僕のヒーローアカデミア 第8話 感想 | あずきのアニメ日和

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第8話「スタートライン、爆豪の。」


第8話あらすじ

戦闘訓練の初戦は暴走気味になってチームの勝利よりも

自分の力を示すことを優先した爆豪勝己(CV:岡本信彦)ではなく

チームとしての勝利を優先させた緑谷出久(CV:山下大輝)に軍配が上がった。

爆豪の攻撃を読んでおきながらもチームとしての勝利のために個性を使ったデクは

自らがボロボロになることを承知で彼の攻撃を左腕一本で防ぐ。

チームとしての勝負にも個人としての勝負にも敗北した爆豪。

そんな彼に突きつけられたのはクラス内には自分よりも凄い人間がまだまだいるという現実だった。





ネタバレ含みます。


前回でデクとかっちゃんとの勝負に決着がつきましたが、

そこからかっちゃんが何を思ったのか、何を学んだのか

敗北から得たものが大きく描かれたエピソードになりました。


さて、個性を使った右手はボロボロ、左手もかっちゃんの攻撃を防ぐために大火傷です。

すぐさま意識を失ったデクは保健室へ緊急搬送。

雄英高校でも二日連続でこれだけの大怪我をして運ばれてきた生徒は

なかなかいないんじゃないでしょうか??


一方で、デクに敗北したかっちゃんは絶望の淵に立たされていたというか。

デクが左腕一本で防いだところを見る限り、彼がかっちゃんの攻撃を読んでいたのは明白。

もし、一対一のガチンコ勝負だったら、かっちゃんの攻撃はデクに届く事はなかったでしょう。


それどころかかっちゃんがまともにデクの攻撃を受けていたら死んでたかも…


チーム戦だからチームとしての勝利を優先した結果、

ちょうど核の真下に位置していたデクはかっちゃんの攻撃をあえて受けて、

勝つ為にワン・フォー・オールの力を真上に向かって放つしかなかった。


とはいえ、本当は制御できない力を使わずに済むならその方が良かったというのがデクの意見。


制御できない力を振るうってことは結果的に誰かしらに迷惑をかけることになる。

それは人助けが本職のヒーローにとっては致命的と言ってもいいことかもしれません。

助けるべき相手かもしれない人に助けられることにも繋がりかねないから。


それでもどうしても勝ちたかったからデクも個性を使った。

ある意味では彼も自分のために戦っていたようなものでしょうね。


けど、個人としての勝負とチームとしての勝負はまた違います。

個人としての勝負はあくまでも自己満足にしかならないけど

チームとしての勝利はハッキリとした敗北の二文字を相手に与えることになる。


実際、今まで敗北というものを味わってこなかっただろう

かっちゃんにとっては痛い結果だったんじゃないかな。

しかも、一番見下していたデクに負けたってことなら尚更。


結果としてはデクと麗日お茶子(CV:佐倉綾音)が勝利し、

かっちゃんと飯田天哉(CV:石川界人)が敗北に終わりました。


が、訓練として全体的に見ると、デク、かっちゃん、お茶子の三人は

本番を想定しきれていない行動が目立っていたような気がします。


かっちゃんが建物を壊した際にもヴィランとして愚策だと注意されていましたが、

それはデクの最後の攻撃も同じです。

しかも、負傷するのが分かっていて無茶をするのは愚かな行動としか言えません。


時には無茶してでも成し遂げないといけないことがありますけど

あの場面は本番なら無茶をしなくても良かった場面と言えるでしょう。

相手が核を持っている以上、あまり大きな攻撃は本来避けるべきでしょうから。


お茶子も気が緩んで居場所が特定されただけでなく、

核があるにも関わらず、無茶苦茶な攻撃を振るっていました。

本番を想定していればもっと慎重になることができたのでは??


と、だいぶ八百万百(CV:井上麻里奈)からハッキリ言われちゃいましたね…


その点、ヴィランになりきり、核を必死に守ろうとしていた天哉は高評価。

本番を想定して的確な判断をしていたとオールマイト(CV:三宅健太)からも太鼓判を押されました。

ちょっと嬉しそうなのがまたね…

今回あまりいいところがありませんでしたから、思わぬところで褒められて嬉しそうです。


けど、訓練はこれで終わりではないので、次々とほかのメンバーも訓練を開始していきました。

デクとかっちゃんのあの激しい攻防の後だとやりにくそうですけどね。

ま、無難にみんなこなしていたという感じでしょうか。


とりあえず、葉隠透(CV:名塚佳織)は行動としては間違っていないけど

見えていないだけで全裸というのはヒーローとして如何なものなのかと少なからず思ってしまいます。

せめて服ごと透明化できたら良かったんだけどね…





しかし、今回は相手が悪かったようで、いくら葉隠が本気を出しても

推薦入学者の一人である轟焦凍(CV:梶裕貴)を相手にするのは荷が重かったらしい。

一瞬で凍らせて、相手の動きを封じてあっさり核にタッチしちゃいましたからね。


なんかここまで簡単に乗り切られちゃうと逆にデクとかっちゃんのはなんだったんだってなります。

彼らが自分たちの事情で熱くなっていたってだけの話なんですけどね。

ほとんどが初めましての中で唯一の幼馴染みの関係だと思うし。


だからむしろほかのクラスメイトたちの訓練の方が普通のことなんでしょうね。

如何に効率よく核までたどり着けるか、ヒーローを妨害できるか

個性の使い方次第では轟のようにあっさりと訓練終了とすることも可能みたい。


かっちゃんだってやろうと思えば、もっと効率よく訓練を終えることができたんじゃないかな。

もし相手がデクじゃなかったら結果も大きく違っていたかもしれません。

けど、デクだったから無視できなかった。


どんなに自分が一番凄いとアピールしても普通の子と同じように接してくる。

弱いくせに、個性を持たないのに優劣をつけないでみんな一緒だって。

誰かと同じにされるのが嫌だったかっちゃんはデクの思いやりすら鬱陶しく思っていたから

自然と無視できない存在になっていたのでしょうが、突然の個性発現にそれがより強くなったみたい。


だから思わず訓練とかそういうの無視して自分の為に戦ってしまった。


結果的にそれが敗北へ繋がったわけですが、

クラスメイトたちが自分の個性を活かしてスマートに訓練を終える姿は

暴走した挙句、敗北したかっちゃんにはいろいろ思うところもあったようです。


クラスメイトの本当の実力がこの訓練の中で初めて発揮されて

個性の測定よりも自分と周囲の力量差が大きく表れていたと思います。

自分が一番凄い、トップになるのは自分だと息巻いていただけに世間の広さを感じ取ったのでは??

それもデクに敗北しなければ感じ方も違かったかもしれませんが。


一方、保健室に運び込まれたデクは復活にかなり時間がかかる模様。

個性の測定で怪我したところを治してもらったばかりだから、すぐには治せないみたい。


相当消耗してるし、活性化もあまりしすぎるのはデクにとって大きな負担になっちゃうから。

酷いと死に至るとも言われましたしね。

少しずつ治すしかないと軽くリカバリーガール(CV:小桜エツコ)もお怒りです。


リカバリーガールはオールマイトの秘密を知る数少ない人物らしいですが

オールマイトのやせ細った体型のことは意外とヒーロー仲間には知られていたりするんですね。

逆に彼の能力のことの方がホントにごく一部の少数しか知らないことみたい。


デクにリカバリーガール、校長、彼の友人とホントに少数。

そうでもして平和の象徴を守り続けるのは社会を正しく導くためでもあるみたい。

平和の象徴がいなくなれば、超人社会は一気に悪によって犯されてしまう。

デクは思っていたよりも大事を背負い込んでいるのかもしれません。


けど、ヒーローである以上、たとえ背負ったものが大きかろうが

デクは助けを呼ぶ誰かのために戦い続けるのでしょうね。

ある意味では平和の象徴として戦う気持ちはすでに持ち合わせているのか。


とはいえ、今の状況が続けば彼はヒーローになる前に息絶えてしまうかも。

そうならないためにもオールマイトがもっと教師としてしっかりしなければならない。

彼も彼で教師として生徒を守る立場を学んでいかないといけないみたいですね。


そうそう、デクはあのあとちゃんと目が覚めたようですよ。

クラスメイトたちもデクを心配してくれてて、軽く人気者状態でした。

今まで友達という友達がいないデクでしたが、彼の周りにこんなに人が集まるとは…

デクの頑張りがみんなに伝わってるってことですよね。





でも、教室の中にかっちゃんの姿はありませんでした。

見下してきたデクに負けて、自分より凄いかもしれない個性を持ったクラスメイトの姿を見て

そりゃ、みんなと楽しく訓練を振り返るなんてできませんよね。


悔しい思いを抑え込んで、みんなと笑い合うなんてかっちゃんにはできないと思うから。


そんなかっちゃんにデクは騙してたわけじゃないって弁解に行ったけど

結果的にもっと強くなって借り物の個性を自分の力にしてみせる

そしてゆくゆくはかっちゃんを超えるって宣言した形に。


デクはデクでまだ力を使いこなせていない現状に納得できていないみたいだけど

それはあくまでもデクがそう思っているだけで、結果だけ見ればデクはかっちゃんに勝ってるんだよね。

胸を張って勝ったと言えるかどうかって話だけでさ。


デクがなんと言おうともかっちゃんが負けたってことに変わりはない。

だから結果を受け止めようとして、受け止めて前に進もうとしているかっちゃんにとっては

デクが自分の力を使いこなせるようになろうがなんだろうがどうでもいいことみたいです。


どうでもいいというか、それはそれでデクの目標だろって話ですね。


かっちゃんはこの敗北と自分よりも凄い人が世の中には山ほどいるんだって現実を思い知ったことで

もう二度と負けないために、本当の意味で頂点に立つ為に前へと進み始めていました。

これはこれで今のデクを認めているってことにもなるのかな。


でも、きっとここで敗北しておいて良かったんですよ。

壁にぶつかってそれを乗り越えた時に人はもっと大きく成長できると思うし

彼の言うように本当のかっちゃんの凄さが見られるのはここからになりそう。


そしたらいつかまたデクと勝負してるところが見てみたいな。


とりあえず、オールマイトは登場遅すぎましたね…

せっかく良いこと言ってもかっちゃんもう立ち直ってるし。

デクとかっちゃんだけでなく、オールマイトも教師として今後の成長に期待かな??


さて、Cパートには前回告知された死柄木弔(CV:内山昂輝)がほんのちょっとだけ登場してました。


どうやらオールマイトの命を狙っているようですが、一体どういった経緯なのか

数日後には彼がデクたちの前に現れるってことはちょっとヤバい事態にもなっちゃうのかな??

本格的にヴィランと戦う機会が用意されていそうです。


次回「いいぞガンバレ飯田くん!」


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