今朝、母と歩いて
下の妹の前夫の
お墓参りに行きました。


昨日仕事が終わったら
電車に飛び乗って、
実家に戻りました。
母が迎えに来てくれました。
昔は有人でしたが
今は最寄り駅は無人駅です。
夜中近いのに、
他にも何人も
迎えに来ている車がありました。


母に会う為に
新潟旅行前もそうでしたが
ずっとスーパーも行かず
会社以外どこへも行かず、
自粛して過ごしていました。


「ママの方がボランティアとか
あちこち行ってるから、
本当は危ないわよ~。」と
母は笑っていました。


私は母の実家のお寺へ
父と祖父母のお墓参りに
行きたかったのだけれど、

母が
「兄さん達は忙しいから
お盆過ぎたらゆっくり行く。
今日は行きたくない。
あっちはお彼岸に来てくれたら
それでいいから。」と
言い張るので、

コロナウィルスの事があるから
伯父伯母と私が会うのを
気にしているのかな❔キョロキョロ
それともお盆過ぎに行って
伯父伯母とゆっくり
話したいのかな❔
と思い、
今回はおとなしく
断念しました。


下の妹の前夫のお墓は
母の家の隣の
妹の元婚家の敷地にあります。
隣とはいえ遠くて、
歩いて五分は
かかります。


東京は毎日ものすごく
暑いけれど、
故郷の風は涼しくて
森の濃い緑の匂いがして
トンボや蝶がたくさん飛んでいて、
気持ちのよい
高原の別荘地のようでした。


道々歩いていると、
朝暗いうちに山へ行って
子供達とみんなで
カブトムシやクワガタを取ったり
果物をもいだり
ブルーベリーを摘んだり
川で魚を釣ったり
オニヤンマやトンボを取ったり
花火やバーベキューをしたり
妹家族と母との
たくさんの楽しかった思い出が
甦ります。
全部妹と母の家の庭で
出来たのです。
母を引き取ってくれた事といい、
妹の前夫には
言葉には尽くせないほど
よくしてもらいました。


下の妹と、
妹の前夫には
感謝しかありません。
今も思い出すと
心から、
彼に会いたいなぁと思います。


お墓では
「本当に本当にありがとう。」
「みんな幸せだから、
安心してね。」
「これからもみんなを
見守っていてね。」と
心の中で祈りました。


家に戻ると、母が
「この家にいて、
庭を眺めていると
いつもとても豊かな、
幸せな気持ちになるの。

○ちゃん(妹の前夫)が死んでしまって、
○子(下の妹)もみんな出ていって、

今は一人だけど
自分で決めた事だし、
ここには本当に楽しい思い出が
たくさんたくさんあるから
ママはこの家が好きなの。

ママはここに来たこと、
今も全然
後悔してない。」と
私に言いました。


母も、私と同じ事を
考えていたんだなぁと
思いました。
また涙が出そうになりました。


明日は下の妹家族が
みんなで泊まりに来るので、
母はソワソワ、
ワクワクして
ものすごく嬉しそうです。
良かったね…。おねがい
(迎え入れる準備があるから
実家には行きたくなかったのかな…。)


「見てみてー❗️爆笑
このワンピース、
一日で縫っちゃった❗️
○○(姪っ子)に
プレゼントするの❤️」と
見せてくれました。
私に縫ってくれると言って
布まで買ってあるワンピースは、
いつ出来るのかな…ショボーン


お昼は母が直売所で買ってきて
たくさんおかずを作ってくれて、
野菜をたっぷり食べました。


ママの作るご飯は
本当に美味しい❗️と
たくさんおかわりしたら、
すごく嬉しそうでした。


「ママは結婚するまで
料理を一切作った事もなければ、
買い物をしたことも
なかったのよ。」と
母が突然
爆弾発言をしました。


「えっ!?ガーン
じゃあ東京で料理は
誰が作ってたの!?」と聞くと、
「伯父さんが、
『全くしょうがねぇなぁ~』と
言いながら、
作ってくれたの。」
との事です。


「買い物しなくて、
毎日どうしてたの!?」と聞くと、
「昔はなんでも家に
ご用聞きが来てくれて
届けてくれるから、
買い物の仕方がよくわからなくて
怖くて出来なかったのよ…。」
との事でした。



なんという事…。
初耳でした。
「結婚してから、
料理はパパに全部
教えてもらったの。」
ですって❗️びっくり
だから料理が上手なのか…。


それから駅まで送ってもらい、
母とバイバーイと手を振って
午後は夫の父方と母方と
両方のお寺に
お墓参りをしました。


夫が単身赴任で
お盆に帰れない事が多く、
私は昔からよく一人で、
日帰りで
お墓参りをはしごしていました。


家族でお参りするのも
もちろんとても楽しいけれど、
実は一人でお参りして
お線香とお花をあげながら
じっくりとお話するのも、
私は大好きなのです。


いつもとても心が安らいで、
すごく幸せで
涙が出るような
あったかい気持ちになります。


両方のお寺は
町の中心地にあり、
夫の祖父が勤めていた役所や
夫の父が勤めていた役所や
(どちらも省庁の支社)
私と夫の母校や
私達の本籍地(今は駐車場)や、
昔行ったお店や
すごく懐かしい場所が
たくさんあって、
歩き回ると
心が弾みます。


大学入学までの
10年余りしか
住んでいない町ですが、
大切な場所だと感じます。


今年はお盆どころか
ずっと故郷にも帰らず、
大切な人にも会えない人が
たくさんいらっしゃる事と
思います。
私もずっと一人で何ヵ月も
暮らしていたので
その辛さ、さみしさが
よくわかります。
家族の大切さと
会える幸せを
こんなに痛感したことは
ありませんでした。


会えた時は、
もう泣きたいくらい幸せでした。
母も、夫の両親も
ご先祖様もそうだったのかなと
思いました。


上の妹が、
夫といて幸せなら、
それでいいと思いました。


すごく満ち足りた気持ちになった
幸せなお盆でした。


夫の親族と
私の親族と
両方のご先祖様に
本当に感謝いたします。照れ


今日は夫が
帰ってきます❤️爆笑