やあやあお久しぶりです。
職を変えたり勤務時間の関係にて軽めの不眠症に陥りつつあるので
眠れない夜にブログでも再開してみようという魂胆です。
今回の「詩集購入」ですが
少し語弊がありまして筆者文学部出身のため
近代以前であれば読んだこともありますし購入経験もあるのですが
(この際最も好きな詩人の西条八十は除くこととする)
現代で詩を書く人の詩集というものは買ったことがなかったのです。
福本和哉さん、という方の詩ですが
https://www.amazon.co.jp/dp/4909205004/ref=cm_sw_r_tw_awdb_x_DI-bzb6TZDFBH
筆者の知人の方が「友達が本を出した」というので
ちらっと中身を見て非常に興味が湧き、
たまたまお会いする機会があったため本人より手売りで
購入させていただきました。
ご本人、本の装丁と同じ柄の服着てました。
作ったのか何ですのその気合。
さてはて肝心の詩集の中身ですが
難しい言葉、ほとんど使われてません。
真剣に生とは、みたいなテーマの詩があるかと思えば
別のページでは性とは、みたいなおバカな下ネタの詩があります。
SNSとかで拝見する限り、「○○という現象に名前をつけたい」
と身近な出来事についてどう表現するかを常々考えているご様子なので
ふわっとした散文的な日常または非日常の出来事を、どう音に乗せて表現できる言葉にするか
というところで試行錯誤なさった結果がこの詩集なのでしょう。
「これをこう言うか!」という巧妙さや
レイアウトの目新しさ
テーマへの共感など、「読み遊べる」1冊といったところです。
言葉の響きがまとまらないので現代の詩にあまり親しみがなかったのですが
詩人の人となりというか発信するものを前提にして楽しむ、
といった楽しみ方もできるのだななんて感想を持った次第でした。
もちろん楽しみ方は人それぞれなのですが
興味を持った方はお試しあれ。