赤ちゃん連れフォトグラファーのAzusaです。
ご覧いただきありがとうございます。
投稿六十九回目は
「【私がミス・ユニバースの撮影に
挑めた理由を考察します・前編】
小さなことを積み重ねることの大切さ」
について書きたいと思います。
（初めてお越しの方は
こちらの自己紹介をご覧いただけたら
嬉しいです！）
昨日は
とある雑誌の表紙の撮影でした。
それは今月始めのある日のこと。
見知らぬ方から
メッセージが届いていました。
"撮影の依頼かな"と思いながら
読み進むと
世界数カ国で出版されている
雑誌の表紙を撮るカメラマン
を探しているとのこと。
しかもそのモデルは
ミス・ユニバースベトナム！
だといいます。
なぜそんな大きな話が
私の元へ飛んできたのか
全く検討もつかず
一瞬パニックに陥りながらも
次の瞬間には
これは絶対やりたい！
という思いに変わっていました。
だって
こんなチャンスは
二度と来ないかもしれません。
すぐさま
"興味あり"
と返信するも
追って届いた
撮影スケジュールの詳細には
「室内撮影はスタジオで行われる」
と言及されています。
これまでスタジオでの撮影経験はなく
フラッシュライトの扱い方も分からない。
借りられそうなスタジオの
伝手もない。
再び
"本当にできるのだろうか"
という不安が過ぎったものの
やるだけやってみるしかない。
とにもかくにも
そう思えたのには
ある友人の存在があったからでした。
その友人はタイの方で
フォトグラファーをしており
あるフォトスタジオで働いていました。
彼とは約一年半前に
BAMBIを通して知り合いました。
フォトグラファーとして
何かBAMBIの役に立てないか
と希望されていたため
フォトエディターである
私のところに連絡が来たのでした。
その時に一度
どんな活動をしているか
説明をさせてもらうために
お会いしたものの
結局
BAMBIを手伝ってもらう機会は訪れず
その後は
時々メッセージのやり取りはあったものの
一度も会うことはありませんでした。
とはいえ
"その程度の仲で頼み事をするなんて..."
なんて考えている余裕はありません。
撮影は三週間後に迫っています。
早速
その彼の
働いているスタジオについて聞くべく
メッセージを送ってみると
なんと
彼はもうそのスタジオを
辞めてしまったとのこと。
しかも
今は
バンコクから車で一時間半もあるところへ
引っ越してしまった
というではありませんか。
なんてこったい。
完全に当てが外れてしまった
とがっかりしたのですが
"どこか他のスタジオを知っているのでは"
と思い直し聞いてみると
即座に
探している条件に
当てはまりそうなスタジオを
紹介してくれました。
さらに
この撮影は
私が子連れで働いている姿を
多くの人に知ってもらえるチャンスだからと
撮影当日は
遠路はるばる
フラッシュライトの使い方が
分からない私のために
手伝いに来てくれるとのこと！
これにはありがた過ぎて
撮影前から感極まってしまいましたが
光の条件さえ整えられれば
きっと私にもできる。
そんなふうに
挑戦する上での自信も出てきました。
というのも
これまでの三年間の
AZUSA Uchida Photographyの活動の中で
200組近くの方々とお会いし
毎回
きちんと意思疎通ができるか
素敵な瞬間を逃さず収め
気に入ってもらえるような写真が撮れるかと
時には緊張したり
不安になったりしながらも
いろんな撮影を
一つ一つ重ねてきた
その経験があるからです。
今では
始まる前は緊張することがあっても
一度撮影が始まってしまえば
夢中になって
緊張は忘れてしまう
ということも知っているので
きっと大丈夫と
どんな時でも
思えるようになってきました。
そして実は
この撮影で
一つ叶えたい野望がありました。
それは
子連れで撮影すること。
ミス・ユニバースの方に
子連れで撮影している様子を見てもらえれば
もしかしたら
大きな変化を生めるかもしれない。
そう考えて
メッセージを送ってみたものの
華麗にスルーされました。
こうして子連れで撮影という望みは
呆気なく撃沈してしまったのですが
ありがたいことに
夫も撮影の間だけ
仕事を抜けて来てくれることになり
これといって大きな不安や緊張もなく
当日を迎えます。
しかし
撮影本番
自信は慢心であった
と思い知らされ
ここでも撃沈してしまうのでした。
そんな意気消沈した私を
奮い立たせてくれたものとは。
【私がミス・ユニバースの撮影に
挑めた理由を考察します・後編】
意気消沈した私を救ったのは...
に続きます。