私の妹との電話の事や
夫の妹の
3回の結婚の話、

楽しかった
長男夫婦との旅行や、

夫の祖母の十三回忌での
冠婚葬祭のマナーを
完全に無視した
夫の母の挑発的な
ひどい振る舞いの事など、

上矢印これが一番
早く書きたいですタラー

たくさん書きたい事が
あるのですが、

どういう訳か
今私は
夫の祖母の思い出が
止まりません。


これらはみな私にとって
きっと何か
意味があると思うので、
手の進むまま
書き進めています。


夫の祖母が
78歳の時の
年末年始のことです。


私達がいつもお土産にする
私が世界で一番
美味しいお饅頭だと思っている
両口屋是清さんの
よもやまを
「初めて食べた」と
毎回言ったり、

私達が買ってきた
そのお饅頭を
「○○(別のいとこ)が
買ってきたから
一緒に食べましょう」と
毎回言ったり、

次男の目の
悲しい傷跡について
「どうしたの?」と
また聞かれてしまい、
「気をつけなさいね。」と
言われたりするのは、

ここ何年か
いつものテンプレで、
祖母のお決まりの
言動でした。


その都度私は
夫の両親や夫に
おばあちゃんがおかしいと
訴えるのですが、

どういう訳なのか
夫からさえ
全然同意して
もらえませんでした。


みんなからは
年寄りなんてそんなものと
いつも片付けられて
しまうのですが、

私の祖母と較べても
明らかにおかしい
気がしてならず、

私は一人焦燥感を
抱えていました。


しかし、
この年は明らかに
様相が違っていました。


①祖母が
お風呂に入っている形跡が
全くない。


私がお風呂を入れようとして
お風呂場に入ると
浴槽も脱衣所も埃が積もって
うっすらと
黒くなっていました。


何ヶ月も祖母は
お風呂に入って
いないのではないかと
私は思いました。


祖母に尋ねると、
「最近寒いから
あんまり入らないのよ。」と言うので
「私が洗いますから、
今日はお風呂を
沸かしましょう。」と言って
お風呂を洗ったのですが、
祖母は沸かしてくれず
結局誰もお風呂に
入れませんでした。


祖母の家の外には
火を燃やして沸かすタイプの
かなり旧式の
ボイラーがあり、
私も夫も使い方がわからず
祖母に使い方を聞いても
のらりくらりと
かわすのです。


②冷蔵庫の中の食べ物が
おおかた腐っている。


祖母の家に着いてすぐ
買い出しに行く為に
いつものように
冷蔵庫を開けると、
私が秋の連休の時に
スーパーで買った豚肉が
まだ入っていたのです。


「おばあちゃん、
これ、腐ってるよ!ガーン」と
私が驚いて
夫の祖母に見せると、

「まだ食べられるわよ。
今日はそれを
炒めてちょうだい」と
笑って言われたので、
戦慄しました。


もちろんその豚肉は
すぐに捨てました。
他にも魚の干物は古く
野菜は溶けていました。
牛乳の消費期限も
かなり過ぎていました。


祖母はいったいいつから
料理をしていないのだろう?


冷蔵庫の中のものを食べて
お腹を壊したり
していないだろうか?と
私はドキドキしました。


私は祖母に
「古くなったものは
捨てるからね。」と
声をかけて
たくさん中のものを
処分して、
それからドキドキしたまま
歩いてスーパーに
行きました。


ここ何年かは
おじさんおばさんさえ
お正月もちょっとしか
立寄らないから
おせち料理は少しだけ
作ればいいと思うけれど、

余らせた方がいいのか
余らせたら駄目なのか
一体どうしたらいいのか、

すっかりわからなくなり
私はスーパーの商品を前に
考えこんで
立ち尽くしてしまいました。


結局かまぼことか
長持ちしそうなものだけを
少しだけ
用意する事にして
帰って来ました。


スーパーから帰宅して
さあ、
料理を作ろうと思ったら、
さらに戦慄する出来事が
私を待っていました。