来年の妹の
結婚式の服装について、

「来るのは身内だけで
向こうのお母さんも
普通の洋服だから、
黒留袖は着なくていいって
○子(妹)に言われた。」と
母から聞いていました。


母はお式では
紫の色無地を
着るというので、
私は紫以外の
訪問着にしようと
考えていました。


そうしたら、
紫の色無地は
太ってしまって
綺麗に着られなかったと
母から連絡がありました。


それなら、
私はお正月と同じ
紫の訪問着を着ようかと
考えていました。


昨日母と
電話で話していて、

妹が一緒に働いている
妹の親友は、
母が着付けをしてあげて
当日訪問着を着るのだと
聞きました。


また、
向こうのお母さんが着る
ロイヤルブルーの
スーツに合わせて、
同じ生地のマスクを縫うのを
お母さんから頼まれたと、
母から聞きました。


ん❔えー?


「ねえ。

内輪のお式って言ってたけど、
○ちゃん(妹の親友)が
訪問着を着て、
向こうのお母さんは
スーツを作ったんでしょう❔


○○さん(私の夫)は
式服を着ていくし、
私達も黒留袖の方が
いいんじゃないの❔」と
私は聞きました。


母はそれでも
黒留袖はダメと
○子に言われたとの
一点ばりなので、
おかしいな~❔と思い
一度電話を切って
すぐに私は
仕事中の妹にLINEしました。


すると、
「何でも好きな服を
着たらいいと思うよ。
ママからは
黒留袖でなくていいかと
聞かれたから、
いいよって言ったけど。」と
妹からすぐに
返信がありました。


「またやられた~❗️おーっ!

向こうのお母さんは
普通の服だから、
黒留袖はダメって
○子に言われたって
ママから聞かされて、
すっかり信じてた~。おーっ!」と
妹に返信すると、

妹からは
「(笑)」とだけ
返信がありました。


すぐ母に電話して、
「なんで○子に
黒留袖はダメって言われたって
嘘つくのよ❔
ママが黒留袖を
着たくないだけじゃない❗️」と
言いました。


「○子から言われたなんて、
ママは言ってないわよ。」と
母からは即答で
あっさり言われました。


はぁ…。ショボーンタラー


母から私に
LINEや電話が来ることは
ほぼなくて、
いつも私から電話して
近況確認のために
話すのですが、

言った言わないで
不毛なやり取りをするのは
疲れるので、
今後は用件は
出来る限りLINEにして
なるべく文字にして
答えてもらおうと
決心しました。


「自分が着たくないだけなら、
私にまで
黒留袖はダメって
間違えた情報を
伝えてもらったら、
私が困るじゃない。


適当な事を言うの
本当にやめてよ。


妹の結婚式なんだから、
私はやっぱり
黒留袖着るよ。
ママも一緒に黒留袖着ようよ。
たくさんあるんだから。」


「それが、
ママの黒留袖は
もう着られなくて、
駄目なのよ。」と
母は答えました。


「おばあちゃんの黒留袖なら
サイズが合うでしょう❔
おばあちゃんの黒留袖の方が
柄が上品で豪華だから、
それを着たらいいじゃない。」と
私は言いました。


私達三人の黒留袖は
どれも加賀友禅で
私が華やかな松竹梅の柄、
母が落ち着いた
玉手箱と束ね熨斗の柄、
祖母は山水の柄です。


祖母の山水の黒留袖は
一番高価で豪華で
絵つけが素晴らしく、
私は祖母の黒留袖が
実は一番
気に入っています。


「嫌よ❗️
おばあちゃんの黒留は
ひとえじゃない。」と
母は言いました。


「おばあちゃんは太ってから
暑がりだったから、
何でもひとえで作ってたよね。


袷の生地を比翼仕立てで
仕立てているから、
裏がついているように見えて
ひとえでも全然、
問題なかったじゃない。


ママ、
私はよく着物を着てるけど、
着物は洋服よりも
かなり重くて暑いよ。


お嫁ちゃんに着付けを教えた時
かなり汗かいて、
『着物って重いですね~。』って
びっくりしていたもの。


ママは今は
おばあちゃんくらいの
体型になっているし
暑がりでしょう❔


黒留は普通より地厚だし、
比翼がついているから
ひとえがかえって
いいと思うよ。」と
私は言いました。


「嫌よ、
黒留袖は着ない❗️
あなたが仕立ててくれた色留袖は
着た事がないし、
色留袖なら女並みに仕立てて
もらったから、
多分着られると思うの。

おばあちゃんの黒留袖は
着たくないの。」と
母はなぜか頑固でした。


色留袖は松竹梅と鶴亀の
加賀友禅で、
母の反物から、母の為にと
私が仕立てたものです。


「そう。わかった。
私はせっかくだから、
黒留袖を着るね。


お台場までは
朝みんなで車に乗って、
○ちゃんに着付けしてあげて
自分の着付けもして
来るんでしょ❔


もし色留袖着るなら、
女並だけど
太る前に仕立てているから、
綺麗に着られるかどうか
ちょっと着てみた方が
いいと思うよ。」


「わかった。
やってみる。」


電話を切った後、
なぜ母は祖母の着物を
今まで一度も
袖を通そうとしないのだろう❔と
私は考えました。


祖母は若い頃から
太っていました。
母は祖母の体型を
すごく厭っていて、
絶対あんな風にならないと
若い頃から思っていたと
よく話していました。


とはいえ、着物は
サイズに融通がきくので
私は祖母の着物を
たくさん譲られて、
日常的に着ています。
ものもいいし、
ゆったりしていて
かえって着やすいのです。


母が祖母の体型に
近づいているのに、
頑なに祖母の着物を
着ようとしない気持ちは
全然わかりません。


なんなら祖母の黒留袖を
私が着ようかな…。


黒留袖の着付けを
練習しようっと❗️
黒留袖は着るとゴージャスで
重厚で大好きなのに、
身内の結婚式でしか
着られないのですから。


今から着るのが
本当に楽しみです。🎵おねがい