赤ちゃん連れフォトグラファーのAzusaです。
ご覧いただきありがとうございます。
 
 
投稿百四十七回目は
「本田健さん新刊「大富豪からの手紙」を読み、
心から幸せを感じるためには、どう生きるべきかを考える。」

について書きたいと思います。
 
 

(初めてお越しの方は
こちらの自己紹介をご覧いただけたら
嬉しいです!)
 
 
 
 
 
先日
ずっと読みたかった本
 
 
本田健さんが書かれた
「大富豪からの手紙」

ようやく読むことができました。
 
 
 
 
でも書いている通り
 
 
私は本が大好き
 
 
 
 
 
2週間前
母が日本から香港に遊びに来た際に
 
おみやげのリクエストを問われ
 
 
「本を何冊か」とお願いしたのですが
 
 
 
 
欲しい本の例に挙げたものを始めとして
たくさんの本を買って来てくれました
 
 
こちらがその本たち。母の愛を感じます。
 
 
 
 
その中の1冊が
「大富豪からの手紙」
 
 
 
 
 
 
逸る心を抑えつつ
こどもたちが寝静まるのを待ってから
 
いよいよ表紙を開きます。
 
 
 
 
 
シンプルな文章のおかげで
 
 
一言一言を噛み締めながら
じっくり時間をかけて読む私でも
 
どんどん読み進むことができ
 
 
家族の愛を感じるストーリーにも惹き込まれて
あっという間に読了
 
 
 
 
 
しかし

どんどんページを捲って
読み進んでいた時の
軽快なスピード感とは対照的に
 
 
 
読み終えた後は
 
しばし時が止まったように
じっと考え込んでしまいました
 
 
 
 
 
それは
 
私がこの本から受け取ったメッセージ

ここしばらくずっと考え続けながらも
 
未だ自分の中ではっきりした形が導けていない
超難題であったから。
 
 
 
 
 
その超難題とはずばり
 
「幸せは、自分の中にある」
 
ということ。
 
 
 
 
このタイミングでこの本を読めたことに
自分なりの意味
を感じつつ
 
 
この機会に
 
「どのように生きれば
 
自分が
心から幸せだと感じられるのか
 
 
について
 
 

この本の内容に沿って
じっくり考えてみました
 
 
 
 
 
 
 
バンコクから香港に来て1ヶ月半。
 
 
 
この間
 
 
ビザがなかなか取れず
 
そのために
娘たちは学校に通い始めることができず
 
こちらに口座を開設することもできないので
必然的にお金も入って来ず
 
 
気軽に頼ったり相談したりできる
知人もほぼおらず
 
 
おまけに夫はずっと体調を崩していて
未だにはっきりとした原因すら分からず
手探りであれこれ改善している
 
 
 
といった状況で過ごしていました。
 
 
 
 
 
香港に来る前は

「ようやく仕事ができる!」

と意気揚々とやって来たのにも関わらず
 

もちろんそれどころでは無く
 
 
 
 
思い通りに進まない現実に
何度も落ち込んでは
 
 
その度に
 
今の自分にできることを見直して
自分を立て直して来た
のですが
 
 
 
 
 
それでも
 

新たな問題が生じる度に
また大なり小なり落ち込んでしまう
 
 
 
 
 
それはきっと

自分の中の幸せの基準が
ぶれていることも原因なのだろう
 
 
 
まずは今自分が何に対して
窮屈を感じているのか
 
を考えてみることにします。
 
 
 
 
 
 
最初に浮かぶのはやはり
 
この本の第5章のテーマでもある
【お金】のこと。
 
 
 
今、最低限以上の生活は送れているものの
 

「気兼ねなく自由に使えるお金が無い」
というのは

自分にとってかなりストレスフルであることを
改めて感じます。
 
 
 
 
では自分は
何にお金を使いたいと思っているのだろう
 
 
 
 
そこで思い浮かぶのは
こどもたちのこと
 
 
 
何か興味を示しているものをやらせてあげたり
ちょっとした必要なものを買ってあげたり
 
 
そういったことを
あまり深く考えずにやってあげられないことに
不満を感じているのです。
 
 
 
 
 
そこでなぜブレーキを掛けてしまうのか考えると
 
 
自分でお金を稼いでいないことで
夫に引け目を感じてしまっているためであったり
 
 
 
無駄遣いをしないことで
自分はしっかり家計を守っているし
 
自分の役割を果たしている
と思いたいからであったりするのだと思います。
 
 
 
 
自分が働きたいと思うのは
ここを満たしたいという思いが強いため
です。
 
 
 
 
 
しかし逆に考えると
そこを満たせれば
 
 
後は多くを稼ぐことよりも
 
自分のやりたいことを
やりたいようにやることを
優先できる
はずだとも気付きます。
 
 
 
 
 
そこで思考を
【お金】から【仕事】の方に移していきます。
 
 
 
 
この第5章には
 

「自分の才能を見付け、それを磨き、
ドキドキしながらお金を受け取ることが
人生で最も楽しいことの1つ」

だという言葉があります。
 
 
 
"「好きなことを仕事にする」とは
まさにそういうことだろうな"

と自分のバンコクでの挑戦を思い出しながら
深く納得するのですが
 
 
 
一方で「同じことを香港でもやりたいのか」
分からなくなっている自分もいました。
 
 
 
 
 
そこで第6章【仕事】を振り返ると
 
そこには

「なぜ仕事が楽しめないのか」
考え得る3つの理由が書かれていて
 
 
 
今の自分には

おそらくその中の
「やり方が楽しくない場合」
があてはまるのかもしれないと感じます。
 
 
 
 
 
それも根本的には
生活環境が整っていないことに起因しており
 

やはり
 
自分の根幹となる部分を整えることが
その次のステップに移る上で大切
 
ということを再確認しつつ
 
 
 
 
 
この本の中で
 
最も多く私から溜め息を誘った
 
第8章【人間関係】へと
 
思考を巡らせます。
 
 
 
 
 
上記の自己紹介にもあるのですが
 
 
私は母子家庭の極貧な環境で育ち

母の期待に応えることを
何より優先してきました
 
 
 
 
そしてこれは
自己紹介にも書いていないのですが
 
 

幼少期の私は

母の夢を追っていた私の妹といつも比較され
 
 

そして
 
 
もう1つの家庭との二重生活を送っていた
育ての父、そして母にすら

ずっと虐げられてきました
 
 
 
 
親の愛を感じられず
頼れるのは自分だけだった私は
 
 
すっかり人に頼ったり甘えたり
できない大人になっていました。
 
 
 
 
それでも
これまで出逢ったたくさんの人たちが
 
私に人のありがたさを教えてくれて
何とかここまでやってくることができました
 
 
 
 
 
 
今では
 
女手一つで幼い2人のこどもを育てるのは
並大抵の苦労ではなかったであろうことも
想像でき
 
 
ここまで育ててくれた母親には
感謝もしている
 

困った時には助けてもくれる
ありがたい存在だと思っています
 
 
 
 
 
もう大分昔のことですが
自分の思いを母に話したことも
あったと思います。
 
 
 
だから自分の中では
決着がついているつもりではいますが
 
 
 
 
それでも
 
 
 
 
どこかにわだかまりは残り続けています。
 
 
 
 
 
そして
 
"自分だけが良ければ良い"
 
という生き方をしているように
私には見える
 
 
妹のことは未だに許せず
 
 
もう5年以上も連絡を取っていません。
 
 
 
 
 
自分はそうした思いを忘れないで
 

素敵な家族をつくるために
 

辛い経験をしてきたのだ
 
 

自分の過去を再定義して
 
 
 
その体験すら
ポジティブに捉えられるように
心掛けています
 
 
 
 
集団の中で生き辛さを感じる時に
 
自分の境遇を恨むことが無いかと言えば
 
 
 
全力でかぶりを振ることができない
自分がいます。
 
 
 
 
 
 
この章には

「人生を幸せにするのは
良い人間関係に尽きる」
 
という言葉があります。
 
 
 
 
その言葉を読んだ時に
 

自分が過ごしてきた
家族への思いはなかなか変えることができなくても
 

これからを過ごす家族との関係は
全力で幸せなものに
していかなければならない
 
 
 
 
また
 
自分と関わってくれた人を
大切にしていかねばならない
 
 
 
 
そして
 
 
"家族が一緒にいることが幸せ"
だと感じられる瞬間を
 
写真を通して形にしていくことで
 
 
 
自分にとっての
社会に対する
自分の役割を果たしていきたい
 
 
 
 
そんなことを考えさせてくれた本でした。
 
 
 
 
 
 
明日の夜
日本に戻る母。
 
 
 
一緒に過ごせることに感謝しながら
限られた残りの時間を過ごそうと思います。
 
 
 
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました!