
朝日酒造を出て、
私と夫は
五頭温泉郷の出湯温泉にある
日本秘湯を守る会の宿、
清廣館に宿泊しました。
建物は登録有形文化財です。
前回五頭温泉郷に行った時は
満室で泊まれなかったのです。
やっと泊まる事が出来て、
嬉しかったです。

あちこちに花が
飾られているお宿が
私は大好きです。
清廣館も、
ホトトギスや菊など
たくさん飾られていました。
白の八重の秋明菊は
珍しいですね。
フロントです。

食堂に、木の化石が
飾られていました。

6世紀のくるみの木です。
新潟では
河原に木の化石が
落ちてるんですね~❗️
触ってみると炭のようで、
私ならもし見つけても
きっと見落としてしまうと
思いました。
写真を撮っていませんが、
入り口にもそれは大きな
木の化石がありました。

「まつのこえ
みづのひびきも
みほとけの
のりのみこゑと
きくがたふとさ」。
本当によい歌ですね…。
この拓本の歌は
糸魚川出身で
良寛の研究に晩年を捧げた
相馬御風という方が
詠んだ歌のようです。
相馬御風様は
「都の西北」や「春よ来い」などの
作詞だけでなく、
研究や評論などで
明治~昭和までの長い間、
活躍された方だそうです。
また、
奴奈川姫(ぬながわひめ)伝説から
古代の糸魚川は
祭祀に使用する
翡翠の産出地として、
大変重要な土地であったという
研究発表を行い、
それを元に調査した所
昭和10年に、本当に
糸魚川で翡翠が
発見されたとの事です❗️
すごいです❗️
明治100年を記念して、
華報寺の境内に
篤志ある方が
石碑を建てたそうです。
詳しくは下の写真を
ご覧下さい。
お宿の主に伺うと、
華報寺は清廣館の隣に
あるというので、
明日行ってみよう❗️と
話しました。
大同4年に弘法大師様が
出湯で修行された時、
錫杖で突いた所に
温泉が湧いたそうです。
新潟最古の温泉だそうです。
今も華報寺の境内では
その温泉に入れるそうです。
古くはお風呂というのは
衆生への施しとして
お寺が行ったものなので、
いにしえの風習が
まだ残っているのだ…と
本当に感心しました。
五頭温泉郷はラジウム泉で
無味無臭ですが、
華報寺の温泉は不思議な事に
泉質が全然
違うそうなのです。
すごく楽しみだね❗️と
二人で話しました。

私達のお部屋からの
眺めです。
向こうに見えるのが
華報寺の
弘法大師の温泉です。
わくわく…。🎵

清廣館は
色んなお部屋に
泊まる楽しみがありますね。
日本の水を大切にするために、
掛け流しといえども
お湯は少しずつしか
出さないようにしているとの
事でした。
温泉には石鹸シャンプーが
置いてありました。
ドバドバ流さないと
硫黄で管が詰まる所もあるので
一概には言えないけれど、
志のある、良いお宿だと
感銘を受けました。
夫が夕食の写真を撮ったので
食事の写真がありませんが、
上手に焼いた岩魚や
主が山で取った
きのこや山菜づくしの
体に優しい食事でした。
翌朝の瓢湖の白鳥のことは、
夜書けたら書きます❗️








