甘々と稲妻 第12話 感想 | あずきのアニメ日和

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第12話「あいじょーたっぷりお好み焼き」


第12話あらすじ

犬塚多恵(CV:茅野愛衣)の一周忌を迎えた犬塚公平(CV:中村悠一)犬塚つむぎ(CV:遠藤璃菜)

その日は何をする気にもなれず、久しぶりに外食をしようということになり、

つむぎの興味を引いたお好み焼き屋へ。

しかし、事前に自分で作ることが出来ると公平から聞かされていたつむぎは

店員さんが作って持ってきたお好み焼きにショックを受けてしまう。

不貞腐れ、物に当たるつむぎに思わず声が強くなる公平。

怒られたつむぎは人目も気にせず、わんわんと泣き出してしまい…





ネタバレ含みます。


冒頭から少し切ないスタートを切った最終話。

日々生きるのに必死だと、ふと気づいた時には1年なんてあっという間なように感じられます。


多恵が亡くなってからは仕事とつむぎの世話と家事とでいろいろ忙しかったろうし

半年が経った頃には、一から料理を始めて寂しさに浸っている暇などあまりなかったかもしれません。

気づいたら彼女が亡くなって1年に。


多恵と一緒に過ごした時間とか、彼女が亡くなってからのことをいろいろ思って

その日一日は何かしようっていう気にもなれない様子でした。

そういう日があってもいいんじゃないかな…


やっぱり悲しいとか辛いとか寂しいとかいろいろ思うところはあるだろうし

いつも通りに見えて、余裕はなかったのだと思います。

だから、お好み焼き屋でつむぎが思っていたのと違かったと不満気な様子を見せた時には

ちょっとキツくなってしまったんじゃないかと。


誰が悪いっていうわけでもありませんけどね。


つむぎは公平の話に自分で作ることができるって楽しみにしていたみたいだし

「思っていたのと違うじゃん!!」「おとさんが嘘をついた」と思うのは仕方ないかも。

だからって物に当たっていいかって言ったらそうではないけど…


案の定、青海苔の入った入れ物がソースでべったりのお好み焼きの上に落下。

そりゃ、公平も「ああ、もう何やってるんだか」となっちゃいます。

妻が亡くなった悲しさが癒えたわけではないし、この日ばかりは余裕がなかったから

つむぎにまで気を回してあげることができなかったんじゃないかな。


人間なんだし、思うようにならないことに直面することはいくらでもある。

思っていたよりも上手く立ち回れないことだってあるでしょうよ。

他のお客さんや店側に気を遣って、泣き出してしまったつむぎを泣き止ませようと必死になって。

お父さんというのも大変ですね…


一方で、わんわんと泣き出してしまったつむぎは大人から見たらある意味羨ましいかもしれません。

人目を気にせず、大泣きできるって大人になったらなかなかやれないことですし。


どうしても周りの目を気にしてしまうから、

どんなに嫌なことがあっても

その場で泣くことができないってことはよくあります。


小さいうちはそういうことを気にせず、素直に気持ちを表に出せるから羨ましいです。

泣きたい時に大泣きして、笑いたい時に大笑いして。


子どもの頃は早く大人になりたい、自由になりたいと思うこともあったけど

案外、大人の方がいろんなことに縛られてて思うままに生きることができないし、

子どもの方が心が感じたままに自由に過ごせていたような気がする。


さて、お好み焼き屋の一件以降、つむぎとは少し距離が出来てしまった公平。

話をしないわけではないけど、なんというか気まずさが全面に出ています。

プチ喧嘩中ってところかな。


どうやら今回は公平も多少なりとも落ち込んでしまったようで少し様子がおかしい。

そんな彼を心配する飯田小鳥(CV:早見沙織)に相談したところ、

初めてのお好み焼きがそれではあんまりだ!!と、次のごはん会でお好み焼きを作ることが決定。


しかも、彼女の母である飯田恵(CV:新井里美)も都合がついたとかで

この機会にちゃんと挨拶をしようってことになったようです。


そういえば、相変わらず店を使わせてもらってはいるけど、ちゃんと挨拶したことないんだっけか。

お店もまともに開いている感じはしないし、テレビとかに引っ張りだこって凄い人気ですよね。


恵も参加するってことでほんの少しつむぎも元気を取り戻してくれたらしく

どこか嬉しそうな感じ。

この調子でお好み焼きのリベンジは叶うかな??





しかし、ごはん会当日、やはり仕事の都合で恵は来られないってことになったらしい。

つむぎの次はどうやら小鳥が不満気な様子。


小鳥だけではなく、さり気なく会うことを楽しみにしていた

八木祐介(CV:関智一)も帰ろうとするくらい恵は大人気なようですね。

これも多忙な理由の一つかな…


仕方ないので、いつも通り5人でごはん会をすることになったわけですけど

つむぎとの関係はまだイマイチ修復しきれず、

いつものように公平の頑張りを応援してはくれないみたい。


序盤に比べるとかなり上達した包丁の扱いも、八木ちゃんの前では霞んでしまって

子どもの興味はやはり凄いと思うものに反応してしまうから

なんだか寂しさを感じるシーンになっちゃいましたね。


けど、その分、普段は主に食べ物の件で相談に乗ってもらうことの方が多い公平が

小鳥の相談に乗ってあげる先生らしいシーンもあったりして

これはこれで良いシーンだな~と。


忙しいのは分かっているけど、

いつもいつも急な母親に納得しきれずにいる小鳥は

高校生と言えど、まだ子ども。


納得できないっていう子どもの気持ちを酌みつつも、

親目線から余裕がなくて伝えきれないこともあるんだよって諭してあげる。

その中で自分もつむぎに対して余裕がなくて伝えきれなかったことがあったって気づく。


大事に思ってることを言葉や態度で示すのは思っていたよりも難しくて

それが正しく伝わるかどうかも怪しい。

受け取り方次第で全然違った展開になってしまうから、思うようにはならないことも多々あります。


だけど、親は何よりも子どもを大切に思っているし

どんな時も子どものためを思って行動してくれているんだよね。


ま、親の心が伝わりすぎると余計な気を遣わせてしまうこともあるようだから

伝わりすぎるのもあまり良くないのかもしれませんが。

ほんの僅かでも自分が大事にされているんだって理解してもらえるくらいがちょうどいいのかも。


で、お好み焼き屋の時はつむぎに気持ちを上手く伝えられなかった公平は

今度こそ自分の気持ちが正しく伝わるようにつむぎと向き合うことに。

どうやら今度は八木ちゃんたちの邪魔をしてしまって、怒られてしまったようですし

嫌な思い出にならないように今度こそちゃんと気持ちを伝えないといけません。


公平はいつもつむぎと面と向かって話そうとしてくれていて、

向き合う時間を作ろうとする姿勢が傍から見るといいなって思います。

怒られる側の子どもとしては向き合うことが面倒だとも感じてしまいますけどね。

そういう時間が大切だってことはその時には分からないものだと思うし。


自分が悪いことをしたと理解していても怒られることは誰だって嫌なもの。

だから、怒られるって分かった瞬間は嫌だなって露骨な態度を示してしまう。

特に公平の場合は向き合う時間を作ろうとしてくるから、

今から怒られるんだってなんとなく察しがつくんじゃないかな。


けど、誰だって怒りたくて怒っているわけではないんだよね。

好きで怒ってる人なんていないと思うし、怒らずに済むならそのほうがいい。

見るからに優しそうな公平は怒るのとか得意そうじゃない感じは出てます。


子どもが怒られることを嫌だなって思うのと同じように

親も怒ることで子を傷つけてしまうことを嫌だなって思うだろうし

怒ることで嫌われたりしたらどうしようって思う部分はあるのではないでしょうか。


でも、悪いことをした時に嫌だなって思って怒らずにいると悪い子に育ってしまうかもしれない。

いい子に育ってほしいからこそ、怒る。

怒るってことにも愛情は含まれているんですね。


あと、子どもが謝るよりも先に「ごめんなさい」と言えるって凄いことだよね。

なかなか子どもに対して「ごめん」の一言って出てこないと思います。


親が謝るから子も悪いことをしたら謝らなきゃいけないって感じるのだろうし

上手いことつむぎの口から「ごめんなさい」の一言を引き出させているのではないでしょうか。

親の姿から子は様々なことを学んでいると思うし、公平のつむぎに対する態度が

そのまま彼女の成長に繋がっていると言ってもいいかもしれない。


仲直りもしたところでお好み焼き作りも再開へ。

お店ではできなかった自分で混ぜるってことも達成できたみたいなんで

お好み焼きの思い出は嫌なことで終わらずに済みそうです。





完成したお好み焼きは軽くアートでしたね。

マヨネーズと竹串でソースに模様を描いていく、みたいな。

個人的にはマヨネーズ嫌いなんで、私は絶対にやらないでしょうけど…


あと、ソースもいいけど醤油を塗った醤油味のお好み焼きも美味しいです。

久しぶりにお好み焼き食べたくなってきた~

青海苔と鰹節と買ってきて、ホットプレートで焼いて食べたいな!!


そういえば、今回はホットプレートは使わなかったですね。

いつものようにフライパンで焼いちゃってたけど、

とりあえずは自分で混ぜることができてつむぎさんは満足されたようです。


もう出来上がった頃になっちゃいましたが、仕事を終わらせて急いで帰ってきてくれた恵も合流。

予定通り、小鳥ママも参戦してのごはん会になりましたね。

小鳥的にも一緒にご飯を食べることができて嬉しかったのではないでしょうか。


ちなみに、収録現場から急いで帰ってきたらしく、コートの下は衣装のまま。

多分だけど、恵の人気の秘密は料理研究家としてだけじゃなくて、

制服を普通に着ちゃうキャラクターもあるのかもしれません。


なかなか子持ちの母親がすることじゃありませんからね…


さて、八木ちゃんたちのアレンジお好み焼きも全て完成したところで

みんな揃っていただきます!!ですよ。

今回は恵も一品作ってくれたようなので、

テレビにも出ている料理研究家の料理を食べられる貴重な機会にもなったようです。


恵はきのことか入れてたって話だけど、八木ちゃんは牛すじを。

テーブルの上にあったのは4つだったから豚イカ玉と、あと一つは何が入ってたんだろう??


味の方はお店で食べるやつよりも美味しいというつむぎ評価。

それを職業としている店側には若干失礼ですが、

家で作るやつが美味しいっていう気持ちは分からなくもないかも。


特に今回はつむぎのために公平が愛情をたっぷり込めて作ったようですし。

恥ずかしいセリフをサラッと言ってしまう小鳥ママ最高です!!

確かにこれは人気者になるわ。


その愛情がたくさん詰まった料理を食べてどんどん大きくなっていく。

第1話の時はお弁当を残しがちだったつむぎが今では公平の料理をたくさん食べているんですよね。

むしろ食べすぎなくらい!!


特定の誰かのために作られたものほど美味しいと感じるものはない。

まだまだ料理の腕は未熟ですが、未熟ながらも一生懸命作られた料理は

温かくて、嬉しくて、とても美味しいんだと思います。


1クールを通して料理っていいな、家族っていいなって思わされました。

毎回あれ食べたいな、これ食べたいなってなりましたしね。

最後は愛に溢れるお話でいい最終回だった!!


それだけにガチで難民になっちゃうよ~

つむぎちゃんの可愛さにお目にかかれなくなるのは残念すぎます…

第2期の制作が決まってほしいです。


あと、中村さんのお父さんキャラも凄く良かったですね!!

来期はまた癒し系で主役をやるみたいなんで、そっちにも期待します。


そういえば、来期の感想枠をどうするか考えてなかったな…


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