竹生島様に初参拝し
無事西国三十三所の
御札を授かった
私と夫は
長浜港で降りました。
竹生島クルーズは
今津港に戻るコースも
彦根港に降りるコースも
あるのですが、
私達は長浜へ
寄ってみたかったのです。
長浜城は琵琶湖沿いの
とても景色の良い場所にあります。
長浜は元は今浜という
地名だったそうです。
長浜という地名に変えたのは
秀吉公です。
信長公の長の一文字を取ったと
言われています。
長浜歴史博物館は
伏見城などを元に
昭和になってコンクリートで
復元されたものです。
長浜城は
浅井長政公を破った豊臣秀吉公が
織田信長公から
浅井長政公の旧領を与えられて
初めて自分が築城したお城で、
焼けた小谷城の一部や
火災に遭った竹生島の宝厳寺の為
浅井長政公が寄進した
材木の一部を流用して、
建てたそうです。
秀吉公は木下藤吉郎から
羽柴秀吉と名もあらためて
ここで家族と１０年間
城持ち大名としての
輝しい人生のスタートを
過ごしたのでした。
ちなみに、
秀吉公の遺言によって
淀君と豊臣秀頼公は
竹生島に唐門等を
移築したのだそうです。
大阪に持ってきていた
善光寺様のご本尊も
秀吉公の遺言により
信濃に返したそうです。
秀吉公は亡くなる前
自分のした様々な事に
気が咎めたのでしょうか。
少しでも罪滅ぼしをして
後生を良くしたかったのかも
しれないと思いました。
下の写真の広い公園が
本丸跡です。
桜がたくさん植えてあって、
市民の憩いの場所だろうなぁと
思いました。
城跡にあるこの公園が
かなり広くて、
歴史博物館までは
結構歩きました。
長浜城歴史博物館は
ゆかりの地らしく
秀長公から農民まで
多くの寄進状や指示書など
秀吉公の書状が
所蔵されています。
この４月に再オープン
したそうです。
興味深く見応えがあり
つい一時間以上も
滞在してしまいました。
書状を読むと
秀吉公の繊細な気遣いと
細かい所に手の届く指示とが
わかります。
人の何十倍も気が回り、
人の何百倍も努力して
雲上人に上り詰めた方
だったのだなぁと
実感しました。
秀吉公はさぞ頼りになる
部下だったろうと
思うのです。
その秀吉公がいざ上に
立ってみると、
下々の者のする事が
いちいち怠慢で
頼りなげに思えて
イライラしたのではないかと
私は推察しました。
生まれながらの
鷹揚な若様ではないのです。
手も口も頭も
高速で回り続ける人に
ありがちな事です。
名家から側室を
たくさん迎えたのも
頼りになる係累の少なさを
何とか補おうとした為のように
思います。
晩年の非道な所業も
秀頼公の将来と
自分の余命を秤にかけて
冷静に計算した結果、
ブレーンの少なさとその能力に
焦燥感を募らせて
感情を爆発させたように
思えてなりませんでした。
とても魅力的で
素敵な人だったのに…。
このブログを書く為に
長浜について調べていて、
なんと、
日本橋で４月から
長浜の観音様を
月替りのようにして
出開帳して下さる事が
わかりました❗
今回の旅では
回りきれない場所が
たくさんあったので
すごく嬉しいです❤
早速今度行ってみます❗
その後長浜駅で電車に乗って
（JR北陸本線というのですね❗
北陸に繋がっているんだ〜と
感慨深かったです。）
彦根駅で降りました。
彦根駅と彦根城は
結構離れていて、
かなり歩きました。
（この日も後で万歩計を見たら
１０キロ歩いていました。）
本町キャッスルロードという
洒落た名前の通りで
あゆの店きむらさんに入りました。
夫は金亀のお燗を
頼みました。
美味しかったそうです🎵
鮒ずしを二人とも
人生で初めて
ここでいただきました。
臭いと聞いていたので
ドキドキしましたが
チーズくらいで全然気にならず
むしろ、好きな味でした❗
井戸や北山杉がある
お庭を眺めながら
お食事をいただきました。
鮎を詠んだお軸や
鯉の蒔絵のお盆が
飾られていて、
おもてなしが嬉しかったです。
鮎の塩焼き、
小鮎の天ぷら、
あゆ豆、
鮎の炊き込みご飯、
しじみのお味噌汁と
琵琶湖尽くしの
美味しいお昼でした❤
とっても美味しかったので
お土産に鮎の一夜干しや
小鮎の佃煮や
（琵琶湖の鮎は成魚でも
大きくならず、
小鮎と呼ぶそうです。）
鮎の炊き込みご飯を
買い込みました。
あゆの店の木村水産さん、
お店でも思ったのですが、
随分お安くないですか❔
滋賀って本当に
豊かというか、
有り難いです。
リピします❗
金亀の岡本本家さんも
木村水産さんも
彦根市のふるさと納税に
入っているので、
今年のふるさと納税先として
候補にします🎵
ほろ酔いの夫と
買い物してホクホクの私は
いざ彦根城へと
向ったのでした。
滋賀旅行、
まだ続きます🎵