みなさんは、この絵をどのように説明しますか?
①部屋にテーブルがあります。その上にリンゴが三つあります。
②部屋のライトの下にテーブルがあって、リンゴが三つあります。
③誰もいない部屋のテーブルにリンゴがあって、壁に時計がかかっています。
こんなふうに考えたあなたは、日本語のネイティブですね
私の答えは①でした。
英語が母語の場合
ところが、英語が母語の人たちは、このように説明するそうです。
Three apples are on the table under the lights.
There are three apples on the table under the lights.
最初に視点を置くところも順番も違いますね。
これは前回のレッスンにも共通しています。
主語を決めて主語から離れていくのが英語。
on や underなどの位置情報をつけて途切れずに進めていきます。
日本語が母語の場合
日本語が母語の場合は、
・部屋にテーブルがあります。その上にリンゴが…
・誰もいない部屋のテーブルにリンゴが…
など、空間から話し始めることが多いそうですよ。
背景から説明するということが、言語認知でも確認されているとのこと。
そして、文章が細切れになりがちで、
ナラティブ(narrative)「物語」や「語り」口調になることが多いそうです。
そんなこと、考えたこともなかったなあ🤔
英語を勉強しているのに、日本語のものの見方や考え方に気づかされて、とっても面白いです