柊です


前回の続き↓となります

前日に中山競馬場の見物は済ませたので10時頃に中山競馬場へ。様子見がてら競馬場内を歩きながら予想していると、あっという間にお昼になってしまいましたが相変わらず行列に並ぶ気力などあるわけもなく。しかし…

    もつ煮の誘惑に負けました


そんなわけでもつ煮のノボリにそそられ食べてからは特にやることも無く。まだ12時半頃でしたが外に出て待機することにしました


「流石にまだ他のレースがあるから多少は人が入れ替わるだろう」と思いつつ少しずつ前へ進み最前ではないですが前の方を確保することができました。さてここから3時間40分ほどの待機。今回は有馬記念一点集中だったので、どの組み合わせでいくか悩んでいましたが正直言って馬連や3連複だとあまり旨みが無いので3連単でいくつもりでした。



[軸]


・ジャスティンパレス

・タイトルホルダー

・スルーセブンシーズ

・(ドウデュース)


[相手]


・タイトルホルダー(1〜3着固定)

・ドウデュース

・スターズオンアース

・ディープボンド

・タスティエーラ

・ソールオリエンス



こんなところですね。ただ、これでも候補が多すぎて余裕で100点超えてしまうんですよね。1.2着にジャスティンパレスが固いのはともかくタイトルホルダーは今回でラストランなので有終の美を飾ってほしいという期待を込めて1着にも入れてますが、1着固定だけにしておくのは少し怖いのでチキって1〜3着まで固定。スルーセブンシーズは大外引いてしまったものの宝塚記念での末脚と池添騎手を信じて1.2着固定という感じですね。他に1着固定候補としてはドウデュースとスターズオンアースなんですが、流石に1着固定3頭以上は多すぎるので大外のスターズオンアースは2.3着までかなと予想しています。ただ、ここで困ったのがドウデュースの扱いなんですよね。正直言ってこの馬の適正が何なのかイマイチよく分からないんですよ。内枠を引いた上に周りの馬は前に行くと思われるので位置取りはしやすいと思うんですけど、どうしてもスターズオンアースとスルーセブンシーズ・タイトルホルダーの存在が気になってしまって中々決めれませんでした。


あとは相手で特に扱いに困ったのがタスティエーラとソールオリエンスの3歳世代2頭。先程も書いたように、上記に上げた馬を全部買うと90点とか100点いってしまうのである程度削る必要があるんですがそこで候補に上がるのがこの2頭なんですよね。タスティエーラは調教の雰囲気よかったですし当日ムーア騎手の調子も良さそうでしたからね。ただ外枠引いたのはかなりマイナス…


そしてソールオリエンスは川田がどう動くのか読めないという不安。結局1時間以上組み合わせに悩んで最終的にまとまったのが…



[1着固定]


・ジャスティンパレス

・タイトルホルダー

・ドウデュース

・スルーセブンシーズ


[2着固定]


・ジャスティンパレス

・タイトルホルダー

・ドウデュース

・スルーセブンシーズ

・ディープボンド

・スターズオンアース

・タスティエーラ


[3着固定]


・タイトルホルダー

・ドウデュース

・スターズオンアース

・ディープボンド

・タスティエーラ



こんな感じですね。ソールオリエンスは切ったので馬券内に来たら完全に終了。ディープボンドもちょっと迷いましたが、タイトルホルダーと同様に今回の方が前走のJCよりも適正は合ってますし何より2年前の有馬記念2着の実績があって今回内枠と好枠ですからね。騎乗が和田さんではない事と追い切り内容に不安が少し残りますが馬券内に来ればかなり大きいので相手までに入れました。



              さて、ここで悲報いいですか


  

  

 タイムオーバー



どういうことかというと、上記でずらーっと書いたように馬券の買い方にかなり悩んでいたんですよ。それに普段は3連複 ¥2000〜3000円ほどで勝負していますが今回は1万円近くしますからね。競馬に「絶対」は無いですが絶対に負けられないので必死に考えていた結果。当然ながら人が多くてネットなど繋がる訳もなく、時間切れとなってしまい馬券買えなかったんですよね。競馬場来て馬券買わないとかバカなの?と自分でも呆れました┐(´д`)┌


まぁ強いて言うならラストランということで記念に買ったタイトルホルダーの単勝500円馬券は持っていたのでそれで勝負ですね。


さて馬体重が発表されましたが驚いたのが…

タスティエーラ+24kgって太りすぎなのでは…

さて、いよいよ発走時刻が近づき過去の有馬記念を制した馬の映像が流れ始める(ロードカナロアの前にセイウンスカイが流れていましたが時間の都合上省略)

いよいよですよ

「Memories of Grand Prix」

有馬記念、有名なのは個人的にトウカイテイオーですね。ウマ娘3期終わってしまいましたけど個人的には2期が一番好きです。そしてオルフェーヴルの有馬記念も凄いですよね〜、青島アナの実況って賛否両論ありますけど自分は好きです。昨年この有馬記念を制したのは世界最強馬のイクイノックス。今年はどんな物語を見ることができるのか…

ファンファーレが鳴り響き各馬ゲートへ

ゲートが開いて有馬記念スタート!



そしてゲートが開いた直後にまさかの事態


大外枠だったスターズオンアースがロケットスタートを決めて一気に2番手インへ入りタイトルホルダーをマークした!馬の脚質上そして大外枠である以上、一旦引いての競馬になると思ってましたけどこれはルメール騎手流石すぎる。早くも大外枠というハンデが無くなりました


さぁタイトルホルダーがどんどん加速して2番手と4〜5馬身程の差を作る。大逃げ発言していたアイアンバローズは結局前へ行かず。そうなるとこのメンバーの中での逃げ馬といえばタイトルホルダーだけになるので単騎逃げとなりました。ちなみにスターズオンアースが大外から一気に2番手へ上がって来た事で後続馬が詰まってしまったんですよね。タイトルホルダーは前に他の馬がいると気負ってしまうので、スターズオンアースが2番手へ上がってきて後続馬を詰まらせてしまったのはタイトルホルダーにとってマイペースで逃げやすくなりプラスです。まずは1週目、タイトルホルダーを先頭に各馬がスタンド前を駆け抜けていく「タイトルホルダーが走ってる…そのまま逃げ切ってくれ…」と願いながら見送る

タイトルホルダーが4馬身ほどのリードをキープしたまま向正面へ。帰宅後にレース動画を見ていましたが「16頭ギュッと固まる!いや、15頭だ。1頭は前を走っているタイトルホルダー!後続にまだまだリードがある!」この実況に感動しましたね。そして3〜4コーナー中間辺りからドウデュースが徐々に進出し始める。



   

    だが、まだタイトルホルダーとの   

    差はある!!!!!!!!!!





さぁ4コーナーを曲がりタイトルホルダー先頭で後続馬を引き連れてくる!この時「いける!いけるぞ!そのまま逃げ切れタイトルホルダー!」って熱くなりましたよ。ラスト粘り切れるかタイトルホルダー!後ろからドウデュースとスターズオンアースが迫ってくる。そして残り100mの所でドウデュースとスターズオンアースが!タイトルホルダーを交わした!ドウデュースが先頭だ!


         並んだ!


       捉えた!!


   ドウデュース    

   だ!!!!!


 武豊だああああ 

 あ!!!!!!



ドウデュースと武豊のコンビついに復活!!!!

超激熱でしたよ

そして武豊騎手「ドウデュースも私も帰ってきました!」この一言に盛り上がりやばかったです

「これ、もしイクイノックスが出走していたらイクイノが1着だったとしても一筋縄ではいかなかったんじゃないかな」とか色々考えてしまいますね。そして最初の方でも書いたように優柔不断で中々決められず馬券買ってないんですよね〜( ̄▽ ̄;)アハハ…


もし惜しみなく買っていれば3連単で¥42000ほど付いたらしいので本当に勿体ないことをしたと今でも後悔してます。まぁ、この賭けようとしていたお金ってコミケの予算だったのでもし負けたらコミケで何も買えないという悲惨な事態になっていたわけですが💧 


ちなみにもし今回勝っていたらタイトルホルダーの引退式を見てから帰りは新幹線。負けたら引退式無し+在来線で帰るつもりでしたけど、まさかの馬券を買ってないのでマイナスではないですがプラスにもなってないので帰りは在来線確定です。しかも普段は熱海発豊橋行きというロングラン列車に乗って帰るんですけど、今回それに接続する列車に間に合わなかったので1本でも寝過ごしたら終了。全てが最終列車という鬼畜移動の上に帰ってきたら0時半過ぎでそのまま朝には仕事という…





        クリスマスに何やってんの




いや、まぁ………独身異常男性にクリスマスも何もないんですけどね。今回タイトルホルダーのラストランを近くで観戦出来たので良しということにしておきましょう。さて、少しだけレース回顧を書いていきます



  ​ドウデュース


ドウデュース自身は前へ前へと行こうとするなか武豊騎手はスタンド前辺りから抜け出しやすい外側にいつつヒートオンビートの後ろを追走しながら脚を溜め、そして折り合いをつけて3〜4コーナー中間辺りで一気に加速。4コーナーの辺りで2番手のスターズオンアースに追いついてましたね。

そして話題のジョッキーカメラですが、他の騎手と見比べてもらえば分かるんですけど揺れが少なくて非常に見やすいんですよね。馬って約60km程で走りますけどそれに乗っていてここまでブレないのは体幹凄すぎませんかね…



  ジャスティンパレス


タイトルホルダーと僅かアタマ差の4着。3コーナー辺りではジャスティンパレスもドウデュースと似たような位置にいたんですけど、ドウデュースはピッチ走法で促してから瞬時の加速が良いのに対してジャスティンパレスはトビが大きいし、正直言って外回しすぎて置いていかれてしまったのかなと。前回の有馬記念考察の記事で触れたように、最近のジャスティンパレスって出遅れ癖があるんですけど今回そこまでの出遅れはなかったんですよね。ただスタート直後各馬が位置取り争いをするなか武史騎手、スっと引いて最後方の位置取りをしましたよね。ジャスティンパレスってドウデュースみたいに一気に加速出来るタイプではないと思うんですけど1000m切っても最後方にいたので「そんな位置で大丈夫なのか?」と不安に思うなか、ドウデュースが動くとジャスティンパレスも動きましたがここで差が出てしまったのかなと。大体同じタイミングで動いたと思いますけどドウデュースとジャスティンパレスでは4コーナーの時点でかなり差がついてましたからね。それでも3着のタイトルホルダーにアタマ差まで迫っての4着は実力なんだろうなと。



  ​スターズオンアース


大外枠を引いてしまったこの馬。最後に末脚を使ってくるタイプなのでてっきりスタート直後一旦引くのかと思ったら一気に加速して2番手につけましたよね。中山競馬場での大外枠の成績を考えるとルメール騎手は「先行してイン付けする」と考えていたんだと思います。判断流石すぎましたね…枠順抽選会では池添騎手と一緒に肩組んでいたのに。これ、他の方も言ってますけどマラソンとかで「一緒に走ろうね」と言っておいて自分だけ1着取りにいくタイプですよね。ルメール騎手の手腕もありますけど特に実力馬の場合は「大外枠だから切る」ということはやはり出来ないです。


それから後々で映像を見て気づきましたけど

3コーナーこれ明らかに内ラチへ体ぶつけてますよね?この馬は右回りだと右に寄れてしまう癖があるみたいなのでそのせいだと思います。それでもそのまま走り切って2着だったんだから凄いです。


以前も書きましたけどスターズオンアースって今までのレース全て馬券内に入ってるんですよね。それでも牡馬の古馬に勝てないというのはもどかしい気持ちがありますけどやはり強いですよね。



  ​スルーセブンシーズ


今回の有馬記念で本命馬でした


この馬も外枠という不利を抱えてのスタート。池添騎手としてはスタートしてから中団後方へ入れたかったんだと思いますけど4コーナーの辺りでカベを作ることが出来ず終始折り合いを欠いていましたよね。追い切り内容も非常に良かったですけど、よく考えたらこの馬の勝ち成績って中山牝馬ステークスのみですよね。それでも凱旋門賞と宝塚記念の結果は実力本物だと思いますが、自分が過剰評価しすぎたのかな…?とこのブログ書いている今は少し反省してます。ちなみにスルーセブンシーズですが有馬記念から数日後に骨折が見つかり引退という衝撃的なニュースが流れてきました

https://x.com/netkeiba/status/1739933437857845661?s=46


https://x.com/0723kenchan/status/1740218171649675353?s=46

これからだっただろうに…本当に惜しいなと思います。とはいえレース中に予後不良診断されるよりはよっぽどマシなのでこればかりは本当に仕方ないです。活躍お疲れ様でした



  ​ディープボンド


結論から言うとガッカリでした


スタート後、前の方を位置取るのかと思っていたらスタート直後は前にいたのにどんどん後ろへ下がっていき後方からのレース。マーカンド騎手も「スタートして頑張ったが、いい位置が取れなかった。理想より後ろになってしまった」ここまでは分かるんですけど「追い出しの時に自分から進んで行かなかった」←いやズブい馬だから和田さんいつもガツガツ押してるんでしょ?この1言は引っかかるものがありました。調教でも乗っておらずどこまで馬の事を理解していたのかという疑問もありますけど、馬も6歳馬なので押しても反応が鈍いなら馬自身がレースする気を無くしてると考えられるのは難しいところですよね。今回も騎手が10割悪いとは言いませんが、運営も勝てないからといってブリンカーを付けたり騎手を変えたり色々試すのはいい事ですけど今回一気にやりすぎた感があって…結局何が悪かったのか原因がよく分からないんですよね。少なくとも枠順は悪くなかったですし、JCよりも有馬記念の方が適正は合っていたはず。馬の年齢も考えると競走馬としての人生もあまり長くないと思いますが…この先の動きが気になるところです。



  ​タスティエーラ


この馬も外枠不利を抱えていました。スタートしてから内側の位置をキープして脚を溜め1000m通過後から3コーナー手前辺りにかけて少し進出したんですよね。ただ、3コーナー中間辺りからまた下がってしまいましたけど。それよりもラストの直線で内側にいたウインマリリンとスルーセブンシーズを交わそうとした時に、外から突っ込んできたジャスティンパレスに進路カットをされて手綱を引いてしまったんですよね。


固まってる馬群の中にいる黄色帽子がタスティエーラです。これが無ければ…ということはないですけどちょっと運が悪かったなと。ちなみにソールオリエンスは出遅れてしまい最後も伸びませんでした。



  ​タイトルホルダー


ラストランで1着有終の美を飾ることは出来なかったものの最後の最後にタイトルホルダーらしいレースを見られたと思います。ゲートも早い馬で今回出遅れ無くスタートしたものの、正直言ってしまえばスタートしてから逃げ始めるまでちょっと長いというかすぐに行かなかったなと感じました。全盛期は宝塚記念や天皇賞・春の頃とかだと思うんですけど、その頃と比べてしまうと行き足が速くないように見えましたね。以前も書きましたけど最近のタイトルホルダーって「馬がもう走る気ないんじゃないか」「ピークを過ぎたのではないか」という雰囲気が強くてかなり不安でしたし、今回のスタートを見ているとピークはやはり過ぎているんじゃないかと実際思っていました。それでも先頭に立ち、2番手と4〜5馬身ほどの差を作って後続馬を引き連れ逃げている姿は「タイトルホルダーが戻ってきた!」と感じさせてくれましたし、さっきも触れましたが3コーナー手前で青島アナが「16頭ギュッと固まる。いや、15頭だ1頭は前を走っているタイトルホルダー!後続にまだまだリードがある!」←この言葉に希望を持てました。同じこと言って申し訳ないですけどこの実況は本当に感動しました。


そして4コーナーからラストの直線


実況「ドウデュースきた!ドウデュースきた!だが前との差がある!ラストラン!全ての思いを込めて横山和生とタイトルホルダー先頭!直線向いた!まだ差はある!頑張りきれるかタイトルホルダー」


ドウデュースとスターズオンアースが迫ってくるなかで、4コーナーを曲がってタイトルホルダーが先頭で来たとき夢を見させてもらいましたよ。このままいける!逃げ切れる!って。しかし現実は甘くなかった。ちょうど自分の目の前でドウデュースとスターズオンアースがタイトルホルダーを交わす!後ろからジャスティンパレスも迫るが踏ん張って3着にギリギリ残った。3着という結果になったものの最後の最後にタイトルホルダーらしい走りを見られた。それだけで充分嬉しかったです。本当にありがとうタイトルホルダー


ちなみにタイトルホルダーとは関係ないですが12月28日にウマ娘3期が最終回を迎えキタサンブラックが有馬記念で有終の美を飾りました。ウマ娘のキタサンブラックもゴルシに「ピークアウトしたんだよ」と言われてからはピークアウトしつつある自分の体に逆らいながら、ガムシャラに真っ直ぐ食らいつくキタサンブラックが描かれてました。ピークアウトを迎えつつもラストランで有終の美を飾ったキタサンブラック。同じくピークアウトしたんじゃないかと周りから言われながらもラストランで「自分らしい」走りを見せたタイトルホルダー。何でもかんでもウマ娘へ結びつけるのはよくないと分かってますけど時期が時期だけに何か感じてしまいます。


ちなみに自分は行けませんでしたが一応

タイトルホルダーの引退式の様子はYouTubeに上がっているのでリンクを置いておきます。ここには映ってないですが横山兄弟、贈呈された花束を観客に向かって投げてましたね笑


今回全く触れてないですが同じく有馬記念に出走していたウインマリリンもラストランとなり、しかも後日タイトルホルダーとウインマリリンの交配予定が発表されました。どんな子が産まれてくるのか楽しみです


さて、かなり長くなってしまいましたが有馬記念の感想ほぼ全てを書きました。そして自分はこの後ホープフルステークスもやりましたけど、レガレイラとシンエンペラーはともかく3着のサンライズジパングは全く予想出来ず負けました。ゴンバデカーブースが出走していたら結果が違っていたかもしれないですが終わったことを今更言っても仕方ないです。今回の競馬以降は今のところ京都記念か金鯱賞まで競馬するつもりは無いので当面お休みとなる予定です。京都記念はネットだと思いますが金鯱賞は中京競馬へ遊びに行きたいのでおそらく現地だと思います。


改めてタイトルホルダーとウインマリリン活躍お疲れ様でした。2024年も競馬の記事更新はすると思うのでよろしくお願いします