長男とお嫁ちゃんが

昨日遊びに来て

夜まで一緒に過ごしました。



お昼を食べてから

二人が買い物に行く間

夫と私とで

お孫ちゃんを預りました。



お孫ちゃんは泣くことは

滅多にないのですが、

オムツが濡れたり

触って駄目なものを

取り上げると泣きます。



お尻が気持ち悪かったり

抗議したりと、

なぜ泣いているのかが

すぐにわかります。



夫が息子達のおもちゃを

探そうとして

お孫ちゃんと二階に行ったら

お孫ちゃんが不安そうに

小さな声で泣きました。



後で私とも一緒に

二階に行ってみたのですが

お孫ちゃんは同じような声で

「クスン」という感じで

また可愛い声で

泣きました。



この家に引っ越した時

小学一年生の次男が

怖くて一人で二階に行けず、

しばらくの間は和室で

みんなで寝ていた事を

私は思い出しました。



(ホラー話ではないですよ。

念の為ニコニコ



もえぎ色の草木の緑

青い空や白く湧く雲

鳥の囀りに

目や耳を向けられる

細やかな心、


少女のように初心で

傷つきやすい感受性、


どんなに老いても

そのような繊細さを

持ち続けていたいと

思っているけれど、



大人になっていつしか

不安なことは不安、

さみしいことはさみしい、

怖いことは怖いと

素直に表現せずに、


押し殺して

平気なふりをして

顔にも素振りにも

出さないように、


私は我慢出来るように

なっていたんだなぁと

あらためて思いました。



他の人に迷惑を

かけたくないから?


そんな事で涙ぐんで

座りこんでしまう人だと

揶揄されたくないから?


生きていくのに

邪魔だったから?



面倒くさくても

恥ずかしくても

弱っちくても、


私は私の

やわらかな感受性を

「いつまでも

持っていてもいいよ。」って、


お孫ちゃんの目尻に

ぽっちりと浮かんだ

可憐な涙を見つめながら

私に言ってあげました。