こんにちわ。前回の宿題を終えてまもなく次に進んでおります。

実は、前回のは結構前に書き終わってたんだけど、今回のを急にぶっ込んでしまった為に上げるタイミングを失っておりました。なので今回のが少し落ち着いたタイミングで上げるという、なんともタイミング逃しな感じになってしまいました。

 

つまり、今回のはもともと予定していなかったものなのです。いや知ってましたよ。あの刀剣乱舞にゆっくんが出るのかとちょっと注目しましたもの。しかも沖田総司って貴方。とうらぶも新撰組もなんも知らんような私だけど「おっ」となりましたもの。だけど、この界隈には手を出すまいと思ってスルーしてたんですわざと。だって明らかに沼が深そうなんだもの。私のヲタ嗅覚がそう言っている。

だがしかし、公演が始まった時にたまたま関連ポストを目にしてしまったんですよね。それまではうまいことすっかり忘れていたんだけど、そういえばやるんだよなと思って目で追ってしまったんです。そしたらまぁ評判の良いこと。ゆっくんの沖田がスゲーと話題になっているのでまんまと気になってしまったんです。そうなったらもう最後、どうにかして観れないもんかと奮闘するわけです。

そんなこんなで、結果的に2回現地に行くことが出来ました。予習したくなかったので配信は買いませんでした。ライビュはチケット取れているけど、配信は買わず、円盤を買うのではないかと思います。多分。予定。(後日無事にBD予約しました立ち上がる)(配信はいずれも買ってません)

 

はい、まぁまぁな分量の言い訳を終えたところで感想の方に入ってまいりたいと思います。

ちなみにこの感想は大楽の後に上がっていると思うけど、大阪公演が始まった頃から書き始め、ある程度書いておき、ライビュ後に追記したりして書きました。最初に言いますがとてもとてもとても長いわりに内容は極薄です………。

 

 

 

 

 

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舞台『刀剣乱舞』心伝 つけたり奇譚の走馬灯



2024年6月25日(火) 18時公演

2024年6月28日(金) 18時公演

@THEATER MILANO-Za

2024年7月21日(日) 18時公演

TOHOシネマズ新宿 (ライブビューイング)

 

 

こういう時の私の行動力は凄まじいもので、どうしても観たい!!となればどうにかして観るんですね。もともとチケット取っていなかったのにどうして2回も観れたんでしょうか。不思議ですね。

こうやっていろんな舞台の感想をいちいち書き留めているのを見ても分かる通り、私は現場が大好きなんですね。いくら映像で観れても、現場は二度はありません。その価値に取り憑かれているのはもう一生変わらないでしょう。何はともあれ観れて感謝しております。

 

しかも今回は少し贅沢な見方をしました。チケットを見ると分かるけど、1回目は2階から、2回目は1階から観たのです。ややこしい。席が変わると舞台の印象も変わったりすることもあるけど、今回は特にそれを感じました。1階からしか観ていない人は、上階からの景色は多分分からないのではないかと思う。舞台装置が高さがあったというのもあるけど、照明効果が大きかったなと思う。

個人的には2階からの景色の方が、舞台全体の魅力をよく味わえると思うので好きだな。あの景色はよく覚えておきたい。

 

 

この感想を書くために、とりあえずXで感想を置いておいたのがあるので一応ここにも載せておく。まぁほぼゆっくんの話ばかりですが。。。。

やっぱり観たてほやほやの時に言葉に残しておくの大事ね。

これらを頼りにまとめてゆきます。まとめなので内容はかぶります。

 

1回目


2回目

 

 

 
3回目(ライビュ)

(ライビュ後に体調悪くして途中までしか書けなかったw)

 

 

まず全体のことから。

とうらぶというか刀ステをよく知る人達が、この心伝は初見に良いということをちらほら言っていて、その通り私は今回が刀ステ初見だったのだけど、噂に違わず初見を置いてけぼりにしない舞台でした。

私はふだん全く予習しないで観劇に臨む。本当は記事とか読んでいきたいんだけどだいたい追いついていない。でも今回はあまりにも刀剣乱舞について無知だったので、公式に上がっているあらすじというか設定を読んでから行った。あまりにも登場人物が分からないとついていけないかなと思ったから。劇中でも刀剣男士たちは自己紹介してくれるし、設定も視覚的な文字情報とナレーション?で説明してくれるんだけど、先に読んで行ったのですんなり入ってきてよかった。ある程度の予習は大事ね。

 

今回は新撰組にまつわる話。Xに載せた感想にも書いたけど、私の中で今回の物語は新撰組の魂の解放だと思った。原作の設定?をうまく利用した、「つけたり」「奇譚」の「走馬灯」。ここらへんも劇中で丁寧に回収してくれたのでとてもありがたかったです。

既述の通り私は新撰組というか歴史そのものに疎い。新撰組のイメージは私の中では大河ドラマ「八重の桜」「龍馬伝」程度だ。本場の「新撰組!」は配信されていないので見れていない。見たいのに。まぁ要するにほとんど無知なんですね。そんな私でも大筋は理解できるし感動できる話だったのでとてもありがたかったです。(2回目) 個人的には池岡さんの斎藤一が八重の桜の斎藤さんに重なるところがあって感動してました。

もうあんまり覚えてないんだけど、どれかの大河ドラマだったかな、「武士としての死」を求めるということを強く感じさせられたことがあって。あの時代の人達はそういうものを求めるんだなと。だから沖田くんが近藤さんや自分に対して武士としての死を求めていたのがすごくしっくりきたんだよね。その感覚が自分の中にあったので、今回の物語を感動を持って観ることが出来た。皆が言うような号泣はしなかったけど、熱くなったし、切なかった。こんな物語を作るのかと唸らされた。今回の物語によって、隊士たちの魂は救われたんじゃないかなと思えた。特に沖田くんにとっては、彼の二振りが居たからこそ今回の物語が成り立ったと思う。悲しみもあるけど、良かったねという気持ち。

自分でも覚えてないくらいの小さな積み重ねが今回の観劇に役に立って良かった。

 

ひとつ面白いのは、今回の発端は山南さんなんだよね。劇中ではほとんど彼は出てこなくて、代わりに(?)沖田くんがそれを受け継いでる。ほとんど沖田くんが物語をまわしているけれど、沖田くんきっかけではないんだよね。そこが面白いなと思った。

 

 

 

全体の見どころとして特徴的なのは、あらゆる現代技術を駆使した舞台装置。ナルステを思い起こすような映像と照明のフル活用。タッパーのある舞台を満遍なく活かしてたね。

2階構造の舞台装置はよくあるけど、あんなに可動するのは初めてかもしれんw くっついては離れ、形状を変えたと思ったら回り出す。忙しすぎるよ泣き笑いww ミスなく動かしてるアンサンブルの皆さん凄いな。だってあれ決して軽くないでしょ?現代技術を駆使しつつとんでもないアナログ笑 持てる力ぜんぶ使いましたって感じ笑

感想辿ってたらいろんな人がキャスパレという言葉を使ってて「??」だったんだけど、キャストパレードか!と後で気付いて、確かに!と思った。特に1階から見ると、あのセットを見上げる形になるので、オープニングでセットが回る中次から次へとキャストさんたちが出てきて名前が映し出されて、ほんとにパレード見てるみたいだった。めちゃくちゃ華やかでした。あれだけでも見てて楽しいよね。わくわくした。2階から見ると全体のバランスの良さや照明を含めた配置の美しさが際立つし、1階から見ると迫力あって華やかだし、それぞれ違う楽しみ方ができたなと思った。個人的には、2階から見た方がそれぞれの効果が分かりやすいので好きだな。照明こだわってたから尚更かも。

 

広い空間を使った殺陣や立体的な傘の踊りは、1階からよりは2階からの方が綺麗に見えた。2階最前どセンターとかめちゃくちゃ綺麗に見えるだろうな。かわりに表情見るならやっぱり近いと全然違う。嬉しかったのは、2階から見た時、ラストの傘の踊りの時にゆっくんがちょうど正面に居たからよく見えたこと。代わりに1階からだと傘を使ってることもあってあんまり顔が見えなくて。2階のあの位置ラッキーだったな。

刀剣男士たちの殺陣の時、いろんな時間遡行軍が個性発揮しててほんとにパレードだった笑 全員野球だなぁ。

 

あと細かいんだが、1階は結構照明が眩しかった笑

先日の別作品もそうだったんだけど、眩しいの地味に嫌ですw

 

ナルステの時と同じように、映像がふんだんに使われていたんだけど、合間合間に映し出される走馬灯の'走馬灯'感たるや。あれは専用に撮影したものだと思うけど、昔の新撰組隊士たちの楽しかった思い出がきらきらと映し出される中に清光と安定がいて、観ている私達も一緒に走馬灯に迷い込んだような演出がとても粋でした。「ここから走馬灯パートですよ」と分かりやすい演出だったので、観ている方もごちゃごちゃにならず、清光安定の気持ちと一緒に入り込めたので観やすかった。何度も走馬灯に迷い込むのにごちゃごちゃした感じがなかったのも良かった。末満さんの舞台はたぶん今回が初めてだと思うけど、華やかなんだけど一本筋が分かりやすくてまとまってて、あらゆる素材を最適に使う。凝縮するのが上手い。とても仕事ができる人なんだなと思いました(何様)

キャストを含めあらゆる素材を最適に使える人って、やっぱり観察眼がすごいんだなというのをいろんなところで感じる。才能が活かされるってすごい。

 

 

 

ここからは刀剣男士たちについて。私が原作ファンとして観ていたなら、このあたりは最後に持ってくると思うんだけどそうではないので、先に持ってくることにしました。

 

私は2.5舞台を原作ファンとして観てきたのは戦ステ(イケメン戦国)とナルステ(NARUTO)で、ナルステは原作ファンになったのが遅かったから最後2作しか観てない。一応、封ミュ(封神演義)もあるけど舞台化自体を知ったのが遅くて2作とも映像でしか観ていない。最初からずっと追ってるのは戦ステくらい。まぁそんなに多い方ではないんだけど、それでもやっぱり原作ものの舞台化という意味では、原作をいかに大切にしているかというのがものすごく大事だと思っています。原作に忠実でなくても、いかに原作への愛を感じられるか。原作の名前を使う以上、それが全てだとすら思っています。

なので、原作を知らない私が彼らについて語れることは何もないんですね。Xでいろんな感想を追ってると評価は高いようなので安心している、くらいのことしか言えないです。

 

とはいえ、せっかく彼らを目撃したわけですから、浅いなりに感想を残しておきましょうかね。なんか解釈違いとかあったらすみませんね。

最初はやっぱり物語を把握するのに必死なので、台詞を言っている人に集中することで精一杯でした。この人とこの人がペアで、こういうキャラクターで、誰の刀で、この人との関係はこうで、とかそういうことの把握に一生懸命だった。まあでも一度見れば大枠は把握できる分かりやすさだったので助かりました。シリーズものでも初見を大切にしてくれるコンテンツは応援したいものです。

あと殺陣も、後半で一人ずつの見せ場を別々に用意してくれたのはありがたかったです。初見だと目で追うだけで精一杯で、その人の殺陣がどんな感じなのか見る余裕がなかったから。派手なぐるぐる舞台で賑やかに斬り倒していく彼らを見ながら、それぞれの個性を堪能できて良かったです。

 

まずはじめに感動したのは、OPのタイトルコール。あの長いタイトルを7人がちゃんと揃って言えるの凄いよね!?一人だけずれるとかもないし、いつも全員がぴったりタイミング合ってるの。それだけでこの座組の団結力が見えた気がしました。あれだけで感動できるね…。

 

初見としては、松田凌さんと小西詠斗くんは特に身体能力の高さを感じた。小回りと素早さ。やっぱり速さがあると見栄えがいい。松田清光は、2回目見たらさらにその素早さが際立ってて、動きの線も綺麗だし、シャープさがあってとにかく美しかったなと思いました。長身ではないけど手脚が細長くてスタイル抜群だし、所々の決めポーズもバランスが抜群でとにかく見栄えが良かった。彼の決めポーズ集作れると思う。

そういえば、後半の第二形態?戦闘モードの衣装には案の定ビビりましたw ミリしら民族からしたら「どうした!いじめられたんか!?」案件よw なんでビジュアル売りのコンテンツは戦いの時ほとんど服を着ないの?兼定さんなんかさ、ただでさえロン毛で前髪長くて視界悪いだろうに脱ぎかけの服を脱ぎかけのまま戦っててさぞ動きにくかったでしょうね………。おばちゃんそんなことばっかり考えちゃったわよニコニコ まあ脱がせたい気持ちは分かる←

 

堀川くんは戦ステでいう三成ポジで、三成ぽいな~~~ってずっと思いながら観てた笑。声もナオピーにちょっと似てるから尚更。やっぱりどのコンテンツにもあーゆー天然系可愛い男子がおるのだねぇ。そんな感じなのに小回りきいて動きが俊敏なのでとても良かったです。魅力。

兼定さんは、少なくともこの物語の中では笑い担当というか、そもそも笑う場面ほとんどないけどその中での僅かな笑いを担当してて、ずっとシリアスな中でほっとできる瞬間を担ってくれてた印象。数少ない気を抜ける瞬間でした。個人的には色合いが綺麗で好きだな。

 

衣装といえば虎徹さんね。ずっとお腹出てるやないの。それなのに肩周りと足元の重装備。バランスおかしいやろ。てゆうか守るとこ違くない?嘘みたいにそのお腹が綺麗でした。虎徹さんが最後に近藤さんと対峙するシーンがとても良かったです。あんまり泣かなそうなのに抗えない涙も、泣きながらも最後には近藤さんに笑顔を向けるのも、近藤さんの刀なんだなと思えてとても良かった。その時ほとんど顔が見えなかったけど、隠れた横顔からも言葉にできない思いが伝わってきました。良かった。

孫六さんは顔が良いって皆言ってますね。確かに良いですよね。カテコで見せてくれたにっこり笑顔が最高でした。彼は本が好き設定なんだね。文学ネタが分かれば、彼の台詞ももう少し味わえたのかなーと思ってちょっともったいなかった。ああいう、静かに物語の核を把握してるキャラ、いいですよね。実際、監査官とサシで話すシーンがいくつかあるけど、改めてライビュで観ると、孫六さんが結構全体を早いうちに把握していることが分かる。監査官のことも。ああいう雰囲気の人が代々人斬りの刀として使われていくというのも味だなと思った。聡明な雰囲気が好きでした。

 

清光は、あのクールなルックスとギャルな中身(笑)のギャップに最初慣れなかったけど、まあ1回見れば慣れました。加州清光が池田屋で折れてしまった刀だったというのはXで感想を漁りながら学んだ。あんな感じなのにそんな過去(?)が…と思いつつ、有識者の皆さんのポストのおかげでキャラクターを理解出来た部分は大きかった。

先にも書いた通り、松田さんのしなやかで素早い動きは見ててとても美しくて眼福でした。きらきらしてた。きらりと光る刀がよく似合う。今回の心伝の中では、彼の魅力は涙のお芝居だなと思いました。沖田くんが二振りに思いをぶつける時、1階の私の席からは清光の、抗いようもなくぽろぽろと滴り落ちる涙が光っててたまらなく美しかった。その間、彼はずっと沖田くんを見つめて動かない。目に焼きつけるように。必死で向き合ってるのが背中から伝わってきた。あんな泣き方しなさそうなキャラなのに。振り向きざまに舞い散る汗すらも美しくて、彼はずっときらきらしてて美しかったな。まさに清光という名前の通り、ピュアで、輝いてた。

あとさ、2回目の走馬灯の前に二人の隊士と刀剣男士たちが戦うシーンの演出がすごいな!?入れ替わり立ち代わり、飛んだり跳ねたり、よく怪我せずやれてるね…。身体能力の高さが半端ない。最後の方に板の上に乗っかるやつ、結構角度あるよね!?アレはやべえよ…

それにしても松田凌という人は、どこからのカットでもビジュアルが完璧だね…ライビュを観ながら改めて思いました…残ってる写真も画として完璧だし。おそろしい子…。

 

安定は皆さん仰る通り本当に美少女で、最近流行りの生成AIかしらと思うほどの肌艶でした。観る前からこの人かわいいな~~と思ってたけど、そういう人に限って意外と歳が近かったりする笑

彼は何というか、大した動きとかはしないのに、沖田くんへの思いが常に伝わってくるんだよね。しかもちゃんと2階の奥まで。すごく感情が開かれているというか、端までしっかり伝わるお芝居だなと思いました。1階で見た清光の涙は静かで美しかったけど、安定の涙は2階の奥まで色濃く飛んできてた。あんな美少女なのにずっと顔びっしょびしょでさ。感情表現に迷いがない。それは安定のキャラなのか植田さんの持ち味なのかは分からないけど、強くしてないのに強く伝わってくる想いが彼の魅力だなと思った。歳はしっかり大人だけど、それを捨てられるお芝居が魅力なのかも。

 

そんな清光と安定のペアは、全く違うけどちゃんとバディ感があって、沖田くんという存在を通してニコイチ的な存在なんだなと、初見の私にもしっかり伝わってきた。あの二人は大汗もかくし、涙も流しまくるし、1日2公演もやったら干からびてしまいそうなくらい、毎日すごいエネルギーを使ってる。それを惜しまない二人だからこそ感動をもらえたんだと思う。

素敵な沖田組をありがとうございました。

 

最後に監査官。則宗さん?私は知識がなさすぎるので本当に何も語れないんだけど、あの風貌だからなのか、唇が美しすぎるというインパクトが強いまま終始見てました。映像でドアップもあったけどとてもお綺麗な唇でしたね…。見惚れておりました。

後で知ったけど、彼はレミゼでマリウスやってたらしいな??レミゼは2回観てるので、もしかしたら目撃してる可能性ある…。なんか、彼だけ他の人と何か違うなーとずーっと違和感あったんだけど、あれだ。歌うように台詞を言うから凄く声が綺麗に通るし聞きやすいんだ。なんか妙に納得してしまった。いい声だよね。歌聞いてみたいな。

Xで監査官というか則宗に関するポストをいろいろ読んでいたので、彼が則宗であるという前提で改めて台詞を聞いていると、ひとつひとつの台詞が結構深いし、清光安定の台詞もそれによって解像度が上がる。まだ私はそこまで言葉にできるほど落とし込めてはないんだけど、たぶん何度も見たらもっと深い意味が分かるのではないかなと思った。残念ながら、ライビュ含め3回の観劇ではそれを掴みきれなかった。またBD届いた頃には忘れちゃってるだろうけど、新鮮な気持ちで見てみたい。

 

 

 

 

さてさて、なんだかんだ言ってしっかり書きましたよ。笑

次は新撰組ターンだけど、正直あんまり新撰組のひとりひとりまで追えなくて、そこまで書けないと思うので、とりあえず思いつくままにつらつらと書いていきます。沖田くんはラスボスなんで最後ねw

 

まず気になってたのは斎藤さん。なぜなら池岡さんだから。彼はナルステで私が観た2回ともシカマルをやってくれてて、まあそれがぴったりハマってたんですわ。滑舌が良いイメージ笑 というか台詞が早口だったからねw 知ってる人いる~!って感じでした。

びっくりしたのは、シカマルの時と全然声が違うこと。どっちが素なのか分からんのだけど、たぶん今回は低い声を作ってるんだよね…?確かに斎藤さんのイメージってクールだからその方が合うのかも。役作りが細かくてびっくりした…役者さんてすごい。あとナルステでは殺陣はなかったので、今回初めて殺陣を見てその綺麗さにもびっくり。小顔で手足が長いから洋装での殺陣が映える映える。知ってる人だけど全然知らない人みたい。こんなところで彼の新しい一面を見るとは。良い収穫でございました。

 

あと印象深かったのは土方さん。小早川さんは名前だけ知ってたけど今回初めて。のはず。まあ~~~イケメンですわね。土方歳三というイメージにぴったりでした。やっぱり新撰組の中でも土方歳三って本人の写真が認知されてるからもともとのパブリックイメージが他の人に比べても強いかも。イメージに合うって大事。見た目もそうだけど、意志の強さとか頑固さみたいなところも雰囲気が合ってたなと思いました。

刀たちと対峙する時の緊張感が良かった。あと、近藤さんの走馬灯の時の若さというか純粋さというか。短いシーンだけどそこの差分をしっかり出してくれてて、人物としての歴史も感じられてジンときましたね。素敵なお芝居でした。

 

あとはやっぱり近藤さんね。ぱっと見た時は、タッパーはあるけど細身な感じがちょっと合わないような?と思ったんだけど、なんというか、リーダーでありながらも皆に慕われる雰囲気のバランスがぴったりというか、納得という感じ。あの人の放つ父性が凄い。包容力。土方さんとはまた違った頑固さがあるけど、近藤さんだから皆ついていく。周りとのやりとり含め、その空気感が良かった。「どこまでも人よ!」の台詞のなんと似合うこと。人間くさくて愛情深い。大海の広さは知らずとも、その高い空をめざしてどこまでも飛んでゆける人なんだろうなと思えた。

見どころはやっぱりラストシーンよね。刀剣男士たちとの戦い。1対大勢でも劣勢にならない技術、流石でした。やっぱり説得力があるの大事やね。沖田くんだけじゃなくて近藤さんもラスボス化?することで、沖田くんが導いてきた走馬灯だけでなく、新撰組とつけたりの歴史にも終止符を打つというシナリオができる。残された人たちを前に進ませる。近藤さんの走馬灯は、この作品の中で一番好きなシーンだな。広い青空の映像も良かったし、光の使い方が幻想的で、本当に走馬灯というか、幻のような演出になってたのが感動的だった。隊士たちが背を向けて奥に歩いていく時のスローな感じもたまらなかったね。あのシーンの、あの広い空間の使い方が最高だったと思う。近藤さんや、隊士たちの魂が解放された、報われたような瞬間だった。やっぱり一番好きなシーンだな。

ラストの戦いの時だったか、虎徹と戦いながら彼の顔を覗き込む近藤さんの顔が父親の顔してた。ライビュで見た時感動してしまったよ。何なんだあの父性…。

 

山南さんは、そもそも「さんなん」という呼び方が新鮮だった。登場から雰囲気抜群でしたね。比較的若いキャストが多い中で、こういう大人組の人がいてくれることでちゃんと引き締まる部分があるなと思う。特に相手が若い沖田くんだったからこそなおのこと。短いシーンだけど、しっかり印象と説得力をもたせてくれたから物語に入り込めたと思う。渋くて素敵な俳優さんですね。

永倉さんは、沖田くんや沖田組とのシーンが印象的だった。新撰組としての立場がどんな感じなのか分からないけど、彼もアニキ感があるというか、足立さんのもつ雰囲気が好きだった。ライビュで初めてちゃんと表情まで見えたけど、本当に彼は良い表情をするなと思った。ニッと口角を上げて笑う顔が好き。オフショの笑顔がめっちゃ素敵で癒されてました。

そしていつもペアの谷さん原田さん。栗原さんもそうだけど、こういう「侍に居そうな人たち」って絶対必要だよね。特に阿見201さんのザ・おサムライ感たまんないね。弁慶やってそう。声もドスがきいてるし、これは重宝されるな…て感じ(誰目線)てかシティハンター出てるのか…この前観たのに…。

 

あと、注目すべきは藤堂役の澤田さん。アンサンブルの方が役をやることはよくあると思うけど、彼はアクション専門なのでやっぱり殺陣がすごいね。なんかちょっと怖さすらある雰囲気が良かった。お芝居もアクションも見応えあって、しっかり印象に残りました。

 

なんか、改めて言葉にすると安っぽいな…あんまり伝わってないかもだけど、皆さん本当に素敵で感動したんですよ。好きなシーン書いてたら永久に終わらないし円盤観た方が早いレベル。それぞれ配役がぴったりで、お芝居もアクションも内容もめちゃくちゃ濃厚なものをいただきました。素晴らしいものが見れて本当に感謝です。

 

 

 

 

さて、ここまできたということはようやくあの方の登場です。

今回のラスボス沖田総司こと早乙女友貴くん。

 

まあまずビジュアルが良いですよね。なんかオタク心をくすぐるというか…ポニテですし。沖田総司が洋装!?っていうのは、歴史に疎い私からすればあ~確かにくらいの感じだったけど、そもそも沖田総司とか新撰組ファンの方からしたらそこからザワつくよね。あの洋装の衣装は、ゆっくんの姿勢の綺麗さを際立たせてくれるのでとても良きですね。てか前髪ウェーブて…ちとお洒落すぎんか?w

あの赤線を入れるメイク、どういうコンセプトなのかな~と思ったけど、洋装の時はきっと清光を意識してるんだよね。ポニテにも赤い紐入ってるし。だんだらの時は安定でさ。なんかそういう、素通りしそうだけどリンクしてるの、いいよね。

 

ゆっくんといえば殺陣だけども、それ以前に、あの洋装のせい(?)で立ち姿や歩く姿さえも美しすぎるのがひときわ目立って心臓に悪かった。OPで舞台奥から歩いて出てくるだけなのに、なんか洗練されすぎてて「???」だった。特にOPは最初に2階から見れたのがとても良かったんだけど、光の当たり具合とか、全体の構図がもう芸術だった。彼は他の人に比べて走りが少なくて歩いて去ることが多かったと思うけど、その袖に去っていく歩きだけでも美しくて「???」だった。もうずっとわけわからんかった。カテコでも、あんだけ殺陣やら早替えやらやって大仕事終えたのに息ひとつ切らしてなくて、淡々と礼をしてまた美しく去っていくもんだから、わけわかんなくて怒りすら覚えました。何なん?むかっ

あと、ゆっくんて立ち止まってる時とか踊ってる時(最後の傘の時とか)、足を逆ハの字にしてることが多い。個人ブロマイドの刀上げてる写真の足みたいな、右足を一歩後ろに置いてつま先を開く立ち方。だから立ち姿のラインがきれいだし動作の要所要所でキマるんだよね。あの衣装だからこそより綺麗に見えた。どの動きでも美しく見えるような動き方を心得てる。あれは大衆演劇ぽいのかも。

 

「立ち」と「歩き」だけでこんな語ることある?少なくとも私はありません。もうお察しだと思いますが、長くなりますよ。既に長いのに。もうここまで読んでる人居ないでしょう。良いんです、これは私の走馬灯なのですから(?)

 

OPの舞?と言っていいのか分からんが扇子さばき、あのほんの一瞬に目が釘付けになった。ちょっとした動きやターンだけで魅了された。皆さんそうでない??一番いいところでバッと扇子開けるの技術者。そのキメポーズから、新撰組の皆が集まるまでゆっくり扇子を下ろしてタイミングばっちしで左手を刀に添えるその必要超最低限の動きすら美しくて。だってさ、頭から足まで微動だにしないの。本当に腕だけ動いてるの。そんで綺麗にクロスした脚な。そこダイジェスト映像でも見れますよ←

OPといえば、沖田くんと沖田組で殺陣ぽいことするの、あれも美の塊…もはやアートだった…。本編では3人が戦う時はだんだらか最終形態だから、洋装で刀を交えるのはあそこだけなんだよね。というかそもそも洋装の時は戦ってないから、洋装で刀振るってるの自体見れるのがあそこだけ。それで足してくれたのかな?ライビュで見てたらゆっくん2回転してない?あんなに回ってたっけ?なんか既にもう記憶が薄くなってて悲しい。才能ある方々のポストやイラストで記憶を食い繋いでますありがとうございます(唐突)…にしても、今思うと洋装での殺陣も見たかったなぁ。さぞ格好よかったでしょうね……。だれかつけ足してくれない?

なんか私、美しいゆっくんを見ると容易にキャパ越えしてキレるぽい。なのでOPとEDの私はキレ散らかしてましたね。毛細血管くらいは切れてたかもしれん。は?


さて、ここで順番が前後しますが、最初の山南さんとのシーン。

二人とも初っ端からラストシーンばりの芝居。初見ではあんまり感じなかったけど、2回目近くなって見たら、沖田くんはその時点でもう涙ぐんでて、初っ端なのにすげえな…と思った記憶。大千穐楽では山南さんの情緒が溢れてたし、ゆっ沖田くんのお芝居もより気持ちが入ってたように見えた。ライビュだから気付いたけど、山南さんを刺した時、最初顔見れてないんだよね…だけど後から見上げて、顔を歪めてた。映像だからこそそこまで見えたと思うけど、そんな見づらいところまでちゃんと芝居してたのね…

大千穐楽さ、涙声多かったよね??声が震えてるシーンが格段に増えてたし、なんなら笑顔や優しい台詞回しも増えてて、もはや初めて観たような感覚。そんな引き出し隠してたんかい……


この物語の沖田総司は、ただの天才少年剣士ではなくて、今いるのがつけたりであり走馬灯であること、そしてそれさえもやがて終わることを知っているので、その愁いがずっとある。だから、まだ夢の途中なんだ、死ぬためではなく生きるために戦うと言いつつ、自分はその夢の先には行けないことに抗わない、もう諦めたその先のような印象だった。生きるためにもがいていないんだよね。最初の山南さんとのシーンと、最後の近藤さんの走馬灯の時だけ、本当にただその時を生きてるただの少年になってる。2回目以降、表情が見えるようになってから切なかった。


最初の走馬灯は藤堂さんだったよね。藤堂さんの死に際だったかな、沖田くんが「せっかく近藤さんが憐れみをかけてくれたのに」みたいな一連の台詞、あのへんがまだ私にはしっくり来てないので、BD来たら改めて観たいと思う。

近い場面で、「もし私が土方さんを斬ったら~」のところ、最初は意味がよく分からなかったんだけど、有識者の皆様のポストにより後に理解出来ました。史実が大きく歪んでしまうからだよね。やっぱり、彼はつけたりが続く事は望まないというか、諦めてるんだよね。分かると切ない話だ…。


さて時は飛びまして、2回目の走馬灯。ここで宴だったはず。

ライビュですごく印象的だったのは、バラガキのところ。「失礼ですよ!」を以前より強めにして「今も~」を笑って言うことで緩急を強めてシーンをより自然にしてて、「それそれ!そこのシーンはそういうのが良いんよ!!やればできるじゃないですか!!!」って思いながら見てた() それまでは何となく平坦なまま終わってたんだけど、そこの緩急があるだけで引き締まり具合が天と地ほど違うので、大楽とても良かったです。大楽で突然芝居が良くなる現象あるあるよね笑

ここのシーンの見どころと言えば舞ですよね。あーゆー落ち着いた舞を見たのは初めてかも。朱雀の時は派手な印象だったからな。扇子を開く時の「バッ」ていう強めの音、良い。あれだけで技術者の貫禄ぶっぱなしてるもんな。舞う直前にさりげなく扇子をくるっと回すの、ずるいよね。「ここがズルいよゆっ沖田10選」に入ると思う。1回目より2回目の方が小技をきかしてて、扇子が細かく動いてて字のごとく舞うようだった。扇子が楽しそうに見えた。芸術…。大楽は何かやるだろうと思ってたけど元気よくフレームアウトしてましたね。カメラマン泣かせよw 上だけでなく前方にも飛んだと聞いたけど、会場で観れた人羨ましいな~。すぐ台詞が入らなければ結構大きめな拍手入ると思うよあそこ。

ゆっくんももちろん凄かったけど、清光安定も良かったね。清光の扇子くるくるは清光らしくて可愛かったし、安定の振り付けも安定だなぁという感じがして似合ってた。短いシーンだけどとても貴重な瞬間だったと思う。ありがてえ。

また朱雀やることがあれば、あーゆー感じの舞もまた見たいなぁ。三味線よい。


ライビュで記憶を整理したつもりだったんだけどまだちょっと記憶が曖昧なので、前後関係が狂ってたらすみませんね…。


印象的なシーンといえば、永倉&沖田とあんみつのシーン。

永倉さんのシーンてあそこが結構メインだったと思うけど、永倉さんというか足立さんの表情やお芝居が好きなので、あそこは静かなシーンだけど結構お気に入りです。ライビュで見た永倉さんの表情良かったなぁ(2回目)。洋装ゆっ沖田くんのスタイルの良さも堪能できるシーンですよね。

沖田くんが永倉さんをぐっと抱き寄せるシーン、あそこ初見でビビり散らかしました。いきなり何すんねん。しつこいようだけど、あの一瞬の動きも必要最低限の的確な動きで、洗練されてて目が釘付けになった。だし、あの沖田くんが急にあんなことするのが奇想天外で。最初は「なんで??」って感じだったんだけど、あそこは実質永倉さんに別れを告げるシーンなんだよね。考えてみれば、沖田くんは土方さんや斎藤さんには会わないわけだから、永倉さんは唯一沖田くんが話すことのできる生き残り組なんだよね。沖田くんにとっては、山南さんから受け継いだこの「つけたり」による生き様を唯一託せる存在なわけで、言ってみれば遺言のようなもの。静かに語りかけてるけど、「残してください」という願いは、沖田くんにとってきっととても強い想いだよね。心伝だ。この僅かなシーンに「心伝 つけたり奇譚の走馬灯」が集約されてる。

そんな時に、清光と安定の名前を優しく呼びながらの「待っています」は、このつけたりへの決別の始まり。決別の決意。

この、ここで一番重要なシーンの時、沖田くんの顔は永倉さんやあんみつにしか見えない。ゆっ沖田くん、それはわざとですか?相対する3人はどういう気持ちでそこに居たんですか…?

なんちゅーシーンなのよ。おそろしい子……。


蛤御門のシーンはその後だよね。

例のね、沖田くんの高速斬り込み登場シーン。多くの観客の目が追いつかなかったであろうあのシーンw 個人的には、2階から見た景色が一番綺麗でしたね。素早いのに軸がブレてないのがよく分かる。照明がよく当たって光ってた気がする。照明さんグッジョブ。1階ではわりと近くで見れたと思うけど、近いと余計分かりませんでしたw とにかく彼が全く息が切れていないということだけ分かりましたw

ライビュでもカメラが追いついてなかったような感じがしたけど、BDでは良い感じにおさまっていたら良いなぁ。

あそこで刀剣男士たちと共闘するのは、つけたりならではのシーンよね。でも私にはあんまりまだその共闘の意味がよく分かってなくて、かっこいいシーンだなと思いつつも「?」だった。これもBD来たら改めて観ようと思いまする。


次が最終決戦だったけかな?もう意識が朦朧としてきました()

沖田くんが最終形態で現れた時、最初は世界観が違いすぎて「誰??」ってなってたw 今でこそ見慣れたしあれの良さが分かるんだけども、最初は「なんで??」ってなってましたね…。あれの早着替えわけわからんのよ。配信観た方のポストによると1分半で着替えてるらしい。ちょっと何言ってるか分からない。

あの時の沖田くんのメイクさ、私は東京ぶりに見たけどあの赤いラインなかったよね??大楽、ライン増えてた(伸びてた)よね??なんかこう…言葉にできない感情になりました。アレなんだったの???

ここのシーンは、深堀りしようと思うとたくさんできるところだよね。あそこで菊一文字が出てくるのと、文脈的にそれまでの監査官の台詞があのシーンで一気に繋がってくるのとが重なって、その場に居ないはずの則宗(監査官)の存在感が一番色濃く出ていたりとか、つけたりの刀で戦って負けることで沖田くんのつけたりが終わることとか、いろんなことが凝縮されてる。先にも書いたけど私はまだまだ監査官の台詞を落とし込めていないので、BDでもっと深く落とし込みたいところ。その後の監査官の台詞にも繋がっていくもんね。

私があのシーンで一番好きなのは、沖田くんの名乗りの直前の一瞬の静けさ。たぶんだけど、あれはこの物語の中で一番静かだった瞬間だと思う。照明も暗めで必要最低限。全てが「止む」瞬間。その一瞬の「静」に全神経が集中させられる、独特の緊張感。あーゆー瞬間、大好物なんですよね。痺れる。演劇の醍醐味。

そして近藤さんの名台詞を挟んでからの、広い舞台をフルに使った最終決戦。あれはひたすら興奮するしかなかった。初見から凄かったけど、大楽の殺陣の速さ、やばかったな?あんな殺陣見たことないよ。清光と安定それぞれの本気を受け止める。気迫が凄すぎた。言葉にならん。私が観た3回でも、台詞回しが微妙に違ったりして、それぞれに情緒があった。皆言ってるけど、大楽のあの高速殺陣の中の高速台詞回し、私は見て聞いてるだけなのに追いつきませんでした。なのに、斬られて「そうです、そうですよ…やればできるじゃないですか!!」(曖昧)も、わざわざ立ち止まって傷を噛み締めながら凄く嬉しそうにするんよね…。その緩急。3週間ぶりに観た大楽はそれまでよりもひとつひとつの台詞や動きに情緒が足されてて、こっちの情緒はパニックでした。それまでの、穏やかで大人びた少年のような、病気と一緒に感情も押さえ込んでたような沖田くんからこぼれてくる本音。二振りの刀とだけ共有できる楽しい刹那。沖田総司だったら、そんなふうに近藤さんのために戦えたらどんなに良かったか、と思わずにはいられないでしょうね。その直後の池田屋。それを直に受け止めてた二振りの刀たちはどんな気持ちでしたか…。もうわけわかんなくなってきましたよ。

こんなに速い殺陣でも荒さがない。目的のためなら躊躇わない真っ直ぐな強さ。天號星の人斬り朝吉とは全然違う斬りだなというのは、ど素人の私でも伝わってきた。


続く池田屋。私の記憶が間違いなければ、隊士たちが死ぬ時、みんな走馬灯から戻ってきて死ぬのに、沖田くんだけ隊士姿のままなんだよね。まあ着替えができないとかもあると思うけど、それでも、彼はそこで終わらなければならないという事実が切なすぎた。ということは結局、彼は武士として望んだ形で死ぬ事が出来なかった、ということになるのかな。だとしたら、沖田くんが清光安定に伝えた彼の思いだけが、唯一残せたものになったわけだよね。これも心伝だ。ここにも「心伝 つけたり奇譚の走馬灯」が集約されてる。あそこは辛いシーンだけど、同時に、二振りに気持ちを聞いてもらえて沖田くんは救われただろうと思えたシーンでもあった。

沖田くんの喀血の血飛沫が芸術的だった。血を吐くのが上手いっていう感想見かけたけどこういうことか、という感じ。1回目よりも2回目の方が近くで見れたから、その血飛沫の美しさに目眩がしそうだったよ。そんなにコントロールできるものかね。かなり残念だったのは、2回目にせっかく近くだったのに、ちょーーど3人の顔の当たりに斜め前の人の頭がすっぽり来てしまって一番いいシーンがほとんど見えなかったこと。こればかりは仕方ないけど、惜しすぎた………。血飛沫だけでも肉眼で見れて良かったです。ゆっ沖田くんの表情はBDで改めてしっかり見ようと思います。

大楽で、沖田くんが清光の手を握るの、良かったね。爪が血に染まって清光のネイルと同じだっていうポストをいくつも見かけて、そんなん気付く有識者たち天才だなと思いました…。



ゆっ沖田くんパート多すぎるな…。ここまで読んでくれた人居るんだろうか…居たら何かおごらせてください…。

だがしかしこんなに書いてはいても、まだまだ堪能しきれてないなと思うので、何度も言うようにBD届いたらもっと噛み砕きたいと思います。



ちなみに、「心伝 つけたり奇譚の走馬灯」が集約されてるなと思ったシーンがもうひとつあって、それが近藤さんと刀剣男士たちの戦いのシーン。近藤さんの名台詞を聞きながら、原点である走馬灯を見ながら、彼の心、新撰組の心が受け継がれていったように思えた。

やっぱり、「心伝」というのは伝える側と受け取る側が居て成り立つものなんだなと改めて思った。他にもいろんな「心伝」が見つかるかもしれないな。



EDの傘は、とっっても良かったですね。あんな華やかなEDは見たことないと思う。最後の最後にあーゆー華やかなものを見せてくれて心が温まった。曲も良かったしね。

ゆっ沖田くんが近藤さんよりも後にトリを飾るのが、とても感動的でした。そんなに長く濃くゆっくんのファンやってるわけじゃないけど、それでも嬉しかったな。

ゆっ沖田くんが傘を置いてまた拾うの、どういう意味なのか初見からずっと考えてるけど未だによく分からない…誰か教えてください…泣

最後、2階で踊る姿も素敵でずっと見惚れてた。決してにこやかではないけど(笑)、それでも立ち振る舞いの美しさなのか、情緒を感じるんだよねぇ…。BD届いたら何度でも見直したい、お気に入りのところ。


大楽のカテコのひとことはツッコミどころ満載だし、バックヤードのコメントは丸パクリだし、本編を露ほども引きずらないのが彼の良いところなんだなと思えて元気になりましたww

最後の「バイバーイ」が可愛すぎて全部もってかれたのは内緒です🤫






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は~~~~。やっと終わりました。8月入っちまってるやん泣き笑い

書き残したことがないかどうかは不安だけど、概ね残せたのではなかろうか…


ここ1ヶ月強はゆっくんのことばっかり考えて、ゆっ沖田くんに思いを馳せて、とても楽しい日々でした。

現場での記憶はどうしてもなくなっていってしまうけど、それでも残るものがあることも知っているので、感謝しつつBDを待とうと思います。


全49公演、本当にお疲れ様でした!!

初めての刀ステ、本当に楽しかったです。

カテコで言ってた通り、ゆっくんが刀剣男士として出るのを楽しみにしています笑

素敵な物語をありがとうございました✨✨