前の病院でECMO入れ替えの際右腕が2倍に膨れたらしく、その後遺症か右手が非力。

少し動かすとすぐ疲れて、利き手なのに左より力がない。

 

ということで作業療法士(OT)さんがリハビリしてくれました。

 

あと右手の親指と人差し指の先(中指も少し)がちょっと痺れてましたね。今も僅かに。

 

 

担当のOTさんはこまやかな方で、私が第一ICUでテレビもつけずにボーッとしていたら

「暇でしょう」とクロスワードとか間違い探しとか持って来てくれましたキラキラ

解いたら答え合わせしてくれてまた次のをくれて、

それは私が数独の中級を解けずじまいになるまで3週間弱続く…。

 

鉛筆と赤/青の色鉛筆も貸してくれました(暫く筆談だった私には貴重な筆記用具でした!)。

ICUにいる間日付がわからないでしょうと6月のカレンダーもくれましたにっこり

 

 

リハビリ自体は厳しくて、一般病棟では手首に重りを着けて腕の運動をしたり、

座った状態で腕の力だけでキャッチボールしたり(ボールは抱えるくらいの大きさ)しました。

 

お達しがあったので、土日リハビリがお休みの日は500mlペットボトルで自主トレしてましたよ筋肉

 

ベッドの高さを低くすると立ち上がるとき負荷がかかるので低くしておくように言われ、

高めになっていると「何甘えてるの?」と低くされました(笑)。

 

 

いろいろ、リハビリシューズの履き方とか、ポータブルトイレへの移動の仕方とかも教えてくれました。

かかりつけ病院でもそうだったけど、OTさんは生活全般の事に気を配ってくれる感じがします。

 

 

 

大抵いつもお昼前にいらっしゃるので、リハビリのため車椅子に乗った状態で昼食を食べるよう勧められるのですが、

私としては車椅子に乗っているだけでしんどくてプラスアルファで何かをさせないでくれ〜、って感じで

「車椅子に座っていると疲れてご飯が食べられない」(本当です)

と主張してベッドに戻らせてもらって食べてました。

 

「餌だと思って食べて」とか言われましたがほんとそんな感じで、

体重増やしたいので頑張って食べました。

栄養が外れてからは、嫌いな物以外は完食☆

朝食は8時でお腹が空いているから食べられるけど、

お昼は4時間後で、合間にウィダーインゼリー(アップル味)も飲んでいるので厳しかった。

が頑張って食べる。

下痢するけど夕方までにメイバランス(バナナ味)を飲んで、18時夕食。

食べるの遅いので毎回下膳に間に合うように必死アセアセ

でもなかなか体重は増えませんでした…。

 

 

 

移植直後は握力が両手とも7kgくらいしかなくて

「これじゃペットボトルも開けられない」と言われてええーっとなりました(実際開けられなかった)。

 

握力を鍛える器具を貸し出してくれて、

片手20回ずつ(後に30回ずつに)朝昼晩、発声練習も兼ねて声を出して数を数えながら

という宿題が出されて毎日ちゃんとやってましたよ!

 

器具の写真を撮ろうと思っていたのにリハビリ最終日の前日に回収されてしまいました。

ということでお借りした画像です↓

これと同じ型で確か「リハビリOT」って書いてありました

 

 

そのうち検査でつまむ力もないと判明して、これも追加されました↓

ただの洗濯ばさみのよう

 

これもちゃんと毎日宿題でやってました。

 

 

ペットボトルが開けられるようなってもウィダーインゼリーはなかなか開けられず…

(退院前最終週には開けられるようになってたけど…。)

 

 

 

プログラフの副作用で手の震え(振戦)があり、細かい作業をして手がプルプルしているところを動画撮影して「いい画(え)が撮れた」と喜んでらっしゃいました(笑)。

手の震えは入院中に大分治まりました。

 

 

私が「退院したらフルーチェを食べたい」と言ったのを覚えてくれていて

牛乳は大丈夫なのか心配してくれました!ニコニコ

普通に朝食に出て来たので大丈夫ですよ。

冷たいから飲むと下痢してたけど、「牛乳は癒し」だった記憶により飲んでました…。

 

 

 

リハビリの一環で、マクラメという技法でコースターを作りました☆

退院までに2つ作ろうという話で、2つ目は退院4日前から、空き時間を費やして突貫で3日で作りました…。

 

ボードと留め具は貸してくれました

 

 

編み方は教えてくれたけど最後の端の結び方が丸投げで、資料を見ながら自力でうんうん作りました。

編むのはサクサク出来たけど結びのほうが手間も神経も時間もかかったな…。

 

上が1つ目、下が2つ目

 

 

今年の夏は家で使ってます☆

 

 

 

左足に痺れがあるんですよねぇって言ったら

「カルテ見たら前の病院で左足の血栓を取ったってあるからそのせい?」と。

 

ええええそんなん知らんしー

じゃあ左足の付け根から10cmくらいの傷痕があるのは

ECMOのせいかと思ってたけどそのせいなのか?無気力

 

PTさんやOTさんもカルテを見られるので知らない事を教えてくれたりします。

なお痺れがあるのはかかりつけ病院からなので

前の病院での処置のせいではないですね。

 

 

料理のリハビリもリハビリ室でできますよって言ってくれて、でも私はMRSAの感染症持ちでそこに行けないらしく、MRSAの検査をするようお医者さんに掛け合ってくれたり…。

2回陰性にならないと隔離解除にならないのですが、陽性が出てしまったり、また検査して1回は陰性になったけど、退院には結局間に合いませんでした…。

 

 

 

退院時、何か気になる事とかあったらメールしてとメアドを教えてくれました(名刺をくれた)。

マクラメについて聞いてみたら本のコピーもくれました。

優しい〜。

 

リハビリの間いろいろ話をしてくれて楽しかったです。

退院に向けての話の前に、入院全体でのリハビリ関連の話をさせていただきますアセアセ

 

 

***

 

 

担当の理学療法士(PT)さんは検査入院の時に握力等を測ってくれた方で、肺移植入院で再会!

「覚えてますか?」って聞かれたけど覚えてましたよ笑ううさぎ

 

 

肺移植入院中は第一ICUからお世話になりました。

 

ECMOを入れていた影響で左足に麻痺があり。

血栓予防のためふくらはぎにマッサージ機器を巻いていたのですが左足は感覚が弱い…。

 

PTさんが詳しく見てくれました。

 

左脚の内側が全体的に、右に比べて触った時の感覚が弱い…。

特に足先や足裏の痺れが強い。

 

動かしていなかったせいで左脚が全体的に固くなっていて

特に左足首が伸ばした状態のまま固まっていて直角に曲がらない。

 

毎日念入りにマッサージしてくれました。

 

外から見てもなかなか分からない不調を

PTさんだけが正しく理解してくれていて心強かったです泣くうさぎ

 

 

左足の親指が特に重症で、

目を瞑った状態で上や下に曲げられて、どちらに曲げられているか分かる?というのをやったけど

動かされているのは分かるけど上か下のどちらかは判然とせず

なんかもう全然駄目無気力

 

 

 

第二ICUで看護師さんに沐浴をしてもらって(両手両足をお湯に浸けてくれる。足湯的な)、

お湯の熱で左足がビリビリと痛い!

 

ということをPTさんに話したら

「前は感覚がないと言っていたから感覚が戻って来たということじゃないか」というお言葉を頂きました星

 

 

 

一般病棟に移ってから。

ちょっと動くと脈がすぐ140とかに上がって、リハビリを全然進められない。

ということをPTさんがS先生に訴えて、脈拍を抑えるためにビソノテープ導入!

脈が落ち着いてからはリハビリが順調に進みました。

 

「ビシバシやりますから」と言っていたけれど、看護師さんのリハビリのほうがよっぽどビシバシだった…(笑)。

 

毎回その時々の状況に合わせたメニューを臨機応変に考えてくれました!

 

私は感染症持ちだったのでリハビリに回って来るのは最後だったみたいで

OTさんのリハビリは午前最後、PTさんのリハビリは夕方が基本でした。

 

 

廊下を歩くようになってから、かかと上げをしてみることになったけど、かかとが全く上がらず。

「できないんだなぁ」と笑ってしまいました。

いろいろできなくなっていた…。

 

 

階段を上り下りするリハビリもしました!

 

 

 

退院の5日前、初めて病棟の外に歩いて出ました。

7月でしたが夕方で風もあったのでそんなに暑くなく。

蝉が鳴いていました。

 

久しぶりの屋外で建物と空を見上げて

「世界は広いんだなぁ」と思った。

坂の上り下りもしました。

 

 

 

退院前に6分間歩行やInBody。

 

6分間歩行は検査入院以来で4年近くぶり、4回目。

SpO2が確かずっと95とかで、285m。

300m行かなくてこの時は残念に思ったけど、

2ヶ月前は寝たきり状態だったことを思うと上出来では!

何より酸素の値が素晴らしい〜。

 

InBody等の測定をしにリハビリ室に行ったけど、夕方で閑散としていて放課後のような雰囲気が好きでした。

 

家でやってね、と教えてもらった筋トレが

移植前にやっていた筋トレとそっくりで

検査入院のときこのPTさんに教えてもらった筋トレを

待機中ずっとやってたんだよなぁと感慨深くなりました。

 

 

 

入院中は「しゃがんだら立ち上がれないから絶対にしゃがまないように」とお達しを受けていましたが、

移植後1年検診ではしゃがんでから立ち上がれるところを見せつけてやりましたよ!キラキラ

一般病棟15日目=移植32日後。

健康管理表をつけ始める。

それに先立ち、

看護師さんが教えてくれて病棟着で、Amazonでハイ・チェッカーを買って

(ちなみにいろはすと紙コップもAmazonで病棟着で買ってみた)

家から夫にパルスオキシメーターと血圧計を持って来てもらいました。

 

自分のパルスオキシメーターを使ってみて驚いたのは、

アラームが……鳴らない‼︎

 

私のパルスオキシメーターはSpO2が90以下または脈拍120以上でピピ、ピピ、とアラームが鳴るのですが、

のみならずSpO2が90以下かつ脈拍120以上でピピピピ、ピピピピとヤバい感じにアラームが鳴るのですが、

移植直前はこのヤバい感じのアラームが鳴るばっかりだったのに

今ではもうしーーーんですよ。

 

あとSpO2が下がってもすぐに戻る♪

 

病院にかかり始めた時から既にSpO2は94とかで、ずっと90台前半で生きて来たので(酸素始めてからも…多分CO2が溜まるタイプなので低め設定だった)99とかになっているのが不思議。

 

ハイ・チェッカーは最初6秒息を吐ききるのが大変だった〜。

(エラーになった。)

 

体重を測るのはまだまだ、ベッドの傍まで手すり付きの体重計を持って来てもらってました。

 

 

一般病棟16日目。

初・採血なし。

今まで毎朝採血していたのが2日に1回に。

 

 

一般病棟17日目。

シャワーデビュー!

個室なので部屋のシャワーへ。

理学療法士さんとのリハビリではまだベッドから4歩くらいしか歩いてなくて

無理無理と思っていたけど意外に行けた。

看護師さんに、手術痕の所は泡で洗うんだよなどと教えてもらう。

看護師さんにばっちり介助してもらう予定が

意外と自分で洗えました。

まだ片足立ちができないのでパジャマのズボンとかは座って履く。

 

同日、テルミールα(ストロベリー味)が終了し、ウィダーインゼリーとメイバランスに変わる。

テルミールは栄養で流していたけど、流すのをやめたら今度は食事の合間に口から飲んでいましたアセアセ

200mlで400kcalある超極悪な飲み物です。

濃厚なのでお腹を下す。

メイバランスも同様に濃厚なのでお腹を下す。

もはや下剤のように思えて来る。

 

 

一般病棟18日目。

初めて部屋のトイレに行けた!

壁を伝いながら、まだ看護師さんの見守りつき。

トイレに行けたからには洗面台にも寄って手を洗えます!

 

 

事前に薬剤師さんからのレクチャーを受けていて、

一般病棟20日目、自分で薬を配り始める。(看護師さんがチェックしてくれる)

薬のストックをどこに置くのかが心配だったけど、

オーバーテーブルの、高さを調節するための取っ手に丁度薬の袋を掛けられましたチョキ

良かったぁ。

免疫抑制剤はダブルチェックが必要でまだ看護師さんの配薬。

 

4日後、免疫抑制剤も自分で配り始める。

 

 

21〜23日目は、

レントゲンを今まで病室で撮ってもらっていたのを、車椅子で連れて行ってもらって初めて検査室で撮ったり

看護師さんを呼ばなくてもトイレに1人で行ってよくなったり

(その瞬間から室内フリーとなり、やっと棚を見に行って自分の荷物の全容を把握しました)

それまでうがい受け使用でベッド上で歯磨きしてたのを洗面台に行ってしたり。

 

 

25日目は胸の下の手術痕のホチキスみたいな針を全部取ってもらいました。

(前に半分くらい間引いて取ってもらっていました。)

抜糸もしてもらう。

 

手術痕、看護師さんは口々に「すごい綺麗〜」と言っていたけど自分ではなかなか見れなくて、初めて見た時はなんか金属(ホチキス的なもの)が埋まっていてびっくりしました。

 

移植直後から歯磨き後にファンキゾンシロップで口をゆすいでいたけどこの日に終了。

 

 

26日目はリハビリパンツからやっと普通のパンツに!(まだしていたのかという感じ)

普通のパンツのほうが蒸れなくて褥瘡にはいいらしい。

あと点滴が一旦終了。

 

 
28日目は病棟内フリーになって、この日以降廊下を自主リハビリで歩いたり。
(食べるとお腹下すので朝食前と夕方に)
 

点滴がまた再開!

最後まで残ったのは抗生剤の点滴と、あと血液検査でマグネシウムが微妙に足りなかったらしく硫酸マグネシウムの点滴です。

 

硫酸マグネシウムの点滴は痛い。(2回目)

流した途端に激痛が。

第ニICUでもしたことがあって、その時はまだCVポートが入っていたからそっちに変えてもらえて事なきを得たけど、もうCVポートは抜いてしまっていて無い無気力

 

痛いのが短時間より痛くないのが長時間のほうがいい!と主張して

本来生理食塩水50mlで溶かすところを100mlに薄めてもらって、さらに流す速度も半分に。

ということで本来30分で終わる点滴が2時間に。

 

それでもやっぱり痛かったけど、もうこれ以上はどうにもならないんだろうなともう左腕は放置で2時間ずっと耐える。

(これがあるのでルートは利き腕じゃないほうに入れてもらってました)

 

たまに言語聴覚士さんがリハビリに来てくれると気が紛れて良かったです音符

 

 

2日後、点滴の針が遂に完全に取れる!

これで完全に全ての管が取れる。

一般病棟30日目=移植47日後のことでした。

 

 

その2日後、隣の部屋へ移動しました。