打楽器の基本:マレット・スティックの「基本の持ち方」マッチドグリップについて


打楽器の基本:マレット・スティックの「基本の持ち方」マッチドグリップについて


吹奏楽部に入部して、最初にぶつかる壁が「マレットやスティックをどう持てばいいの?」という疑問ですよね。

実は、打楽器の上達において、持ち方は演奏の基本となります。
最初に正しい形を知っておけば、その後の練習効率は劇的に上がります。

どれだけ練習しても「手が痛い」「速く叩けない」といったエラーが起きる場合には、一度立ち戻って撥の持ち方を確認してみましょう。

最も合理的で疲れにくい「正しい持ち方」をまとめました。




1. 支点を決める:親指と人差し指
まず、マレットの棒(シャフト)を「重心」で捉える必要があります。

マレットを3等分したとき、下から1/3あたりの場所を、親指と人差し指の第一関節で軽く挟みます、スティックも同じです。

ここが「支点」になります。強く握りしめず、「卵を割らない程度の力」でキープするのがコツです。



2. 残りの指は「添えるだけ」:中指・薬指・小指
残りの3本の指は、軽く添えるだけ。決して握り込みません!

エラーチェック: 小指が浮いていませんか?あるいは、人差し指をピーンと伸ばしていませんか?力を抜きましょう!

指全体でシャフトを包み込むことで、マレットでは音量コントロールや音色を調整したり、スティックでは、打面からの跳ね返る(リバウンド)エネルギーを手のひら全体で調整できるようになります。



3. 手の甲は「上」を向く:マッチドグリップ
吹奏楽で最も一般的な「マッチド・グリップ」では、手の甲がしっかりと天井を向くように構えます。

ドアノブを掴むような、あるいは自転車のハンドルを握るような自然な角度です。

脇を締めすぎず、卵一個分くらいのスペースを空けると、肩の力が抜けてスムーズに動けます。マレットやスティックの開きが90°くらいになるように構えます。

※マッチド・グリップには3種類の握り方がありますが、吹奏楽で一般的なのは、ジャーマングリップです。


なぜ「持ち方」がそんなに大事なの?

打楽器は、自分の力で叩くのではなく、「マレットやスティックなどのバチが跳ね返る力をコントロールする」楽器です。

正しい持ち方ができていると、バチが勝手に跳ねてくれるので、少ないエネルギーで最大の音量やコントロールされた演奏をすることができるようになります。

これは「最小の入力で、最高の成果を出す」ための最適化作業なのです。



ぜひ毎日の基礎練習の参考にされてください。



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山田あずさプロフィール

世界的マリンバ奏者である安倍圭子氏に師事し、星野源、高木正勝各氏のサポートや海外ツアー、さらに2026年『孤独のグルメ』の音楽制作も手掛ける現役のマリンバ奏者です。

最大の特徴は、音楽家としての豊かな感性に、国際資格PMP®およびAWS認定資格を持つエンジニアとしての「論理的思考」を掛け合わせた独自のメソッド。最短ルートで「弾ける」をデザインし、あなたにぴったりの効率的な上達をサポートします。レッスンにご興味がある方は下記をご覧ください。

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