます」、
「●●院の檀家さんが
クラスは違うけど
参列したいという事です」等、
人数が増えて来た時点で
私は段々
ドキドキして来ました。
ねぇ、
ママ、
同級生は2人しか来ないって
言ってたよねぇ❔
話が違うんだけど❗
そして、
ガールスカウトの連盟長の
Sさん(私も顔見知り)から
「◯◯県のガールスカウトは
全部で13団あるので、
こちらで人数を
取りまとめます。
いつまでに連絡したら
いいでしょうか❔」と
電話が来た後、
私は慌てて
いとこの住職に電話して、
事の次第と
本堂に椅子は何個あるのか
問い合わせました。
(皆さん高齢化で
足が悪いのです。)
「椅子は158個あります。
客殿は100人でも
200人でも収容出来ますが、
えっ❔
えぇっ❔」と言って、
いとこも大分慌てていました。
ねぇ、ママ、
ガールスカウトからは
4人しか来ないって
言ってたよね❔
でも、
よくよく考えたら、
母はガールスカウトの
団委員長(団のトップ)で、
連盟の元副支部長でした。
母の地元の人脈を
完全に見誤った…
私は急いで
町で一軒しかない
葬儀屋兼
料理屋兼
花屋さんに電話して、
ことの次第と、
料理の人数が
大きく変わるかもしれないと
伝えました。
葬儀屋さんは
「18日までに確定すれば
何とか対応しますけれど…」と
いうことと、
葬祭場で葬儀をやらない人は
普通は料理は取りに来て
もらうのだけれど、
ほかでもない
●●院さんのお身内の方ですから
特別に客殿にお届けしますと
言って下さいました。
非常〜に有り難い❗
私はさらに
同級生のAさんと
連盟長のSさんに、
料理の都合上
大変申し訳ないけれど
人数の取りまとめは
17日までに回答してほしいと
伝えました。
お2人とも
「わかりました。
17日の夜までで
いいですか❔」と
おっしゃいました。
うわぁ…。
これは、
大変な事だわ…。
続きます。