アイドルマスター 第19話 感想 | あずきのアニメ日和

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話「に隠れる月の如く」


第十九話あらすじ

961プロによる悪質な嫌がらせを乗り越えてきた765プロ。

そんな彼女たちを本格的に潰そうと黒井崇男(CV:子安武人)

ゴシップ記者・渋澤(CV:松本大)に765プロを取り上げさせようとする。

ターゲットにされたのは"銀色の王女"で親しまれている素性が一切不明の四条貴音(CV:原由実)

偶然ぶつかった相手の財布を拾ったことでお礼として食事をご馳走になった貴音だったが、

その相手が大手レコード会社の社長とは全く知らず、渋澤によって記事にされてしまう。

貴音の移籍騒動の話で巷は大騒ぎに。

一方、765プロのアイドルたちは移籍しないと断言しながらも

怪しげな行動が目立つ貴音に不安を感じ…





ネタバレ含みます。


多くの謎に包まれた"銀色の王女"こと貴音回がやってまいりました。

とはいえ、次回の如月千早(CV:今井麻美)回に繋がるエピソードでもあるため、

最後の最後は千早に全てをもってかれた感もありますね。


年齢とか誕生日とか身長・体重とかそういう情報こそあれど、

彼女がどこ出身なのか、家族構成とか実は知らないことの方が多い貴音。

家族構成については、まなマスの方で、妹がいることは明らかになっていますが、

それ以外は特に不明です。


今回の話の中でも古都にいる爺やの存在こそ判明しましたが、

彼女の出身地がどこで、どんな暮らしをしていたのかは不明なままです。

とりあえず、萩原雪歩(CV:浅倉杏美)が思っていた京都というのは違うみたい。


作中ではどこぞの王族とか実は宇宙人説も囁かれていましたが、

月をよく眺めていることから月から来たのでは??という話もあったり??


あと、口調や佇まいといい、爺やの存在といい、結構いいところのお嬢様っぽい感じだから

あながち双海亜美(CV:下田麻美)双海真美(CV:下田麻美)がつけたあだ名

「お姫ちん」は間違っていなさそうですね。


初期設定でも北欧系クォーターのドイツ語が堪能な令嬢タイプってことみたいだし、

その設定が活きているのか、お嬢様っぽさは水瀬伊織(CV:釘宮理恵)よりも感じる時があります。


さて、そんな公式プロフィール以外が一切不明な貴音さんが渋澤記者に狙われちゃいました。

黒井社長的には765プロを崩すネタの一つでもあればってことだったのかもしれませんが、

貴音さんをターゲットにしたのは最初から難易度高すぎな気もします。


まず、貴音さん自分が誰かに見られてることに気づいてましたし。


しかし、ほんのちょっとの油断が命取りになるというか

まさか偶然一緒に食事をした相手が大手レコード会社の社長なんて誰が思いましたよ!?


ゴシップとはいえ、渋澤もやはり記者。

相手が大物だとすぐ分かるくらいの腕はあるようです。


ネタの仕入れから雑誌が発売されるまではあっという間で、

早くも話題は貴音の移籍騒動一色になりました。

とはいえ、貴音がそれで大きく動揺するということもなく…


逆に大きく動揺していたのは周囲だったようですね。

雪歩と我那覇響(CV:沼倉愛美)が食べ物系で釣ろうとしていたのは笑いましたが。

しかも、ちゃっかりそれを受け取ってたっていう。


ちゃんと美味しくいただかれたみたいです。


移籍騒動については全く身に覚えもないということで、

本人も相手がレコード会社の社長とは思わなかったみたいですね。

ある意味迂闊といえば、迂闊な行動だったかもしれませんが。


こういう場合、多少ほとぼりが冷めるまで仕事を休むというのも一種の手ですが、

今回の場合は貴音自身が移籍を考えているわけでも、向こうから誘われたわけでもありませんから

特に身を隠すかのように活動を制限する必要はないと思います。


実際、貴音も「何もやましいことはしていません」と公言していますし。


ただ、この一件をきっかけに怪しい行動が増えたのも事実。

周囲が不安を感じてしまうのも仕方ないことかもしれませんね。


必死に引きとめようとしている姿を見ると、貴音は愛されてるな~としみじみ。

そりゃもう貴音がちょっと動揺を見せるくらいの押せ押せでしたよ!!





でも、彼女が何をしていたのかはまだ言えないということで。


人には言えないことの一つや二つくらいはそりゃあるでしょうし、

仲間だからって全部を共有しなくちゃならないってわけでもない。

それでもいつか信頼できる仲間たちに打ち明けられるものになれば…


貴音もあまり自分のことを喋るタイプではありませんが、

千早にもみんなに話せないことがあるみたいです。


それをみんなに話す前にゴシップ記者の餌食になってしまったのはとても悲しいことですが。


黒井社長にしてみたら底が見えない貴音よりもすぐにでも心の傷を抉れそうで

765プロにも大きな痛手に繋がりそうな千早をターゲットに変えて正解だったでしょうけどね。

偶然とはいえ、お墓で母親と言い争う一枚の写真があそこまで大きな影響力を生もうとは…


とりあえず、墓までついてきて、「ただの墓参りか」ってガッカリするのは何かおかしい!!

墓にきて何をするってそりゃ墓参りしかないでしょうよ!!

どんなイベントを期待していたんでしょうね、渋澤記者は。


千早にとって自分の過去を暴かれてしまうというあまりにもショッキングな展開になりましたが、

Jupiterにとっても今まで自分たちが信じてきた道が

誤りだったかもしれないという現実と向き合う瞬間に。


しかも、黒井社長も隠そうとする気が一切ないっていうね!!

ここまでくるといっそ清々しいです…


でも、「実力で勝つ」って何度も口にしていた天ヶ瀬冬馬(CV:寺島拓篤)からしたら

裏で黒井社長がよからぬことを企んでいたって知って相当ショックだったと思います。

汚いことをしていたのは765プロではなく、961プロだったとようやく理解したんですから。


自分たちが黒井社長、961プロのための駒でしかないっていうのもね…

アイドルの頂点を本気で目指してきた彼らにしてみたら

道具としての価値しかないなんて悲しすぎる。


ここでの出来事があるからこそ、315プロのアイドルとしての今に繋がるんですけどね。


さて、千早のことも記事にしようと961プロが動き出しているわけですが、

巷じゃまだ貴音の移籍騒動が消えたわけではありません。


一日署長を務めることになった貴音をひと目見ようと

移籍騒動が追い風になって多くのファンが集まるくらい。

そこでまさかのレコード会社の社長とも再会を果たすっていう展開。


次のネタを求めていた渋澤記者にとってはおいしいネタですよ!!

それにしても貴音さんの一日署長姿もなかなか似合ってます。

これがラジオのITポリスに繋がったのだろうか…??





肝心の移籍騒動ですが、あまりにもやりすぎだった渋澤記者は貴音によって撃退。

プロデューサー(CV:赤羽根健治)をも投げ飛ばす柔道黒帯を相手に合気道で見事解決です。


移籍についてもレコード会社の社長が否定してくれましたし、

これでひとまず貴音さんの問題は一件落着ですね。

社長さんが出張でいないという状況でなければすぐにでも解決できたことなのかもしれませんが。

なんともタイミングの悪いことで…


実は貴音が表舞台に立ち続けたのも渋澤記者を追いつめるための計画だったことが明らかに。

後をつけられていたことは結構早い段階でバネPに伝えていたみたいですね。


話せなかったのは心配をかけまいという気持ちもありそうですが、

みんな隠すのがヘタそうですからね…

それにみんなまだまだ学生ですから、やはり頼るべきは大人というのもあるのかもしれません。


今回の計画はある意味では貴音自身を餌に渋澤記者をあぶり出すようなものでしたし、

みんなをあまり危険な目には遭わせられない。


貴音の行動があまりにも怪しげだったので、酷く動揺を生んじゃいましたが、

ほかのみんなは彼女を信じて待っていれば良かったみたいですね。


そういえば、冒頭で貴音はパジャマを着ない人ってことが語られていましたが、

旅行の時といい、月をよく見上げているのといい、そもそも寝るってことをしてるのでしょうか??


13話のライブの後とかは寝てましたけど、旅行でみんなが寝てる中ずっと月を見ていたので、

貴音って寝たりしてるのかな??と疑問に感じたことがありましたよ。


さて、貴音の問題は終息しましたが、すでに961プロは次の計画を実行に移していました。

千早のもとに届けられた一冊の雑誌。


表紙を見た千早は血相を変えて目的の記事を読んでいましたが、

その直後の歌の仕事では声が出なくなるという事態が発生してしまいます。

記事にされていたのは千早が実弟を見殺しにしたという過去。


お墓での母親との言い争いから彼女の過去を調べ上げ、記事にしてきたみたいですね。

千早にとっては触れられたくない過去だっただけに、

こういう形で自分の過去を暴かれてショックを受けないはずがありません。


さすがにここまで来ると、今までの嫌がらせはまだ可愛いものだったと思えますよ。

物事には限度というものもあるでしょう。


こんな記事を世に出されたらアイドルとしてどころか、

顔を広く知れ渡ってしまっている彼女は満足に外を出歩くことすらままならないかも。

一人の人間の人生をたった一冊の雑誌でダメにするほどのものです。


最後の最後で大きな爆弾を投下していきましたよ…





でも、その衝撃のラストからのEDテーマ「風花」の入り方が素晴らしすぎました!!


「風花」といえば、もう貴音さんの定番と言ってもいい名曲ですが、

映像もね、白い花びらが舞って、月をバックに映る姿が美しすぎて…!!


原さんのライブバージョンも毎度毎度鳥肌ものですけどね。

CD音源を軽々越えていくアイマス声優の凄さよ…


そして、次回は涙腺崩壊、大号泣、ハンカチ、ティシュの準備はお早めに!!

20話と言えば、アニマスの中で最も注目を集めたエピソードといってもいい神回です。

これまで幾度に亘って張られてきた伏線が全て回収されての千早回ですからね。


ま、次回で解決というよりは21話の前半で千早回が完結するものとして私個人は見ていたので、

20話、21話と続けて見逃せないんですよ!!!


でも、20話以降は全部見逃せないかな…


20話の千早回からの21話で千早回がまとまって、

22話は天海春香(CV:中村繪里子)回に向けた準備からの23話・24話が春香回、

そしてラストを締めくくる最終回ですからね。


今から大興奮ですよ!!

泣けるアイマス大展開ですよ!!


さて、「しゅーろくごー!」は貴音回ですからね、もちろん貴音役の原さんと

何気に貴音との絡みが多い雪歩役の浅倉さんです。

しゅーろくごー! (第19話):https://www.youtube.com/watch?v=4AuwIjjwHeI


一日署長をやったということで、お二人がやってみたい"一日○○"が語られています。

相手をガン見しすぎる原さんが頑張ってカメラを見ようと心がけていますよ~


次回「束」


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