松之山温泉の凌雲閣さんが最高でした❤❗ | azuki2018のブログ
諏訪神社様に
お参りした私達は、
鷹の湯さんに戻って
アッツアツで
まるで豚骨スープのように
温泉成分が濃厚で
いつまでたっても湯冷めしない
素晴らしいお湯を
それから、
松之山温泉街からは
少し離れた所にある、
この日泊まる
凌雲閣さんへと
昭和13年に建築された
凌雲閣さんは
平成17年に登録有形文化財に
指定された、
木造3階建てのお宿です。
本館のお部屋は
作りや意匠が
全部異なっていて、
同じお部屋は
1つもないそうです🎵
わぁ、
凄い…❗
秘湯のお宿のスタンプを
10個集めた特典で
一泊無料で泊まれる事に
なった時、
大沢館とどちらにしようか
夫が悩んだのは、
同じく登録有形文化財の
新潟の清廣館でした。
清廣館と凌雲閣は
外観が似ています。
どちらの建物も
よくぞここまで
残って下さいました❗
凌雲閣は眺めの良い
小高い場所に
建っていました。
凌雲閣の前から
下を見た眺めです。
お宿の方々が
丁寧に取り扱っている事も
さることながら、
雪深い地ゆえに
とても頑丈に
堅牢に造られたからこそ、
今も現役なのかも
しれませんね❤
窓が大きいです。
お部屋は明るくて
日当たりが良さそうですね🎵
玄関ポーチは
大きく張り出していて、
外から入る時雪をおとしたり
干したりするのに便利そうです。
本館は全14室で
この日は10組の宿泊が
入っていました。
盛況です❗
一歩足を踏み入れると
ピカピカの床と、
豪華な花と
瀟洒な電灯と
重厚な欄間と柱とに、
心が弾みました。
チェックインは
邸宅の応接室のような
趣のある
横のお部屋で行いました。
天井は風格のある
格天井です。
奥には暖炉があります。
ここが自分の家だったら
いいなぁと思うような
とても寛げる
素敵なお部屋です。
柱が素晴らしいです❗
紅葉かなぁ❔
ソファ横に
可愛いカボチャ達と
紅葉が飾られていました。
🎃
丸窓の指物細工が
美しいです。
棟札が
飾られていました。
私は日本の古い建築が
大好きです❤
自分で購入したら高価でしょうし
メンテナンスも
とても大変でしょうから
住む事は叶いませんが、
登録有形文化財のお部屋が
今も綺麗な状態で
現役で使えて、
泊まらせていただけるなんて
感謝しかありません。
1つ1つが
素敵です…。
チェックインしたお部屋の奥に
お土産処があり、
天井には丹精な欄間が
残っていました。
場所的にここは
元は館主の部屋だったのではと
思いました。
どんなに素敵な意匠の
お部屋だった事でしょう🎵
タイムスリップして
拝見したいです…。
この長い棒は
一体どんな用途で
使うのでしょうか❔
お宿の方に伺うのを
忘れてしまいました。
帳場の中にいらっしゃり
出てきてチェックインして下さった
男性と女性とはお2人とも
とても穏やかな
優しそうな方で、
経営者御夫婦なのかしらと
思いました。
私達夫婦も将来
あんな風になりたいわ…。
お帳場です。
上にねじねじした
竹❔があり、
非常に珍しかったです。
鶏のつがいを
肉厚に金と銀で表した香炉が
素敵だと思い
撮影しました。
蓋が竹籠のようになっている所が
洒落ています。
さて、
私達は3階のお部屋に
案内されました。
本間への入り口の欄間は
彫刻ではなく本物の木の枝が
あしらわれていました。
お部屋のドアを開けると
なんと、
玉石を敷き詰めた
露地がありました❗
そこから入り口の
引き戸を開けると
控えの間があり、
襖は松と梅で
衣裄や鏡台や茶箪笥
乱れ箱が並んでいました。
意匠が美しい障子の外は
廊下です。
控えの間の欄間は
細かな格子でした。
まるでお部屋ではなく
一軒の家に入るような
趣です🎵
お茶箪笥が
背板の格子模様といい
引き戸の模様といい、
映画に出てくるような
普段のお茶の間みたいで、
キュンとしました❗
お茶箪笥の中に入っていた
お裁縫道具が
さらに悶絶するような
可愛らしさでした❤
私や祖父母の家には
これと同じようなものは
なかったのですけれど
お茶箪笥といい
お裁縫道具といい、
まるで昭和初期に
タイムスリップしたようです。
控えの間の天井は
唐傘の意匠で
意表をつくものでした。
こんなに趣向を凝らした
遊び心と外連味のある
お部屋の調度としては、
茶箪笥と鏡台だけが
おままごとみたいで
格が合わないのですが、
私は個人的に
すっごくキュンとしたので
本間の設えです。
素晴らしいです❗
燈籠がくっついた
違い棚には、
見たことのない彫りが
施されていました。
何の意匠でしょうか❔
お部屋はゆったりとして
広いです。
控えの間から
本間へ続く襖は
一部が雪見障子のように
開けられる仕組みに
なっていました❗
こんなに変わった襖は
見たことがないので
特製なのでしょう。
唐紙も金襴の霞模様で
控えの間の唐紙とは
格を変えています。
本間の天井は
なんと、
同じ巨木の一枚板を
スライスして並べて、
変わった竹で
デザインにアクセントを
つけています。
どこを見ても圧倒される
堂々たる建築技術で、
私達のような
ド庶民が泊まっても
いいのかしら❔と
窓に面した奥の間は
れっきとした応接室の
広さがある事にも
驚きました。
三部屋もある❗
さらに、
石貼りのように見える
洋風の天井には、
なぜか碁盤と将棋盤が
貼ってあったのです❗
欄間はおそらく
本間の天井に使った一枚板と
同じ板です。
最後の最後に
ほんとに意表をつかれたので
このお部屋に私達を
案内して下さった男性
(経営者の方❔)に、
「ここで棋聖戦とか
囲碁の対局が
開かれた事が
あるのですか❔」と
私はお尋ねしました。
「いいえ。
この建物は
部屋ごとに違う大工さんに
意匠をすべて
お任せしたのです。
だから、
それぞれの大工さんが
めいめいで思う存分
工夫を凝らした造りに
なっているのです。」と
男性は答えて下さいました。
凄いですね…❗
お部屋の外は
小高い山々と
田んぼと林とが
広がっていました。
玄関の真上のお部屋だわ❗
私達が車で上った
ジグザグの坂道も見えます。
利き酒セットを2つ
申し込む事にしました。
1セットにつき
3種類のお酒が選べます。
お部屋菓子は
笹団子でした。
出来立てなのか、
今までいただいたことのある
どんな笹団子よりも
柔らかくて
美味しかったです❗
私達が宿泊したのは
鏡の間という
名前でした。
ねじねじした木の幹が
上に飾られています。
露地には
木の切り株が
露地の石のかわりに
点々と置かれています。
もしかすると
天井板や欄間や
入り口の木と
同じ木なのかしら❔
廊下から見た
控えの間の障子です。
ここにも本物の
木の枝が…。
凌雲閣さんは
お部屋を指定して泊まる方も
いらっしゃるそうです。
楽しそうですね❗
凌雲閣さんのお話は
まだまだ続きます。